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Systemwalker Operation Manager Systemwalker for ERPパッケージジョブ連携ガイド SAP ERP編
FUJITSU Software

5.3.2 r3usrmod セション開設用情報の変更

記述形式

r3usrmod [ -d destination ] [ -c client-number ] [ -u user ] [ -l language ] [ -a annotation ] login

利用方法

セション開設用情報は、Systemwalker Operation Manager サーバに登録されています。変更作業は、SAP ERP ジョブ連携を導入したSystemwalker Operation Manager サーバ上で行います。r3usrmodコマンドは、システム管理者のみ使用できます。

機能説明

r3usrmodコマンドは、Systemwalker Operation ManagerがSAP ERP システムとの通信セションを開設するときに使用するセション開設用情報を変更します。

r3usrmodコマンドで編集するセション開設用情報はr3passwdファイルに格納されています。このr3passwdファイルは、1行当たり1024バイトの制限があり、この制限を超えた部分は無視されます。

オプション

以下に、r3usrmodコマンドのオプションおよび引数について説明をします。各オプションで文字列を指定する場合、特に説明がない限り、コロン(:)以外の印刷可能な文字列を指定します。また、数値を指定する場合、特に説明がない限り、0~2147483647までの範囲の数値を指定します。

印刷可能な文字列とは、英数字などの文字列のことです。

-d destination

sapnwrfc.iniファイルのDEST制御文に登録されている接続先システム定義名を指定します。

-c client-number

SAP ERP システムに接続する時に使用するクライアント番号を指定します。クライアント番号とは、SAP ERP システムに登録したユーザの付加情報で、SAP ERP システムにユーザを登録したときに同時に定義した情報です。

-u user

SAP ERP システムに接続する時に使用するユーザ名を指定します。

-l language

SAP ERP システムに接続した時に出力されるログ言語を指定します。指定可能な言語は、日本語、英語です。日本語の場合はJまたはJA、英語の場合はEまたはENを指定します。

-a annotation

注釈を指定します。

login

変更対象のセション開設用情報名を指定します。

コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin

Solaris/ Linux

/usr/bin

ファイル

データが格納されているファイルを以下に示します。

セション開設用情報ファイル

Windows

Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ¥MPWALKER.JM¥Mpmjessv¥R3¥r3passwd

Solaris/Linux

/etc/mjes/r3/r3passwd