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Systemwalker Operation Manager  クラスタ適用ガイド Windows編
FUJITSU Software

4.5 Microsoft(R) Fail Over Clusteringシステムにおけるサービスの起動/停止

Microsoft(R) Fail Over Clusteringシステム運用における、Systemwalker Operation Managerの起動・停止について説明します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、サブシステム0をクラスタ運用しないで動作させ、サブシステム1をクラスタ運用で動作させる場合を例として説明します。

サービスの起動

Systemwalker Operation Managerのサービスを起動する手順を説明します。

  1. Systemwalker Operation Managerの所有権を運用系に移動します。

    移動するには、マウスカーソルをSystemwalker Operation Manager用のクラスタサービスに位置づけた状態で右クリックし、[移動]-[最適なノード]または、[ノードの選択]より移動先として運用系のノードを指定します。

  2. soperationmgrコマンドで、Systemwalker Operation Managerのサービスを起動します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録しないサブシステムの、ジョブスケジューラサービスおよびジョブ実行制御サービスも起動されます。

  3. [フェールオーバー クラスターマネージャー]で、Systemwalker Operation Manager用のクラスタサービスを確認し、登録したすべてのリソースがオンラインになっているか確認します。登録したすべてのリソースがオンラインになっていない場合は、[フェールオーバー クラスターマネージャー]で、Systemwalker Operation Manager用のクラスタサービスをオンラインにします。

サービスの停止

Systemwalker Operation Managerのサービスを停止する手順を説明します。

  1. [フェールオーバー クラスターマネージャー]で、Systemwalker Operation Manager用のクラスタサービスをオフラインにすることで、クラスタシステムに登録されたSystemwalker Operation Managerのサービスを停止します。

    1:1運用待機(サブシステムなし)、N:1運用待機の場合は、以下のサービスが停止します。

    • Systemwalker MpJobsch

    • Systemwalker MpMjes

    • Systemwalker MpStem(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

    1:1運用待機(サブシステムあり)の場合は、クラスタシステムに登録したサブシステムの、ジョブスケジューラサービスおよびジョブ実行制御サービスが停止します。サブシステム0とサブシステム1を登録した場合は、以下のサービスが停止します。

    • Systemwalker MpJobsch

    • Systemwalker MpMjes

    • Systemwalker MpStem(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

    • Systemwalker MpJobsch1

    • Systemwalker MpMjes1

    • Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

    1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録したサブシステムの、ジョブスケジューラサービスおよびジョブ実行制御サービスが停止します。サブシステム1のみクラスタ運用する場合は、以下のサービスが停止します。

    • Systemwalker MpJobsch1

    • Systemwalker MpMjes1

    • Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

    2ノード相互待機の場合で、サブシステム1とサブシステム2を作成して、クラスタシステムに登録した場合は、以下のサービスが停止します。

    • Systemwalker MpJobsch1

    • Systemwalker MpMjes1

    • Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

    • Systemwalker MpJobsch2

    • Systemwalker MpMjes2

    • Systemwalker MpStem2(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

  2. poperationmgrコマンドで、Microsoft(R) Fail Over Clusteringに登録されていないSystemwalker Operation Managerのサービスを停止します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録しないサブシステムの、ジョブスケジューラサービスおよびジョブ実行制御サービスも停止されます。

MpJmCalとMpJobschのサービスは連動して動作します。そのため、起動するときはMpJmCalが動作している状態でMpJobschを起動し、停止するときはMpJobschが停止している状態でMpJmCalを停止してください。MpJobschが動作している状態でMpJmCalを停止すると、MpJobschも強制的に停止し、フェールオーバが発生します。

注意

  • [Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウ-[サービス制御]でのサービスの起動・停止は行わないでください。

  • マスタスケジュール管理環境設定を行う際に、[マスタスケジュール管理環境設定]ダイアログボックスでのジョブスケジューラサービスの再起動は行わないでください。

注意

[コントロールパネル]の[管理ツール]-[サービス]ダイアログボックスで、以下のサービスの起動・停止は行わないでください。[フェールオーバー クラスターマネージャー]で、サービスが障害で停止したと認識する場合があります。

1:1運用待機サブシステムなし、N:1運用待機の場合

  • Systemwalker MpJobsch

  • Systemwalker MpMjes

  • Systemwalker MpStem(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

1:1運用待機サブシステムあり

クラスタシステムに登録したサブシステムの、ジョブスケジューラサービス、ジョブ実行制御サービスおよびマスタスケジュール管理機能サービス(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)。例えば、サブシステム0とサブシステム1を登録した場合は以下のサービス

  • Systemwalker MpJobsch

  • Systemwalker MpMjes

  • Systemwalker MpStem(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

  • Systemwalker MpJobsch1

  • Systemwalker MpMjes1

  • Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

1:1運用待機サブシステムあり一部クラスタ運用

クラスタシステムに登録したサブシステムの、ジョブスケジューラサービス、ジョブ実行制御サービスおよびマスタスケジュール管理機能サービス(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)。例えば、サブシステム1のみクラスタに登録した場合は以下のサービス

  • Systemwalker MpJobsch1

  • Systemwalker MpMjes1

  • Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

2ノード相互待機の場合

  • Systemwalker MpJobsch1

  • Systemwalker MpMjes1

  • Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

  • Systemwalker MpJobsch2

  • Systemwalker MpMjes2

  • Systemwalker MpStem2(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)

注意

ジョブスケジューラサービス“Systemwalker MpJobsch”が動作するためには、カレンダサービス“Systemwalker MpJmCal”がジョブスケジューラサービスよりも先に起動している必要があります。