Microsoft(R) Fail Over Clusteringシステム運用における、Systemwalker Operation Managerの起動・停止について説明します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、サブシステム0をクラスタ運用しないで動作させ、サブシステム1をクラスタ運用で動作させる場合を例として説明します。
サービスの起動
Systemwalker Operation Managerのサービスを起動する手順を説明します。
Systemwalker Operation Managerの所有権を運用系に移動します。
移動するには、マウスカーソルをSystemwalker Operation Manager用のクラスタサービスに位置づけた状態で右クリックし、[移動]-[最適なノード]または、[ノードの選択]より移動先として運用系のノードを指定します。
soperationmgrコマンドで、Systemwalker Operation Managerのサービスを起動します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録しないサブシステムの、ジョブスケジューラサービスおよびジョブ実行制御サービスも起動されます。
[フェールオーバー クラスターマネージャー]で、Systemwalker Operation Manager用のクラスタサービスを確認し、登録したすべてのリソースがオンラインになっているか確認します。登録したすべてのリソースがオンラインになっていない場合は、[フェールオーバー クラスターマネージャー]で、Systemwalker Operation Manager用のクラスタサービスをオンラインにします。
サービスの停止
Systemwalker Operation Managerのサービスを停止する手順を説明します。
[フェールオーバー クラスターマネージャー]で、Systemwalker Operation Manager用のクラスタサービスをオフラインにすることで、クラスタシステムに登録されたSystemwalker Operation Managerのサービスを停止します。
1:1運用待機(サブシステムなし)、N:1運用待機の場合は、以下のサービスが停止します。
Systemwalker MpJobsch
Systemwalker MpMjes
Systemwalker MpStem(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
1:1運用待機(サブシステムあり)の場合は、クラスタシステムに登録したサブシステムの、ジョブスケジューラサービスおよびジョブ実行制御サービスが停止します。サブシステム0とサブシステム1を登録した場合は、以下のサービスが停止します。
Systemwalker MpJobsch
Systemwalker MpMjes
Systemwalker MpStem(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
Systemwalker MpJobsch1
Systemwalker MpMjes1
Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録したサブシステムの、ジョブスケジューラサービスおよびジョブ実行制御サービスが停止します。サブシステム1のみクラスタ運用する場合は、以下のサービスが停止します。
Systemwalker MpJobsch1
Systemwalker MpMjes1
Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
2ノード相互待機の場合で、サブシステム1とサブシステム2を作成して、クラスタシステムに登録した場合は、以下のサービスが停止します。
Systemwalker MpJobsch1
Systemwalker MpMjes1
Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
Systemwalker MpJobsch2
Systemwalker MpMjes2
Systemwalker MpStem2(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
poperationmgrコマンドで、Microsoft(R) Fail Over Clusteringに登録されていないSystemwalker Operation Managerのサービスを停止します。1:1運用待機(サブシステムあり、一部クラスタ運用)の場合は、クラスタシステムに登録しないサブシステムの、ジョブスケジューラサービスおよびジョブ実行制御サービスも停止されます。
MpJmCalとMpJobschのサービスは連動して動作します。そのため、起動するときはMpJmCalが動作している状態でMpJobschを起動し、停止するときはMpJobschが停止している状態でMpJmCalを停止してください。MpJobschが動作している状態でMpJmCalを停止すると、MpJobschも強制的に停止し、フェールオーバが発生します。
注意
[Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウ-[サービス制御]でのサービスの起動・停止は行わないでください。
マスタスケジュール管理環境設定を行う際に、[マスタスケジュール管理環境設定]ダイアログボックスでのジョブスケジューラサービスの再起動は行わないでください。
注意
[コントロールパネル]の[管理ツール]-[サービス]ダイアログボックスで、以下のサービスの起動・停止は行わないでください。[フェールオーバー クラスターマネージャー]で、サービスが障害で停止したと認識する場合があります。
1:1運用待機(サブシステムなし)、N:1運用待機の場合
Systemwalker MpJobsch
Systemwalker MpMjes
Systemwalker MpStem(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
1:1運用待機(サブシステムあり)
クラスタシステムに登録したサブシステムの、ジョブスケジューラサービス、ジョブ実行制御サービスおよびマスタスケジュール管理機能サービス(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)。例えば、サブシステム0とサブシステム1を登録した場合は以下のサービス
Systemwalker MpJobsch
Systemwalker MpMjes
Systemwalker MpStem(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
Systemwalker MpJobsch1
Systemwalker MpMjes1
Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
1:1運用待機(サブシステムあり一部クラスタ運用)
クラスタシステムに登録したサブシステムの、ジョブスケジューラサービス、ジョブ実行制御サービスおよびマスタスケジュール管理機能サービス(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)。例えば、サブシステム1のみクラスタに登録した場合は以下のサービス
Systemwalker MpJobsch1
Systemwalker MpMjes1
Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
2ノード相互待機の場合
Systemwalker MpJobsch1
Systemwalker MpMjes1
Systemwalker MpStem1(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
Systemwalker MpJobsch2
Systemwalker MpMjes2
Systemwalker MpStem2(マスタスケジュール管理機能が有効な場合)
注意
ジョブスケジューラサービス“Systemwalker MpJobsch”が動作するためには、カレンダサービス“Systemwalker MpJmCal”がジョブスケジューラサービスよりも先に起動している必要があります。