高速切替方式およびGS連携方式の全ての物理インタフェース、NIC切替方式のプライマリ物理インタフェースのIPアドレスを、“F.1 複製先システムのネットワーク設計”において事前に決めておいたIPアドレスに変更します。なお、仮想NIC方式については、物理インタフェースにIPアドレスを割当てないため本手順は不要です。
物理インタフェースの設定(/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethXファイル)を編集し、IPアドレス、ネットマスク、ネットワークアドレス、ブロードキャストアドレスを複製先の環境に合わせて修正してください。デフォルトゲートウェイが記載されている場合は、ゲートウェイアドレスも複製先の環境に合わせて修正してください。
以下は、【設計例1:高速切替方式 - シングルシステム】で eth0 の設定を変更する場合の例です。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0の内容
[変更前]
DEVICE=eth0 BOOTPROTO=static HWADDR=XX:XX:XX:XX:XX:XX HOTPLUG=no BROADCAST=192.168.70.255 IPADDR=192.168.70.1 NETMASK=255.255.255.0 NETWORK=192.168.70.0 ONBOOT=yes TYPE=Ethernet |
[変更後]
DEVICE=eth0 BOOTPROTO=static HWADDR=XX:XX:XX:XX:XX:XX HOTPLUG=no BROADCAST=192.168.170.255 IPADDR=192.168.170.1 NETMASK=255.255.255.0 NETWORK=192.168.170.0 ONBOOT=yes TYPE=Ethernet |