使用する二重化方式を決めます。選択可能な二重化方式を表3.1 選択可能な二重化方式に示します。
なお、二重化方式選定方法については“1.1.2 二重化方式の選定基準”を参照してください。
二重化方式名 | 選択基準 |
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高速切替方式 | 通信相手が高速切替方式を使用しているサーバの場合、本方式を選択します。本方式は、多重化した伝送路の障害を早期に検出し、障害検出時は通信を正常な伝送路へ即時に切替えることが可能です。 |
NIC切替方式 | ホットスタンバイ構成のルータや、負荷分散装置、他社サーバ等、様々な機器が混在するネットワーク上にLinuxサーバを配置する場合、本方式を選択します。 |
仮想NIC方式 | 以下の場合に選択します。 ・ホットスタンバイ構成のルータや、負荷分散装置、他社サーバ等、様々な機器が混在するネットワーク上にLinuxサーバを配置する場合 ・マルチキャスト通信、IPv6を使用する場合 ・仮想マシンの管理OSでゲストOSの通信を二重化する場合 |
GS連携方式 | GS、PRIMEQUEST、またはPRIMERGYの間で伝送路の多重化を行う場合、本方式を選択します。 |
1つのシステム上に複数の仮想インタフェースを生成し、複数の二重化方式を同時に使用することも可能です。
二重化方式は、hanetconfig createコマンドの-mオプションで指定します。