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Interstage Application Server V12.1.0 J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)
FUJITSU Software

27.5 CORBAサービスのチューニング

以下について説明します。


Interstageシステム定義ファイルの生成

通常の運用ではカスタマイズの必要はありません。

Interstageの接続クライアント数を変更する場合は、システム規模にあわせてisgendefコマンドのscale-valueの値を設定してください。
isgendefコマンドの詳細については、“運用ガイド(基本編)”の“Interstage統合コマンドによる運用操作”を参照してください。


CORBAサービス環境定義のチューニング

通常の運用ではカスタマイズの必要はありません。

システム規模の拡張やIJServerの追加によりデフォルト値の設定で資源が不足する場合は、「チューニングガイド」-「Interstageのチューニング」に記載されている「CORBAサービスの動作環境ファイル」の加算値を参照して、InterstageをインストールしたマシンでCORBAサービス環境定義のステートメント値を加算してください。


EJBサービスを使用する場合

IJServerの作成/削除、EJBアプリケーションを配備/配備解除するために、EJBサービスとしてCORBAサービスの資源を使用します。以下の値を加算してください。

ステートメント

加算値

max_processes

1

max_IIOP_resp_con

1


IJServerを追加した場合

IJServerの追加または、IJServerのプロセス多重度を変更する場合には、以下の値を加算してください。

ステートメント

加算値

max_processes

追加するIJServerのプロセス多重度 (注1)

max_exec_instance

追加するIJServer(EJBコンテナ)のプロセス数 × 64(IJServer作成時に指定する同時処理数の最大値) (注2)

max_impl_rep_entries

3 (注2)

1) すべてのIJServerのタイプの場合で加算してください。

2) 以下のIJServerのタイプの場合に加算してください。

クライアントアプリケーションを追加した場合

J2EEアプリケーションクライアントまたは、アプレットからEJBアプリケーションを呼び出す場合には、以下の値を加算してください。

ステートメント

加算値

max_IIOP_resp_con

追加するクライアントアプリケーションのプロセス数


EJBアプリケーションを呼び出すアプリケーションをIJServerに配備した場合

別マシンや別プロセスからEJBアプリケーションを呼び出す場合、以下の値を加算してください。

ステートメント

加算値

max_IIOP_resp_con

EJBアプリケーションを呼び出す側のIJServerのプロセス数


上記のEJBアプリケーションを呼び出すアプリケーションのプロセス数には、以下の表に示すプロセス数の合計値を使用してください。

注意

EJBアプリケーションを使用する場合、CORBAサービスの無通信監視は使用できません。