以下について説明します。
HTMLファイルの記述
アプレットを実行するには、HTMLファイルで<applet>タグを使用してアプレットを指定します。
注意
JBKプラグインを使用してください。ブラウザのJavaVMやJava Plug-inは使用できません。
例
記述例
以下にHTMLファイルの記述例を示します(タイトル: Java sample Applet、Javaアプレット: Sample)。
JBKプラグインを使用する場合は、HTMLファイルを以下のように記述してください。詳細については、Interstage Studioの“J Business Kit オンラインマニュアル”を参照してください。
<HTML> <HEAD><!--demo.html--> <TITLE>Java sample Applet </TITLE> </HEAD> <BODY> <OBJECT CLASSID="CLSID:BEA62964-C40B-11D1-AACA-00A0C9216A67" WIDTH=300 HEIGHT=250> <PARAM NAME="TYPE" VALUE="application/x-JBK-Plugin"> <PARAM NAME="CODE" VALUE="Sample.class"> <COMMENT> <EMBED TYPE="application/x-JBK-Plugin" NAME="Sample" CODE="Sample.class" WIDTH=300 HEIGHT=250> </EMBED> </COMMENT> </OBJECT> </BODY> </HTML>
<PARAM>タグのARCHIVE指定、および<EMBED>タグのARCHIVE指定でSample.jarをダウンロードするように指定します。
<HTML> <HEAD><!--demo.html--> <TITLE>Java sample Applet </TITLE> </HEAD> <BODY> <OBJECT CLASSID="CLSID:BEA62964-C40B-11D1-AACA-00A0C9216A67" WIDTH=300 HEIGHT=250> <PARAM NAME="TYPE" VALUE="application/x-JBK-Plugin"> <PARAM NAME="CODE" VALUE="Sample.class"> <PARAM NAME="ARCHIVE" VALUE="Sample.jar"> <COMMENT> <EMBED TYPE="application/x-JBK-Plugin" CODE="Sample.class" ARCHIVE="Sample.jar" WIDTH=300 HEIGHT=250> </EMBED> </COMMENT> </OBJECT> </BODY> </HTML>
アプレットのプログラミング
EJBクライアントを使用してクライアントアプリケーションをJavaアプレットとして開発する場合は、Javaアプリケーションと以下が違います。また、HTMLファイルの<applet>タグで記述したクラス名でクラス宣言します。
例
以下に、Javaアプレットでのlookup処理の記述例を示します。
import java.awt.*; // 抽象ウィンドウツールキットクラス public class Sample extends java.applet.Applet //appletクラスの宣言 { ・・・ // InitialContext獲得 Hashtable env = new Hashtable(); ・・・・1 env.put("java.naming.factory.initial", "com.fujitsu.interstage.ejb.jndi.FJCNCtxFactoryForClient"); ・・・・1 env.put("java.naming.applet", this); ・・・・1 javax.naming.Context ic = new javax.naming.InitialContext(env); ・・・・2 // lookup java.lang.Object Obj = (java.lang.Object)ic.lookup("SampleBean"); ・・・3 // homeのnarrow() h = (SampleHome)javax.rmi.PortableRemoteObject.narrow(Obj, SampleHome.class); ・・4 }
Contextを作成するときの環境情報を設定します。このとおりに記述してください。
lookupするためのContextを作成します。このとおりに記述してください。
lookupを行います。引数にEJBアプリケーション名を指定してください。lookupに失敗した場合、javax.naming.NameNotFoundException例外が発生します。
失敗の理由は当例外の詳細メッセージとして通知されます。
lookupに失敗したときの対処方法については“メッセージ集”の“J2EE使用時に出力される例外”の“lookup処理で例外が発生した場合の対処”を参照してください。
lookupしたオブジェクトをnarrowします。javax.rmi.PortableRemoteObject.narrowを発行してください。
注意
InitialContextの獲得(上記1~2)は、アプリケーション内で1回だけ実行するようにコンストラクタなどで実行してください。
プレインストール型の環境変数の設定方法については、“4.2.1 クライアント環境での環境設定”を参照してください。
Javaアプレットのファイル名は、アプレット内で宣言したクラス名と同じ(大文字/小文字の区別あり)にしてください。
Javaクラスファイルのアーカイブ
以下のクラスファイルをjarファイル化します。
アプレット
複数のクラスファイルをjarファイル化することにより、Webサーバからのダウンロードにかかる時間を短縮できます。
Interstage Studioでアプレットを作成する場合は自動的にjarファイル化されます。Interstage Studioを使用したアプレットの開発についての詳細は、“Interstage Studio ユーザーズガイド”を参照してください。
Interstage Studioを使用しない場合は、jarコマンドを使用してjarファイル化してください。
jarコマンドの使用方法については、JDKのドキュメントを参照してください。
例
以下に、jarコマンドの使用例を示します。
jar cvf SampleApplet.jar *.class samplepkg\*.class
jar cvf SampleApplet.jar *.class samplepkg/*.class
作成するjarファイル名とjarファイル化するクラスファイルを指定します。作成されたjarファイルにはサブフォルダ内のファイルが含まれています。
注意
Portable-ORBを使用しないでアプレットを利用する場合は、使用するEJBアプリケーションのクライアント配布物をWebサーバからダウンロードして使用することはできません。クライアント配布物はクライアント環境に複写して、複写先のjarまたはフォルダをクラスパスに設定して使用してください。