セションリカバリを使用するためには、以下の設定をします。
Session Registry Serverの設定
Session Registry Clientの設定
ここでは、Session Registry Serverの設定について説明します。
Session Registry Clientの設定については、“9.4 Session Registry Clientの設定”を参照してください。
概要
セションリカバリを使用するためにはSession Registry Serverを用意する必要があります。
IJServerではセションをバックアップするSession Registry Serverを指定し、セションリカバリ機能を使用します。
注意
Webアプリケーションの動作するIJServerとSession Registry Serverを別マシンで運用する場合、Session Registry Serverを運用する環境では、“Webサーバとワークユニットを同一のマシンで運用しない”設定とする必要があります。
設定方法
Session Registry Serverを作成します。
Session Registry ServerはIJServer上で動作します。Session Registry Server用のIJServerを作成し、Session Registry Serverを配備します。
注意
ユーザアプリケーションを運用するIJServerと、Session Registry Serverを運用するIJServerは別に用意します。
Session Registry Serverは、以下の手順で作成します。
1. システムの環境設定
Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと別マシンで運用する場合、Interstage管理コンソールのシステムの環境設定で以下を設定する必要があります。
[システム] > [環境設定] > [詳細設定] > [Servletサービス詳細設定] > [Webサーバとワークユニットを同一のマシンで運用する]で“運用しない”を設定
2. Session Registry Server用のワークユニットの作成
Session Registry Server用のワークユニットを、以下のどちらかの方法で作成します。
Interstage管理コンソールを使用して作成する
詳細は、“9.3.1 Session Registry Server用のワークユニットの作成(Interstage管理コンソールを使用))”を参照してください。
isj2eeadminコマンドを使用して作成する
詳細は、“9.3.2 Session Registry Server用のワークユニットの作成(isj2eeadminコマンドを使用))”を参照してください。
3. Session Registry Serverの配備
Session Registry Serverを、以下のどちらかの方法で配備します。
Interstage管理コンソールを使用して配備する
詳細は、“9.3.3 Session Registry Serverの配備(Interstage管理コンソールを使用))”を参照してください。
ijsdeploymentコマンドを使用して配備する
詳細は、“9.3.4 Session Registry Serverの配備(ijsdeploymentコマンドを使用))”を参照してください。
注意
Session Registry Server用のIJServerには、他のWebアプリケーションは配備しないでください。
4. Session Registry Server環境定義ファイルの設定
Session Registry Server環境定義ファイルの設定を行います。
Session Registry Server環境定義ファイルは以下に保管されています。
[IJServerディレクトリ]\apps\srs.ear\srs.war\WEB-INF\web.xml
[IJServerディレクトリ]/apps/srs.ear/srs.war/WEB-INF/web.xml
設定内容については、“9.3.5 Session Registry Server環境定義ファイルの設定内容”を参照してください。