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Interstage Application Server V12.1.0 J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)
FUJITSU Software

3.11 動作環境のカスタマイズと確認

ここでは、動作環境のカスタマイズの方法と、何らかの理由により、J2EEアプリケーションが動作しなくなった場合に確認すべき内容について説明します。

ポイント


Interstage Application Serverのインストール後には、J2EEアプリケーションが登録されていない状態でデフォルトのIJServerが登録されます。デフォルトのIJServerは“IJServer”という名前で登録され、実際の運用に利用できます。
すぐにJ2EEアプリケーションを実行させたい場合には、お手持ちのJ2EEアプリケーションを配備してください。

ここでは、以下について説明します。

環境変数の設定

環境変数CLASSPATHに、次の値が設定されていない場合は設定してください。

C:\Interstage\J2EE\lib\isj2ee.jar

/opt/FJSVj2ee/lib/isj2ee.jar

Javaの環境設定

Javaのインストール

Interstageのサーバパッケージをインストールする場合

Javaの環境変数

Interstage上で、J2EEアプリケーションを動作させる場合は、Javaの環境設定を行う必要があります。環境変数PATHに、以下の値が設定されていない場合は設定してください。

JDK使用時:C:\Interstage\JDK8\jre\bin
JRE使用時:C:\Interstage\JRE8\bin

JDK使用時:/opt/FJSVawjbk/jdk8/jre/bin
JRE使用時:/opt/FJSVawjbk/jre8/bin

注意

Javaの環境変数に関する注意事項

環境変数の“PATH”は、使用するシェルによっては“path”となる場合がありますので、環境に合わせて設定してください。
ディレクトリ中にバージョンが含まれている場合は適宜読み替えて設定してください。
Java VMのバージョンの違いによる非互換等の問題を防ぐため、開発/配備/運用で使用するJDK/JREのバージョンは一致させる事を推奨します。また、J2EEアプリケーションクライアント、Webアプリケーション、EJBアプリケーションが連携して動作する場合なども、おのおのが使用するJava VMのバージョンの違いによる非互換等の問題を防ぐため、使用するJDK/JREのバージョンを一致させることを推奨します。

IJServerを利用する場合の設定

Java環境設定ファイル

IJServerを利用する場合はJava環境設定ファイルへの設定が必要です。
Interstageのインストール時にJavaの環境設定が設定されていない場合、または、SolarisまたはLinuxでカスタムインストールでJavaを後からインストールした場合または、Javaを追加インストールした場合は、Java環境設定ファイルにJavaを追加で設定してください。

Java環境設定ファイルは、以下のディレクトリに作成されます。

C:\Interstage\J2EE\etc\java_config.txt

/opt/FJSVj2ee/etc/java_config.txt

以下に、設定形式と設定する場合の注意事項について説明します。

設定形式

以下の形式で設定してください。

使用するJavaの種別 = Javaのインストールディレクトリ

  • 使用するJavaの種別
    使用するJavaは、以下のように記述してください。

    • JDKを使用する場合・・・JDK60DIR

    • JREを使用する場合・・・JRE60DIR

  • Javaのインストールディレクトリ
    Javaのインストールディレクトリは、絶対パス形式で設定してください。

C:\Interstage\jdk8にインストールしたJDK8を使用する場合の記述例
    JDK60DIR = C:\Interstage\jdk8

/opt/FJSVawjbk/jdk8にインストールしたJDK8を使用する場合の記述例
    JDK60DIR = /opt/FJSVawjbk/jdk8

注意

Java環境設定ファイルに関する注意事項

  • Java環境設定ファイル(java_config)には、コメント行を記述することはできません。先頭が#、!などの記号の場合は、不当な情報として扱います。

  • 業務運用中に、Java環境設定ファイルの削除や内容の変更をしないでください。

  • Interstageのインストール時にJDKを選択した場合、Java環境としてJDKの中に含まれるJREを使用することはできません。この場合、「使用するJavaの種別」に“JDK60DIR”を指定し、Java環境としてJDKを使用するようにしてください。

  • Java環境設定ファイルに情報を設定する場合は、管理者権限で実施してください。

  • 業務運用中に、Java環境設定ファイルの削除や内容の変更をしないでください。

  • Java環境設定ファイルの「使用するJavaの種別」にJRE60DIRを指定した場合は、「Javaのインストールディレクトリ」に、JDK配下のJREを設定しないでください。JREをインストールしたディレクトリを設定してください。

EJBサービス運用コマンドを利用する場合の設定

EJBのJava環境設定ファイル

EJBサービス運用コマンドを利用する場合は、EJBのJava環境設定ファイルの設定が必要です。
以下のいずれかに該当している場合は、Java環境設定ファイルにJavaを追加で設定してください。

Java環境設定ファイルは、以下のディレクトリに作成されます。

C:\Interstage\EJB\etc\java_config.txt

/opt/FJSVejb/etc/java_config.txt

以下に設定形式と設定する場合の注意事項について説明します。

設定形式

以下の形式で設定してください。

使用するJavaの種別 = Javaのインストールディレクトリ

  • 使用するJavaの種別
    使用するJavaの種別は、以下のように記述してください。

    • JDKを使用する場合・・・JDK60DIR

    • JREを使用する場合・・・JRE60DIR

  • Javaのインストールディレクトリ
    Javaのインストールディレクトリは、絶対パス形式で設定してください。

C:\Interstage\jdk8にインストールしたJDK8を使用する場合の記述例
    JDK60DIR = C:\Interstage\jdk8

/opt/FJSVawjbk/jdk8にインストールしたJDK8を使用する場合の記述例
    JDK60DIR = /opt/FJSVawjbk/jdk8

注意

Java環境設定ファイルに関する注意事項

  • Java環境設定ファイル(java_config)には、コメント行を記述することはできません。先頭が#、!などの記号の場合は、不当な情報として扱います。

  • 業務運用中に、Java環境設定ファイルの削除や内容の変更をしないでください。

  • Interstageのインストール時にJDKを選択した場合、Java環境としてJDKの中に含まれるJREを使用することはできません。この場合、「使用するJavaの種別」に“JDK60DIR”を指定し、Java環境としてJDKを使用するようにしてください。

  • Java環境設定ファイルに情報を設定する場合は、管理者権限で実施してください。

  • 業務運用中に、Java環境設定ファイルの削除や内容の変更をしないでください。

  • Java環境設定ファイルの「使用するJavaの種別」にJRE60DIRを指定した場合は、「Javaのインストールディレクトリ」に、JDK配下のJREを設定しないでください。
    JREをインストールしたディレクトリを設定してください。