ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V12.1.0 シングル・サインオン運用ガイド
FUJITSU Software

6.1.4 アプリケーションの実行

  シングル・サインオンJavaAPIを利用するJavaアプリケーションの実行方法について説明します。

(1)システムプロパティの設定

  シングル・サインオンJavaAPIを利用するJavaアプリケーションを実行する場合、JavaVM起動時に以下のシステムプロパティの設定が必要になります。

システムプロパティ

設定する値

java.security.auth.login.config

ログイン構成ファイルの絶対パス名

■Java EE 6を使用する場合

  システムプロパティについては、以下の手順で設定してください。

  1. JVMオプションの削除
    asadminコマンドにdelete-jvm-optionsサブコマンドを指定して、JVMオプション“java.security.auth.login.config”を削除してください(注)

  2. JVMオプションの追加
    asadminコマンドにcreate-jvm-optionsサブコマンドを指定して、JVMオプション“java.security.auth.login.config”を追加してください(注)

注)asadminコマンドの詳細については、“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”の“Java EE 6運用コマンド”-“asadmin”を参照してください。

■Java EE 7を使用する場合

  システムプロパティについては、以下の手順で設定してください。

  1. JVMオプションの削除
    asadminコマンドにdelete-jvm-optionsサブコマンドを指定して、JVMオプション“java.security.auth.login.config”を削除してください(注)

  2. JVMオプションの追加
    asadminコマンドにcreate-jvm-optionsサブコマンドを指定して、JVMオプション“java.security.auth.login.config”を追加してください(注)

注)asadminコマンドの詳細については、“Java EE 7 設計・構築・運用ガイド”の“Java EE 7運用コマンド”-“asadmin”を参照してください。

■J2EEを使用する場合
  システムプロパティについては、Interstage管理コンソールでIJServerワークユニットの環境設定にあるJavaVMオプションに設定してください。


  システムプロパティは、同一VM内で動作するすべてのアプリケーションで同じ値となります。

(2)アプリケーションの起動

■Java EE 6、およびJava EE 7を使用する場合
  IJServerクラスタを起動してください。

■J2EEを使用する場合
  IJServerワークユニットを起動してください。

  ログイン構成ファイルを更新した場合や、業務サーバの環境設定で[Webアプリケーションとの連携]の[ユーザ情報の通知]の設定を更新した場合、または、業務システムを再構築した場合はアプリケーションを再起動する必要があります。アプリケーションがサーブレットアプリケーションの場合は、IJServerクラスタを停止し、再起動してください。