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Interstage Application Server V12.1.0 移行ガイド
FUJITSU Software

5.11.2 Interstage Application Server V7.0/8.0からのサーバの移行

以下の製品からのサーバの移行方法を説明します。

移行手順

バックアップ、およびリストアにより移行します。
ただし、上記製品でバックアップした各サーバの資源を、本バージョンでリストアする場合、ssorestoreコマンドを使用することはできません。以下の手順でリストアしてください。


リストア方法(リポジトリサーバの資源)

バックアップ用ディレクトリのリポジトリサーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。


  1. xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリのリポジトリサーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。

    xcopy /E /I X:\Backup\ssoatcsv\conf C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcsv\conf
  2. リポジトリサーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。


  1. cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのリポジトリサーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。

    cp -rp /backup/FJSVssosv/conf  /etc/opt/FJSVssosv
  2. リポジトリサーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。


リストア方法(認証サーバの資源)

バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源(ディレクトリ)をもとのディレクトリにコピーします。


  1. xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。

    xcopy /E /I X:\Backup\ssoatcag\conf C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcag\conf
  2. xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源(ディレクトリ)をもとのディレクトリにコピーします。

    xcopy /E /I X:\Backup\ssoatcag\template C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcag\pub\template
  3. 認証サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。 (注)


  1. cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。

    cp -rp /backup/FJSVssoac/conf  /etc/opt/FJSVssoac
  2. cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。

    cp -rp /backup/FJSVssoac/template  /etc/opt/FJSVssoac/pub
  3. 認証サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。 (注)

) セションの管理を行っていない場合は、[詳細設定[表示]]をクリックし、[認証基盤の情報] > [認証基盤のURL]に認証基盤のURLを指定してください。


リストア方法(業務サーバの資源)

バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源(ディレクトリ)をもとのディレクトリにコピーします。


  1. xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。

    xcopy /E /I X:\Backup\ssoatzag\conf C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\conf
  2. xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源(ディレクトリ)をもとのディレクトリにコピーします。

    xcopy /E /I X:\Backup\ssoatzag\template C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\pub\template
  3. 業務サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。


  1. cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。

    cp -rp /backup/FJSVssoaz/conf  /etc/opt/FJSVssoaz
  2. cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。

    cp -rp /backup/FJSVssoaz/template  /etc/opt/FJSVssoaz/pub
  3. 業務サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。


リストア方法(Javaアプリケーション)

バックアップ用ディレクトリのJavaアプリケーションの資源をもとのディレクトリにコピーします。

注意

Javaアプリケーションを開発する場合にリストアしてください。


copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリのJavaアプリケーションの資源をもとのディレクトリにコピーします。

Javaアプリケーションの格納ディレクトリがC:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\sampleの場合

copy  X:\Backup\ssoatzag\java\Javaアプリケーション資源ファイル C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\sample

cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのJavaアプリケーションの資源をもとのディレクトリにコピーします。

Javaアプリケーションの格納ディレクトリが/home/jaas/sampleの場合

cp -p /backup/FJSVssoaz/java/Javaアプリケーション資源ファイル /home/jaas/sample

ポイント

  • リポジトリサーバの移行について

    • リポジトリサーバの資源をリストアする場合は、以下の資源を事前にリストアしてください。

    • Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境を使用してSSL通信を行っている場合は、バックアップしたInterstage証明書環境資源をリストアする必要があります。Interstage証明書環境のV7.0以前からの移行については、「5.8 Interstage証明書環境の移行」を参照してください。

    • リポジトリサーバを複数構築して運用している場合は、同時に移行してバージョン・レベルを合わせてください。

    • 旧バージョン環境にてssosetsvcコマンドを使用してリポジトリサーバのサービス依存関係の設定を行なっている場合は、移行後、再度ssosetsvcコマンドを使用してリポジトリサーバのサービス依存関係の設定を行なってください。

    • 移行後、リポジトリサーバで使用しているWebサーバ(Interstage HTTP Server)のホストは、Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache] > [バーチャルホスト] > [_default_:リポジトリサーバのポート番号]で確認できます。

  • 認証サーバの移行について

    • 認証サーバの資源をリストアする場合は、Interstage HTTP Serverの資源を事前にリストアしてください。Webサーバ(Interstage HTTP Server)の移行については、「2.1.1 8.0以前のInterstage HTTP Server(Apache HTTP Server 1.3ベース)からの移行」を参照してください。

    • Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境を使用してSSL通信を行っている場合は、バックアップしたInterstage証明書環境資源をリストアする必要があります。Interstage証明書環境のV7.0以前からの移行については、「5.8 Interstage証明書環境の移行」を参照してください。

    • 認証サーバを複数構築して運用している場合は、同時に移行してバージョン・レベルを合わせてください。

    • 移行後、認証サーバで使用しているWebサーバ(Interstage HTTP Server)のホストは、Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache] > [バーチャルホスト] > [_default_:認証サーバのポート番号]で確認できます。

  • 業務サーバの移行について

    • 業務サーバの資源をリストアする場合は、ご利用のWebサーバの資源も合わせてリストアしてください。

    • Interstage証明書環境が作成されていない場合は、Interstage証明書環境を作成してください。Interstage証明書環境の作成については「シングル・サインオン運用ガイド」の「SSL通信で運用するための準備」-「Interstage証明書環境の作成」を参照してください。

    • 負荷分散のために、業務サーバを複数構築して運用している場合は、同時に移行してバージョン・レベルを合わせてください。

    • 8.0から移行した環境で、WebサーバにMicrosoft(R) Internet Information Servicesを使用する場合は、以下に注意してください。

      • Webブラウザに表示するメッセージのステータスコードを必ず変更してください。ステータスコードの変更については、「Webブラウザに表示するメッセージのステータスコードの変更」を参照してください。

      • Interstage シングル・サインオンの認可時に発生するエラー要因に対するメッセージのカスタマイズはできません。メッセージのカスタマイズについては、「シングル・サインオン運用ガイド」の「シングル・サインオンのカスタマイズ」-「Webブラウザに表示するメッセージのカスタマイズ」を参照してください。