以下の製品からのサーバの移行方法を説明します。
Interstage Application Server V7.0/8.0
移行手順
バックアップ、およびリストアにより移行します。
ただし、上記製品でバックアップした各サーバの資源を、本バージョンでリストアする場合、ssorestoreコマンドを使用することはできません。以下の手順でリストアしてください。
リストア方法(リポジトリサーバの資源)
バックアップ用ディレクトリのリポジトリサーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
例
xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリのリポジトリサーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
xcopy /E /I X:\Backup\ssoatcsv\conf C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcsv\conf
リポジトリサーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。
cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのリポジトリサーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
cp -rp /backup/FJSVssosv/conf /etc/opt/FJSVssosv
リポジトリサーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。
リストア方法(認証サーバの資源)
バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源(ディレクトリ)をもとのディレクトリにコピーします。
例
xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
xcopy /E /I X:\Backup\ssoatcag\conf C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcag\conf
xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源(ディレクトリ)をもとのディレクトリにコピーします。
xcopy /E /I X:\Backup\ssoatcag\template C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcag\pub\template
認証サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。 (注)
cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
cp -rp /backup/FJSVssoac/conf /etc/opt/FJSVssoac
cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
cp -rp /backup/FJSVssoac/template /etc/opt/FJSVssoac/pub
認証サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。 (注)
注) セションの管理を行っていない場合は、[詳細設定[表示]]をクリックし、[認証基盤の情報] > [認証基盤のURL]に認証基盤のURLを指定してください。
リストア方法(業務サーバの資源)
バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源(ディレクトリ)をもとのディレクトリにコピーします。
例
xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
xcopy /E /I X:\Backup\ssoatzag\conf C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\conf
xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源(ディレクトリ)をもとのディレクトリにコピーします。
xcopy /E /I X:\Backup\ssoatzag\template C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\pub\template
業務サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。
cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
cp -rp /backup/FJSVssoaz/conf /etc/opt/FJSVssoaz
cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
cp -rp /backup/FJSVssoaz/template /etc/opt/FJSVssoaz/pub
業務サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。
リストア方法(Javaアプリケーション)
バックアップ用ディレクトリのJavaアプリケーションの資源をもとのディレクトリにコピーします。
注意
Javaアプリケーションを開発する場合にリストアしてください。
例
copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリのJavaアプリケーションの資源をもとのディレクトリにコピーします。
Javaアプリケーションの格納ディレクトリがC:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\sampleの場合
copy X:\Backup\ssoatzag\java\Javaアプリケーション資源ファイル C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\sample
cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのJavaアプリケーションの資源をもとのディレクトリにコピーします。
Javaアプリケーションの格納ディレクトリが/home/jaas/sampleの場合
cp -p /backup/FJSVssoaz/java/Javaアプリケーション資源ファイル /home/jaas/sample
ポイント
リポジトリサーバの移行について
リポジトリサーバの資源をリストアする場合は、以下の資源を事前にリストアしてください。
Interstage HTTP Server
Webサーバ(Interstage HTTP Server)の移行については、「2.1.1 8.0以前のInterstage HTTP Server(Apache HTTP Server 1.3ベース)からの移行」を参照してください。
Interstage ディレクトリサービス
「5.10 Interstage ディレクトリサービスの移行」の「標準データベースからSymfoware ServerまたはOracle Databaseへの移行」を参照し、標準データベースからSymfoware Server、またはOracle Databaseへ移行を行ってください。
Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境を使用してSSL通信を行っている場合は、バックアップしたInterstage証明書環境資源をリストアする必要があります。Interstage証明書環境のV7.0以前からの移行については、「5.8 Interstage証明書環境の移行」を参照してください。
リポジトリサーバを複数構築して運用している場合は、同時に移行してバージョン・レベルを合わせてください。
旧バージョン環境にてssosetsvcコマンドを使用してリポジトリサーバのサービス依存関係の設定を行なっている場合は、移行後、再度ssosetsvcコマンドを使用してリポジトリサーバのサービス依存関係の設定を行なってください。
移行後、リポジトリサーバで使用しているWebサーバ(Interstage HTTP Server)のホストは、Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache] > [バーチャルホスト] > [_default_:リポジトリサーバのポート番号]で確認できます。
認証サーバの移行について
認証サーバの資源をリストアする場合は、Interstage HTTP Serverの資源を事前にリストアしてください。Webサーバ(Interstage HTTP Server)の移行については、「2.1.1 8.0以前のInterstage HTTP Server(Apache HTTP Server 1.3ベース)からの移行」を参照してください。
Interstage管理コンソールで構築したInterstage証明書環境を使用してSSL通信を行っている場合は、バックアップしたInterstage証明書環境資源をリストアする必要があります。Interstage証明書環境のV7.0以前からの移行については、「5.8 Interstage証明書環境の移行」を参照してください。
認証サーバを複数構築して運用している場合は、同時に移行してバージョン・レベルを合わせてください。
移行後、認証サーバで使用しているWebサーバ(Interstage HTTP Server)のホストは、Interstage管理コンソールの[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache] > [バーチャルホスト] > [_default_:認証サーバのポート番号]で確認できます。
業務サーバの移行について
業務サーバの資源をリストアする場合は、ご利用のWebサーバの資源も合わせてリストアしてください。
Interstage証明書環境が作成されていない場合は、Interstage証明書環境を作成してください。Interstage証明書環境の作成については「シングル・サインオン運用ガイド」の「SSL通信で運用するための準備」-「Interstage証明書環境の作成」を参照してください。
負荷分散のために、業務サーバを複数構築して運用している場合は、同時に移行してバージョン・レベルを合わせてください。
8.0から移行した環境で、WebサーバにMicrosoft(R) Internet Information Servicesを使用する場合は、以下に注意してください。
Webブラウザに表示するメッセージのステータスコードを必ず変更してください。ステータスコードの変更については、「Webブラウザに表示するメッセージのステータスコードの変更」を参照してください。
Interstage シングル・サインオンの認可時に発生するエラー要因に対するメッセージのカスタマイズはできません。メッセージのカスタマイズについては、「シングル・サインオン運用ガイド」の「シングル・サインオンのカスタマイズ」-「Webブラウザに表示するメッセージのカスタマイズ」を参照してください。