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Interstage Application Server V12.1.0 移行ガイド
FUJITSU Software

5.1 Interstage操作の移行

ここでは、Interstage操作について、以下を説明します。

Interstage Application Server V10.0での変更内容

Enterprise EditionInterstageセットアップ資源のリストア・移入について

Interstage Application Server V10.0では、標準インストールまたはカスタムインストールのデフォルト状態でインストールした場合に使用可能となる機能が変更されました。このため、V9.3以前のシステムでバックアップ・移出を行ったInterstageセットアップ資源は、V10.0以降の同じ機能構成のシステムでリストア・移入を行う必要があります。iscrestoresysコマンドを使用する前に、以下の機能がインストールされているかを確認してください。

詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「iscrestoresys」を参照してください。なお、インストール時に使用可能となる機能については、「インストールガイド」の「インストール概要」-「アプリケーションサーバ機能のインストール」を参照してください。


Interstage Application Server V9.0での変更内容

Interstage資源保護のためのセキュリティ強化

Interstage資源保護のために、Interstage Application Server 8.0までは製品インストール後にCORBAサービスやコンポーネントトランザクションサービスなどの各機能でセキュリティ強化の作業をしました。
Interstage Application Server V9.0以降は、セキュリティの強化状態をデフォルトとしてインストールを行います。したがって旧版で実施していたインストール後のセキュリティ強化の作業は不要になります。また、セキュリティ強化しない指定でインストールした場合も、後でissetsecuritymodeコマンドによりセキュリティ強化することが可能です。逆に、issetsecuritymodeコマンドでセキュリティ強化の設定を、8.0までの標準的な設定にすることも可能です。
Interstage資源保護のためのセキュリティ強化の詳細は、以下を参照してください。

V9.0以降でissetsecuritymodeコマンドを提供することにより、以下のコマンドは未サポートになります。

Interstage Application Server 8.0での変更内容

サーバ起動時のInterstage起動について

Interstage Application Server Web-J Editionをインストールすると、システム初期化スクリプトとして以下のスクリプトが登録されます。本スクリプトにより、サーバの起動時にInterstageが自動的に起動されます。

上記のスクリプトを実行すると、isstartコマンドの実行時に起動するサービスが起動されます。上記のスクリプトの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。

上記のスクリプトが運用に影響を与える場合には、削除や退避などの対処を行ってください。特に、クラスタ環境を構築し、Interstageを運用している場合には、上記のスクリプトを退避するなどの対処が必要です。詳細は、「高信頼性システム運用ガイド」を参照してください。
また、その他、上記のスクリプトが実行されることにより、運用に影響を与える場合には、同様の対処を行ってください。


サーバ停止時のInterstage停止について

Interstage Application Server Web-J Editionをインストールすると、システムのシャットダウンスクリプトとして以下のスクリプトが登録されます。本スクリプトにより、サーバの停止時に、Interstageが自動的に停止されます。

上記のスクリプトを実行すると、isstop -fコマンドの実行時に停止されるサービスが停止されます。上記のスクリプトの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。

上記のスクリプトが実行されることにより、運用に影響を与える場合には、削除や退避などの対処を行ってください。


Interstage Application Server V7.0での変更内容

サーバ起動時のInterstage起動について

Interstage Application Server Enterprise Edition、Standard-J Editionをインストールすると、システム初期化スクリプトとして以下のスクリプトが登録されます。本スクリプトにより、サーバの起動時にInterstageが自動的に起動されます。

上記のスクリプトを実行すると、isstartコマンドの実行時に起動するサービスが起動されます。上記のスクリプトの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。

上記のスクリプトが運用に影響を与える場合には、削除や退避などの対処を行ってください。特に、クラスタ環境を構築し、Interstageを運用している場合には、上記のスクリプトを退避するなどの対処が必要です。詳細は、「高信頼性システム運用ガイド」を参照してください。
また、その他、上記のスクリプトが実行されることにより、運用に影響を与える場合には、同様の対処を行ってください。


サーバ停止時のInterstage停止について

Interstage Application Server Enterprise Edition、Standard-J Editionをインストールすると、システムのシャットダウンスクリプトとして以下のスクリプトが登録されます。本スクリプトにより、サーバの停止時に、Interstageが自動的に停止されます。

上記のスクリプトを実行すると、isstop -fコマンドの実行時に停止されるサービスが停止されます。上記のスクリプトの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」を参照してください。

上記のスクリプトが実行されることにより、運用に影響を与える場合には、削除や退避などの対処を行ってください。