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Interstage Application Server V12.1.0 移行ガイド
FUJITSU Software

2.3.2 Interstage ディレクトリサービスへの移行手順

InfoDirectoryを利用してDSAを構築している環境からInterstage ディレクトリサービスへ移行するための手順を説明します。

  1. Interstage ディレクトリサービスのリポジトリ設計

  2. Interstage ディレクトリサービスのリポジトリ作成

  3. 拡張スキーマの移行

  4. InfoDirectoryからエントリの移出

  5. Interstage ディレクトリサービスへエントリ移入

  6. 移行時の注意事項

  

2.3.2.1 Interstage ディレクトリサービスのリポジトリ設計

Interstage ディレクトリサービスのリポジトリ設計に関して説明します。

  

■運用形態

以下の構成で運用しているInfoDirectoryを、Interstage ディレクトリサービスに移行する場合を中心に説明します。

■設計項目

Interstage ディレクトリサービスに移行する場合、以下の項目を設計する必要があります。

2.3.2.2 Interstage ディレクトリサービスのリポジトリ作成

Interstage ディレクトリサービスを構築するマシン上でリポジトリを作成します。

リポジトリは、irepconfigコマンド、またはInterstage管理コンソールを使用して作成します。リポジトリの作成についての詳細は、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの作成”を参照してください。

なお、リポジトリ作成時は、以下の値を指定してください。

InfoDirectoryでシャドウイングを利用しており、Interstage ディレクトリサービスで負荷分散環境を構築する場合は、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“負荷分散環境(レプリケーション形態)の作成”を参照して負荷分散環境を構築してください。

  

2.3.2.3 拡張スキーマの移行

InfoDirectoryで、スキーマを拡張していた場合、以下の手順に従いInterstage ディレクトリサービスに移行してください。

また、Interstage ディレクトリサービスで、レプリケーションの環境を構築する場合、マスタサーバとスレーブサーバの両方でスキーマを拡張してください。

スキーマ拡張の詳細は、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの作成”-“スキーマ拡張”を参照してください。

注意

  • Interstage ディレクトリサービスには「ネームバインド制御」に相当する機能はありません。アプリケーション、または運用にて対処してください。

■属性の定義

InfoDirectoryで拡張したスキーマ(属性)は、以下の手順でInterstage ディレクトリサービスの定義(ユーザ定義スキーマファイル)に移行してください。テキストエディタを使って、ユーザ定義スキーマファイルを編集します。

  1. InfoDirectory管理ツールの「スキーマ制御」ウィンドウで「ツール」-「属性操作...」から「属性ウィンドウ」を開きます。

    スキーマ(属性)の定義内容を確認します。

      

  2. Interstage ディレクトリサービスのユーザ定義スキーマファイルは、以下の形式です。

    ユーザ定義スキーマファイルの詳細は、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの作成” - “スキーマ拡張”- “属性型の定義”を参照してください。

    attributetype (
    	(1)属性型のOID
    	NAME '(2)属性型の名前'
    	[DESC '(3)説明']
    	[SUP (4)基底属性型]
    	[EQUALITY (5)同値性の照合規則]
    	[ORDERING (6)順序性の照合規則]
    	[SUBSTR (7)部分文字列一致の照合規則]
    	[SYNTAX (8)属性構文{(9)長さ}]
    	[(10)SINGLE-VALUE] )

    attributetype (
    	1.2.392.2.101
    	NAME 'userAttr01'
    	EQUALITY caseIgnoreMatch
    	SUBSTR caseIgnoreSubstringsMatch
    	SYNTAX 1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15{256} )
    
    attributetype (
    	1.2.392.2.102 
    	NAME 'userAttr02'
    	EQUALITY caseIgnoreMatch
    	SYNTAX 1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15{32} )
  3. InfoDirectoryとInterstage ディレクトリサービスの対応関係(属性の対応関係)を参照して、Interstage ディレクトリサービスのユーザ定義スキーマファイルを作成します。1属性単位に定義します。

      

    表2.1 属性の対応関係

    InfoDirectoryの項目名

    Interstage ディレクトリサービスの項目名

    備考

    属性名

    (2)属性型の名前

    備考

    (3)説明

    オブジェクトID

    (1)属性型のOID

    シンタックス

    (8)属性構文

    表2.2 シンタックスの対応関係”を参照してください。

    シングル値

    (10)SINGLE-VALUE

    下限値

    上限値

    (9)長さ

    属性ルール

    (5)同値性の照合規則

    (6)順序性の照合規則

    (7)部分文字列一致の照合規則

    表2.3 属性ルールの対応関係”を参照してください。

    あいまい検索

    マッチングルール

    インデックス

    モニター

    集合

    ユニーク

    (4)基底属性型

      

    表2.2 シンタックスの対応関係

    InfoDirectoryの定義名

    Interstage ディレクトリサービスの定義名

    Audio

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.4

    Binary

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.5

    Certificate

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.8

    CertificateList

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.9

    CertificatePair

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.10

    DN

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.12

    DirectoryString

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15

    FacsimileTelephoneNumber

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.22

    GeneralizedTime

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.24

    IA5String

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.26

    INTEGER

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.27

    JPEG

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.28

    NameAndOptionalUID

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.34

    NumericString

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.36

    OID

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.38

    OctetString

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.40

    OtherMailbox

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.39

    PostalAddress

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.41

    PrintableString

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.44

    SupportedAlgorithm

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.49

    TelephoneNumber

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.50

    TelexNumber

    1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.52

      

    表2.3 属性ルールの対応関係

    InfoDirectoryの定義名

    Interstage ディレクトリサービス
    のサポート範囲

    (5)同値性の照合規則

    (6)順序性の照合規則

    (7)部分文字列一致の照合規則

    caseExactIA5Match

    caseIgnoreIA5Match

    caseIgnoreMatch

    caseIgnoreListMatch

    caseIgnoreOrderingMatch

    caseIgnoreSubstringsMatch

    distinguishedNameMatch

    generalizedTimeMatch

    generalizedTimeOrderingMatch

    integerMatch

    numericStringMatch

    numericStringSubstringsMatch

    objectIdentifierMatch

    octetStringMatch

    telephoneNumberMatch

    -:InfoDirectoryとInterstage ディレクトリサービスともにサポートしていません。

    ○:Interstage ディレクトリサービスでサポートしています。(Interstage ディレクトリサービスの定義名は、InfoDirectoryの定義名と同じ名前です。)

      

■オブジェクトクラスの定義

InfoDirectoryで拡張したスキーマ(オブジェクトクラス)は、以下の手順でInterstage ディレクトリサービスの定義(ユーザ定義スキーマファイル)に移行してください。テキストエディタを使って、ユーザ定義スキーマファイルを編集します。

  1. InfoDirectoryの「スキーマ制御」ウィンドウの“オブジェクトクラス階層”から移行対象のオブジェクトクラスを選択します。

    スキーマ(属性)の定義内容を確認します。

      

  2. Interstage ディレクトリサービスのユーザ定義スキーマファイルは、以下の形式です。

    ユーザ定義スキーマファイルの詳細は、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの作成” - “スキーマ拡張”- “オブジェクトクラスの定義”を参照してください。

    objectclass (
    	(1)オブジェクトクラスのOID
    	NAME '(2)オブジェクトクラスの名前'
    	[DESC '(3)説明']
    	SUP (4)基底オブジェクトクラス
    	[(5)オブジェクトクラスの種別(ABSTRACT/STRUCTURAL/AUXILIARY)]
    	[MUST (6)必須属性]
    	[MAY (7)オプション属性] )

    ( 1.2.393.1.200
    	NAME 'userObj01'
    	SUP top
    	STRUCTURAL
    	MUST cn
    	MAY userAttr01
    
    ( 1.2.393.1.201
    	NAME 'userObj02'
    	SUP top
    	AUXILIARY
    	MUST ( userAttr01 $ userAttr02 $ userAttr03 $ userAttr04 $
    		userAttr05 $ userAttr06 $ userAttr07 $ userAttr08 )
    	MAY ( userAttr11 $ userAttr12 $ userAttr13 $ userAttr14 $
    		userAttr15 $ userAttr16 $ userAttr17 $ userAttr18 ) )
    表2.4 オブジェクトクラスの対応関係

    InfoDirectoryの項目名

    Interstage ディレクトリサービスの項目名

    備考

    オブジェクトクラス階層

    (4)基底オブジェクトクラス

    オブジェクトクラス

    (2)オブジェクトクラスの名前

    日本語名

    オブジェクトID

    (1)オブジェクトクラスのOID

    備考

    (3)説明

    オブジェクトクラスタイプ

    (5)オブジェクトクラスの種別

    表2.5 オブジェクトクラスタイプの対応関係”を参照してください。

    属性一覧タブ

    継承

    属性名

    (6)必須属性

    (7)オプション属性

    表2.6 優先度の対応関係”を参照してください。

    優先度

    オブジェクトID

    備考

      

    表2.5 オブジェクトクラスタイプの対応関係

    InfoDirectoryの定義値

    Interstage ディレクトリサービスの定義値

    抽象型オブジェクトクラス

    ABSTRACT

    構造型オブジェクトクラス

    STRUCTURAL

    補助オブジェクトクラス

    AUXILIARY

      

    表2.6 優先度の対応関係

    InfoDirectoryの定義値

    Interstage ディレクトリサービスの定義値

    必須

    “(6)必須属性”に“属性名”を列挙します。

    選択

    “(7)オプション属性”に“属性名”列挙します。

      

■拡張スキーマの登録

“属性の定義”、“オブジェクトクラスの定義”で作成したスキーマ定義を、irepschemaコマンドを使用してInterstage ディレクトリサービスに登録します。

コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”- “irepschema”を参照してください。

  

2.3.2.4 InfoDirectoryからエントリの移出

InfoDirectory(DSA)に登録されているエントリを以下の手順でLDIFファイルへ移出します。

  1. DSAをチューニングします。

    DSAに1000エントリ以上のエントリが登録されている場合、DSAのチューニングが必要になります。

    チューニング方法は、ご使用になっている製品のマニュアル“InfoDirectory使用手引書”を参照してください。

      

  2. DSAを起動します。

    InfoDirectory管理ツールクライアントからDSAを起動します。

      

  3. DSAからエントリを移出します。

    ldapsearchコマンドを使用してエントリを移出します。コマンドの詳細は、ご使用になっている製品のマニュアル“InfoDirectory使用手引書”を参照してください。

      

    • ldapsearchコマンドは、InfoDirectory(DSA)が動作するホスト上で実行してください。

    • LDAPポート番号、管理者DN、およびトップエントリは、InfoDirectory管理ツールクライアントで確認してください。

    以下の例では、InfoDirectory(DSA)に登録されているエントリをLDIFファイル「dir.ldif」へ移出しています。

      

    C:\Interstage\ID\Dir\sdk\C\bin\ldapsearch -h ホスト名 -p LDAPポート番号 -D 管理者DN -w 管理者DNのパスワード -b トップエントリ "(objectclass=*)" > dir.ldif

    /opt/FJSVidsdk/C/bin/ldapsearch -h ホスト名 -p LDAPポート番号 -D 管理者DN -w 管理者DNのパスワード -b トップエントリ "(objectclass=*)" > dir.ldif

2.3.2.5 Interstage ディレクトリサービスへエントリ移入

InfoDirectoryから取り出したエントリを以下の手順でInterstage ディレクトリサービスへ移入します。

  1. Interstage ディレクトリサービスのリポジトリ起動

    作成したリポジトリを起動します。リポジトリの起動は、irepstartコマンド、またはInterstage管理コンソールを使用します。コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”- “irepstart”を参照してください。Interstage管理コンソールからの起動は[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]画面から行います。

      

  2. Interstage ディレクトリサービスへエントリを移入します。

    ldapmodifyコマンドを使用してエントリを移入します。コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”-“ldapmodify”を参照してください。

    • ldapsearchコマンドは、Interstage ディレクトリサービスが動作するホスト上で実行してください。

    • 通常ポート番号(またはSSLポート番号)、リポジトリの管理者用DNには、リポジトリの作成時に指定した値を指定してください。

    以下の例では、InfoDirectoryから移出したLDIFファイル「dir.ldif」を使用してエントリを移入しています。

    C:\Interstage\bin\ldapmodify -h ホスト名 -p 通常ポート番号 -D 管理者用DN -w 管理者用DNのパスワード -c -a -f dir.ldif

    /opt/FJSVirepc/bin/ldapmodify -h ホスト名 -p 通常ポート番号 -D 管理者用DN -w 管理者用DNのパスワード -c -a -f dir.ldif

    ポイント

    InfoDirectoryから移出した大量のLDIFを、RDBの機能を利用して高速に移入できます。ただし、Symfoware Server Lite Editionを使用している環境では、本機能を使用できません。詳細は“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの運用・保守”-“Symfoware/RDBへの高速な移入”を参照してください。

    注意

    • 属性のシンタックスが、"Audio"のエントリを移入する場合

      InfoDirectoryから移出したLDIFファイルからシンタックスが、"Audio"の属性をすべて検索します。以下のように、";binary:"の部分を削除したあとに、Interstage ディレクトリサービスへエントリを移入してください。

      [audio属性(シンタックス:Audio)の変更前]

      audio;binary:: BIMEY5QEgwRjj//Y/+AAEEpGSUYAAQIBAGAAYAAA/+EQWEV4aWYAAE1NACoAAA AIAARHRgADAAAAAQADAABHSQADAAAAAQAyAACHaQAEAAAAAQAACDLqHAAHAAAH9AAAAD4AAAAAHO oAAAAIAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

      [audio属性(シンタックス:Audio)の変更後]

      audio: BIMEY5QEgwRjj//Y/+AAEEpGSUYAAQIBAGAAYAAA/+EQWEV4aWYAAE1NACoAAA AIAARHRgADAAAAAQADAABHSQADAAAAAQAyAACHaQAEAAAAAQAACDLqHAAHAAAH9AAAAD4AAAAAHO oAAAAIAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
  3. Interstage ディレクトリサービスへ移入したエントリのパスワード(userPassword属性)を再登録します。

    以下の条件に該当する場合、エントリのパスワード(userPassword属性)を再登録します。

    • InfoDirectoryのパスワード暗号化方式は、"ClearText"以外、かつ

    • InfoDirectoryとInterstage ディレクトリサービスとの間でパスワード暗号化方式を変更した場合。

      

2.3.2.6 移行時の注意事項

InfoDirectoryからInterstage ディレクトリサービスへ移行する場合、InfoDirectoryの機能別に以下のことに注意してください。

  

■認証

Interstage ディレクトリサービスは、以下の認証方法をサポートしていません。

Interstage ディレクトリサービスを使用する場合、以下の認証方法で認証してください。

■パスワード

InfoDirectoryで使用していた暗号化方式からInterstage ディレクトリサービスの暗号化方式を変更する場合、「Interstage ディレクトリサービスへエントリ移入」のあとに、テキスト形式のパスワードを指定してパスワード(userPassword属性)を再登録する必要があります。

ただし、InfoDirectoryの暗号化方式で「ClearText」を設定していた場合、パスワード(userPassword属性)の再登録は必要ありません。

  

■シャドウイング

■ログ

アクセスログのデフォルト値は、以下のように異なっています。必要に応じて、Interstage ディレクトリサービスのデフォルト値を変更してください。

アクセスログの設定方法の詳細は“ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの運用・保守”-“リポジトリの運用監視”-“アクセスログの設定方法”を参照してください。

  

項目値

InfoDirectory

デフォルト値

Interstage ディレクトリサービス

デフォルト値

アクセスログの格納ディレクトリ

DSAディレクトリ/logs

C:\Interstage\IREP\var(インストールパスはデフォルト)

/var/opt/FJSVirep

トレースレベル

request,error

バックアップディレクトリ

DSAディレクトリ/logs

C:\Interstage\IREP\var\<リポジトリ名>\log

/var/opt/FJSVirep/<リポジトリ名>/log

バックアップの世代数

7世代

2世代

ログファイルサイズ

10Mバイト

5Mバイト

ログファイルサイズ合計

80Mバイト

設定項目はありません。

必要な空きディスク容量

100Mバイト

設定項目はありません。

バックアップ作成間隔

1日

デフォルトは、ファイルサイズでバックアップします。

バックアップ作成間隔を月、または日に設定できます。

バックアップ保有間隔

7日

設定項目はありません。

ログファイル監視間隔

60秒

設定項目はありません。

  

■バックアップ/リストア

Interstage ディレクトリサービスは、リポジトリの資源をバックアップ/リストアする必要があります。

Interstage ディレクトリサービスのバックアップ・リストアの対象ファイル、手順は、“運用ガイド(基本編)”の“メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)”を参照してください。

  

■検索

Interstage ディレクトリサービスでは、「近似」は未サポートです。ユーザアプリケーション、およびLDAPコマンドを利用する場合、注意してください。

  

■比較

Interstage ディレクトリサービスは、ユーザパスワード暗号化方式を“暗号化しない”に設定した場合だけ、パスワード(userPassword属性)を比較できます。

  

■その他-チューニング

項目値

InfoDirectory

デフォルト値

Interstage ディレクトリサービス

デフォルト値

無通信セション時間

900秒

900秒

データベースのサイズ

500Mバイト

なし(制限なし)

  

■その他-運用監視(プロセス)

項目値

InfoDirectory

Interstage ディレクトリサービス

監視対象のプロセス名

odssched

irepslapd

ireplog

  

■その他-機能差異

Interstage ディレクトリサービスとInfoDirectoryでは、エントリを管理するうえで、以下の点が異なります。InfoDirectoryからディレクトリ環境を移行する場合は、注意してください。