終了処理ジョブネットの実行が終わると、ジョブスケジューラは、終了処理ジョブネットの実行結果(正常終了または疑似正常/異常終了)に応じて、以下に示すシャットダウン出口プログラムを呼び出します。
終了処理ジョブネットの実行結果に応じて、何らかの処理を行いたい場合には、同名の出口プログラムを作成して、以下のディレクトリに格納してください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
なお、インストール時には、バッチファイル(jobschendexit.batおよびjobschnoendexit.bat)が提供されています。
正常終了または疑似正常の時
jobschendexit.bat、jobschendexit.exeの順に出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。jobschendexit.batが見つかった場合、jobschendexit.exeが存在しても呼び出されません。
インストール時に提供されるjobschendexit.batでは、ジョブスケジューラおよびジョブ実行制御のサービスを停止し、待ち合わせ終了通知"system"で待ち合わせ終了通知コマンド(f3crheet.exe)を呼び出します。
マシンをシャットダウンするためには、待ち合わせ終了通知"system"を[待ち合わせ終了通知定義]ダイアログボックスで定義しておいてください。
[待ち合わせ終了通知定義]ダイアログボックスについては、“Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
異常終了した時
jobschnoendexit.bat、jobschnoendexit.exeの順に出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。jobschnoendexit.batが見つかった場合、jobschnoendexit.exeが存在しても呼び出されません。
インストール時に提供されるjobschnoendexit.batでは、何の処理も行いません。
したがって、終了処理ジョブネットが異常終了した時には、シャットダウンは行われません。
注意事項
出口の実行ユーザは、ジョブスケジューラサービスのログオンアカウントです。
複数サブシステム運用を行っている場合は、引数としてサブシステム番号が渡されます。運用形態に合わせて必ずシャットダウン出口の変更を行ってください。
サブシステム運用時の使用例
サブシステム運用を行っている場合は、すべてのサブシステム終了後にシステムをシャットダウンする必要があります。その場合の出口の例を以下に示します。
出口プログラムに渡されるパラメタは、%6(サブシステム番号)です。
echo off |
なお、使用例のような設定を行う場合は、f3crheetコマンドで指定する待ち合わせ終了通知を、あらかじめ[待ち合わせ終了通知定義]ダイアログボックスで定義しておいてください。それにより、f3crheetコマンドで指定した待ち合わせ終了通知が出力されるまでシャットダウン処理が延期されます。