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Systemwalker Operation Manager  リファレンス集
FUJITSU Software

18.5 日変わり時刻到来出口

日変わり時刻が到来した時に呼び出される、出口プログラムについて説明します。

【Windows版】

日変わり時刻が到来すると、timeexit.bat、timeexit.exeの順に出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。timeexit.batが見つかった場合、timeexit.exeが存在しても呼び出されません。

利用者がこの出口を利用して、独自の処理を行いたい場合は、同名の出口プログラムを作成して、以下のディレクトリに格納してください。

Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin

【UNIX版】

日変わり時刻が到来すると、jobsch.time.exitの出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。

利用者がこの出口を利用して、独自の処理を行いたい場合は、同名の出口プログラムを作成して、以下のディレクトリに格納してください。

Solaris/Linux

/opt/FJSVJOBSC/bin

HP-UX

/opt/FHPJOBSCH/bin

AIX

/usr/FAIXJOBSC/bin

出口プログラムには、実行権が設定されている必要があります。実行権が設定されていないと呼び出されません。

出口プログラムに渡されるパラメタ

出口プログラムに渡されるパラメタは、以下のとおりです。

argc    : パラメタの数(1)                                (注1)
argv[0] : 出口プログラム名
argv[1] : サブシステム番号(文字列)                        (注2)

注1)

Systemwalker Operation Manager EEの場合、パラメタの数は2になります。

注2)

Systemwalker Operation Manager EEのパラメタです。

注意事項

プログラム例

日変わり時刻到来出口のプログラム例を以下に示します。

Windows版の例

/*
   JOBSCH-TIMEというメッセージ事象を発生させる
*/

#include <stdio.h>
#include <string.h>
#include <process.h>

main(int argc, char *argv[])
{
    char msg[256];
    memset(msg,0x00,sizeof(msg));
    sprintf_s(msg,sizeof(msg),"jobschmsgevent JOBSCH-TIME-sys%s",argv[1]);
    system(msg); 

    exit(0);
}

UNIX版の例

/*
  日変わり時刻が到来したことを知らせるメッセージがコンソール
  に出力される、日変わり時刻到来出口のプログラム例(UNIX版) 
*/

#include <syslog.h>
#include <stdio.h>
#include <string.h>

main(int argc, char *argv[])
{
    char msg[256];
    memset(msg,0x00,sizeof(msg));
    sprintf(msg, "WARNING: Day change time has come. sys%s",argv[1]);
    openlog("jobsch", LOG_CONS, LOG_USER);
    syslog(LOG_WARNING, msg);
    closelog(); 

    exit(0);
}