記述形式
qalter [-sys サブシステム番号] queue-name parameter |
“[-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。
機能説明
qalterは、キューの属性を変更するコマンドです。
以下の属性を変更することができます。
投入可能ジョブ数
ジョブの多重度
ジョブの経過時間制限値
ジョブの実行優先順位
ジョブの実行優先度
オプション
-sys サブシステム番号
複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。
オペランド
queue-name
属性を変更するキューのキュー名を指定します。
parameter
変更する属性とその値を指定します。
本オペランドは、同時に複数指定することができます。
指定可能な属性とその値の範囲は以下のとおりです。
投入可能ジョブ数を表します。範囲は1~999です。
多重度(同時実行可能数)を表します。範囲はWindows版の場合は1~99、UNIX版の場合は1~999です。
経過時間制限値を表します。範囲は1~99999999です。
実行優先順位を表します。範囲は0~63です。
実行優先度を表します。範囲は、Windows版の場合は0~4、UNIX版の場合は-20~19です。
指定する形式は、ジョブ実行制御の初期化パラメタと同じ形式です。
投入可能ジョブ数を5とする場合の指定を以下に示します。
maxjob=5 |
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | コマンド処理が正常に終了しました。 |
0以外 | コマンド処理が正常に終了しませんでした。エラーメッセージが出力されます。 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Solaris | /usr/lib/mjes |
実行に必要な権限
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。
注意事項
変更した属性の内容は、ジョブ実行制御を初期化モードで起動するまでの間、保持されます。ジョブ実行制御を初期化モードで起動するとキューの属性は、初期化ファイルに定義した内容に変更されます。