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Systemwalker Operation Manager  リファレンス集
FUJITSU Software

4.28 jobschchknetvarコマンド

記述形式

jobschchknetvar 変数名 [-num 判定用演算子,比較値[,判定用演算子2,比較値2] | -char 比較方法,比較文字列] [-z]

機能説明

ジョブネット変数判定ジョブで呼び出されるコマンドです。

指定したジョブネット変数に対し、判定条件を指定して値を判定します。値を数値とみなして大小比較する方法と、値を文字列とみなして文字列比較する方法とがあります。

判定条件を指定しない場合、変数の存在有無が判定され、ジョブネット変数の情報が標準出力に表示されます。判定対象の変数名の変数が存在しなかった場合、常に判定条件は一致しません。

判定に使用したジョブネット変数の情報は、「変数名=変数値」の形式で標準出力に表示されます。判定対象の変数が存在しなかった場合は、何も表示されません。

オプション

変数名

判定対象とする変数名を指定します。

判定の対象とするジョブネット変数名を64バイト以内で指定します。

ジョブネット変数名の形式は「ジョブネット変数のプレフィックス+“.”(半角ドット)+ジョブの出力情報に出力された名前(“NAME=VALUE”形式の“NAME”)」です。

-num、-charいずれのオプションもない場合は、変数の存在を確認する変数名を指定し、存在すれば条件一致となります。指定した変数が存在し、その値が空文字の場合は、「変数が存在する」扱いとなります。

-num 判定用演算子,比較値[,判定用演算子2,比較値2]

ジョブネット変数の値を数値とみなして比較します。

判定演算子、比較値だけを指定した場合は、比較値に対する比較条件を判定します。

判定演算子2、比較値2も指定した場合は、比較値から比較値2までの範囲条件を判定します。

-char 比較方法,比較文字列

ジョブネット変数の値を文字列とみなして比較します。

比較方法には、以下のいずれかを指定します。

比較文字列には、仮名半角およびユーザ定義文字を除く、512バイト以内の文字列を指定します。

比較文字列に何も入力しなかった場合は、以下の動作となります。

-z

判定結果の復帰値を逆にします。

復帰値

復帰値

意味

0

正常終了

-zオプションが指定されていない状態で判定条件が一致しました。

-zオプションが指定されている状態で判定条件が一致しませんでした。

1

正常終了

-zオプションが指定されていない状態で判定条件が一致しませんでした。

-zオプションが指定されている状態で判定条件が一致しました。

2以上

異常終了

コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\bin

Solaris
HP-UX
AIX
Linux

/usr/bin

注意事項

使用例

ジョブネット変数“JOB.ABC”の値が、文字列“xyz”と等しいか判定する場合のジョブの定義例を以下に示します。

jobschchknetvar JOB.ABC -char EQ,xyz

実行結果/出力形式

JOB.ABC=xyz