記述形式
jobschchkmsgevt メッセージ事象名 [-i 監視間隔] |
機能説明
メッセージ事象待ち合わせジョブで呼び出されるコマンドです。
本コマンドがジョブとして実行されているジョブネットに対して発生するメッセージ事象(プロジェクト名やジョブネット名を省略して発生するメッセージ事象、プロジェクトやジョブネットを指定して発生するメッセージ事象)を待ち合わせます。
コマンド実行開始時点からのメッセージを待ち合わせ、待ち合わせ対象のメッセージ事象が発生すると終了します。
なお、発生したメッセージ事象のカウントやクリアのされ方については、“Systemwalker Operation Manager 運用ガイド”の“メッセージ事象とジョブネットの動作”を参照してください。
オプション
メッセージ事象名
待ち合わせるメッセージ事象名を12バイト以内で指定します。
,、:、空白、仮名半角、ユーザ定義文字を指定することはできません。
-i 監視間隔
メッセージ事象の発生を確認する間隔を1秒~3600秒で指定します。省略された場合は60秒間隔で確認します。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Solaris | /usr/bin |
注意事項
本コマンドは、Systemwalker Operation Managerのジョブ(メッセージ事象待ち合わせジョブ)として登録された場合にだけ実行することができます。コマンドプロンプトから直接実行するなど、Systemwalker Operation Managerのジョブ以外の方法で実行することはできません。
本コマンドが実行されているジョブネット以外に対して発生するメッセージ事象を待ち合わせることはできません。
本コマンドは、スケジュールサーバで発生するメッセージ事象のみを待ち合わせるコマンドです。ネットワークジョブや分散実行ジョブで実行することはできません。
本コマンドの同時実行数に制限はありませんが、本コマンド(メッセージ事象待ち合わせジョブ)が大量に実行されている場合、メッセージ事象発生履歴ファイルにアクセスが集中するため、コマンド(ジョブ)の終了が遅れる場合があります。
同一の監視間隔内にメッセージ事象が複数回発生した場合は、一番最初に発生したメッセージ事象が実行結果に出力されます。
使用例
メッセージ事象“ABC”を待ち合わせる場合のジョブの定義例を以下に示します。
jobschchkmsgevt ABC |
実行結果/出力形式
CM_MSGEVENT=ABC |