ここでは、物理L-Serverを作成する場合の、セットアップのためのサーバの事前準備について説明します。
物理L-Serverを作成する場合、「第8章 サーバ環境の決定と設定」のサーバ環境の決定およびサーバ環境の設定の内容に加えて、以下の設定が必要です。
VIOMによるI/O仮想化を利用する場合
VIOMのインストール
VIOMのインストールは、ServerView Virtual-IO Managerのマニュアルを参照してください。
注意
VIOMのインストール時に、仮想MACアドレスとWWNのRangeは設定しないでください。
ServerView Operations Managerの設定
ServerViewのサーバリストに、管理対象サーバのブレードサーバを追加してください。
詳細は、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してください。
注意
システムBIOSでFC-HBA BIOSを有効に設定してください。
「8.2 サーバ環境の設定」を参照して、FC-HBA BIOSを設定してください。
HBA address renameによるSANブートを利用する場合
ISMによるI/O仮想化を利用する場合
ISMのインストール
ISMのインストールは、ServerView Infrastructure Managerのマニュアルを参照してください。
参照
ISMによるI/O仮想化を利用する場合は、「導入ガイド CE」の「6.2 ISM連携の設定」を参照してください。
HBA address renameによるI/O仮想化を利用する場合
管理対象サーバのBIOS設定
「8.2 サーバ環境の設定」を参照してください。
HBA address renameによるSANブートを利用する場合
PXEブート利用時の設定
PXEブートを利用する場合、PXEブート用サーバの設置および設定が必要です。
注意
タグVLAN設定を使用するネットワーク上でPXEブートは利用できません。
PXEブート用サーバにはタグVLANを設定しないでください。
ISM側でPXEブートを利用する場合、rcxadm pxectlコマンドで管理サーバのPXEサービスを一時的に停止する必要があります。
詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.19 rcxadm pxectl」を参照してください。
管理サーバのPXEサービスが停止している間は、以下の機能が利用できません。
HBA address rename設定
サーバ切替え・切戻し(HBA address rename方式、バックアップ・リストア方式)
バックアップ・リストア
システムイメージの削除
クローニングイメージの採取
クローニングイメージの配付
クローニングイメージの削除
rcxadm imagemgr setコマンドの実行
サーバの登録
サーバの削除
管理対象サーバの管理LANのIPアドレス変更
管理サブネットの登録
物理L-Serverの作成
物理L-Serverのバックアップ・リストア
物理L-Serverのクローニングイメージの採取・配付