ネットワークデバイスのルールセットの変更などを行うため、ネットワークデバイスに対する自動設定の可否の切替え操作について説明します。
以下の操作で、ネットワークデバイスを自動設定の対象または対象外に設定できます。
自動設定の対象に組み込む
自動設定の対象に組み込む場合、インフラ管理者のコマンド操作によって組み込みます。
rcxadm netdevice setコマンドで-attr auto_conf=trueオプションを指定することで、指定したネットワークデバイスが自動設定の対象として組み込まれます。
自動設定の対象から除外
以下のどれかの場合、ネットワークデバイスは自動設定の対象から除外されます。
インフラ管理者が一時的に自動設定の対象から除外した場合
rcxadm netdevice setコマンドで-attr auto_conf=falseオプションを指定することで、指定したネットワークデバイスが自動設定の対象から除外されます。
インフラ管理者がネットワークデバイスを登録時に自動設定の対象から除外した場合
ネットワーク構成情報のAutoConfigurationタグに"false"を指定し、rcxadm netdevice createコマンドまたはrcxadm netconfig importコマンドを実行することで、ネットワークデバイスの登録時に自動設定の対象から除外されます。
インフラ管理者がネットワークデバイスの変更時に自動設定の対象から除外した場合
ネットワーク構成情報のAutoConfigurationタグに"false"を指定し、rcxadm netdevice modifyコマンドを実行することで、ネットワークデバイスの変更時に自動設定の対象から除外されます。
参考
対象のネットワークデバイスの動作状態が"error"の場合、自動設定の対象から除外することはできません。
IPCOM VXについては、自動設定の対象外であるため、本設定は意味を持ちません。
IPCOM VX上で動作するIPCOM VA単位に本設定を行ってください。
例
インフラ管理者が自動設定の対象に組み込む場合
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice set -name nd01 -attr auto_conf=true <RETURN> |
インフラ管理者が自動設定の対象から除外する場合
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm netdevice set -name nd01 -attr auto_conf=false <RETURN> |
ネットワークデバイスが自動設定の対象になっているかは、以下のどちらかの操作で確認できます。
GUIの場合
ネットワークデバイスツリーで対象のネットワークデバイスを選択します。
[リソース詳細]タブを選択します。
"基本情報"の"自動設定"を参照し、自動設定の状態を確認します。
"true"の場合
自動設定の対象になっていることを表します。
"false"の場合
自動設定の対象外になっていることを表します。
コマンドでの確認方法
rcxadm netdevice showコマンドを実行し、自動設定時の選択対象状態(AutoConfiguration)で自動設定の対象になっているか確認します。
"true"の場合
自動設定の対象になっていることを表します。
"false"の場合
自動設定の対象外になっていることを表します。
参照
rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してください。
rcxadm netconfigコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.7 rcxadm netconfig」を参照してください。