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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

19.3 移動

注意

  • L-Platformで利用しているリソースは移動しないでください。

  • 移動先に存在するリソースと同じ名前のリソースは移動できません。

単一リソースの移動

以下の手順で、リソースをほかのリソースプールに移動します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[リソース移動]を選択します。
    [リソースの移動]ダイアログが表示されます。

  2. "移動先プール"に、リソースの移動先リソースプールを選択します。

  3. [OK]ボタンをクリックします。
    対象のリソースが選択したリソースプールに移動します。


複数リソースの移動

以下の手順で、リソースプールに登録されている複数のリソースをほかのリソースプールに移動します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース移動]を選択します。
    [リソースの移動]ダイアログが表示されます。

  2. "移動先プール"に、リソースの移動先リソースプールを選択します。

  3. 移動するリソースが、ディスクリソースの場合は、検索条件内にある[検索]ボタンを押下します。リソース名を入力後、[検索]ボタンを押下することで、"リソース一覧"に表示されるリソースを絞り込むことができます。

  4. "リソース一覧"から移動するリソースを選択します。

  5. [OK]ボタンをクリックします。
    対象のリソースが選択したリソースプールに移動します。


テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限されることがあります。
詳細は、「第21章 リソースフォルダーの操作」を参照してください。

シン・プロビジョニングまたはストレージ自動階層制御を利用している場合、選択したリソースのシン・プロビジョニング/シック・プロビジョニングの設定有無によって、選択できる移動先リソースプールは異なります。
移動先リソースプールと登録できるリソースの関係については、「設計ガイド CE」の「10.1.1 ストレージの割当て」を参照してください。

注意

移動するディスクリソースが、事前に作成されたLUNまたは仮想L-Server用のディスクリソースの場合、ディスクリソースを移動する前に、ディスク内のデータを削除することをお勧めします。ディスク内のデータを削除する方法については、「14.5 ストレージリソース」の注意事項を参照してください。


リソースフォルダー間の移動

以下の手順で、リソースをほかのリソースフォルダーに移動します。

  1. ツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[別フォルダーへ移動]を選択します。

    [リソースの移動]または[プールの移動]のどちらかのダイアログが表示されます。

  2. 移動先のリソースフォルダーを選択します。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    対象のリソースが移動先リソースフォルダーに移動します。

テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。
詳細は、「第21章 リソースフォルダーの操作」を参照してください。

リソースがL-Serverの場合、rcxadm lserver moveコマンドを実行します。
rcxadm lserver moveコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

  • シン・プロビジョニング属性の仮想ストレージリソースは、シン・プロビジョニング属性が設定されていないストレージプールへ移動できません。

  • シック・プロビジョニング属性の仮想ストレージリソースは、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプールへ移動できません。

  • VMwareのVMFSデータストア、VVOLデータストア、またはHyper-VのCluster Shared Volume(CSV)の場合、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプール、または設定されていないストレージプールのどちらへも移動できます。
    詳細は、「設計ガイド CE」の「2.2.8 ストレージの簡易化」の「シン・プロビジョニングを利用したストレージの有効活用」を参照してください。

  • VMwareのVSANデータストアの場合、シン・プロビジョニング属性が設定されていないストレージプールへは移動できません。

  • iSCSI接続するディスクリソース、または仮想L-Server用のディスクリソースの場合、シン・プロビジョニング属性が設定されたストレージプール、または設定されていないストレージプールのどちらへも移動できます。

  • Converged FabricでVFABとテナントの関連付けを行っている状態で以下の操作を実施した場合、ポートプロファイルとMACアドレスとの関連付け情報の修正を行ってください。ただし、リソース移動先プールの所属するテナントに関連付いたVFABが、VFAB自動設定の条件を満たしている場合は、修正する必要はありません。

    • ネットワークリソースを"グローバルプール"と"VFABと関連付いているテナントのローカルプール"間で移動した場合

    • ネットワークリソースを"関連付いているVFABが異なるテナントのローカルプール"間で移動した場合

    VFAB自動設定の条件とは、以下に示すとおりです。

    • VFABおよびConverged Fabricのリソース詳細画面において、以下のように表示されている。

      1. VFABが所属するConverged Fabricの自動設定が、"true"である。かつ

      2. VFABが所属するConverged Fabricのポートプロファイル設定が、"enable"である。かつ

      3. VFABのVFAB自動設定が、"true"である。

    参考

    ポートプロファイルとMACアドレスとの関連付け情報の修正について

    • 外部接続ポートの変更がある場合は、変更前の関連付け情報を削除してください。

    • 外部接続ポートの変更がない場合は、変更前の関連付け情報を削除し、変更後の関連付け情報を追加してください。