ここでは、ネットワークデバイスの登録について説明します。
ネットワーク機器を個別にネットワークデバイスとして登録する場合
rcxadm netdevice createコマンドを利用して、ネットワーク構成情報(XML定義)で定義したネットワークデバイスを登録します。
複数のネットワーク機器を一括してネットワークデバイスとして登録する場合
rcxadm netconfig importコマンドを利用して、ネットワーク構成情報(XML定義)で定義したネットワークデバイスを登録します。
参照
rcxadm netdeviceコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.8 rcxadm netdevice」を参照してください。
rcxadm netconfigコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.7 rcxadm netconfig」を参照してください。
サポート機種以外のネットワーク機器を登録する場合、ネットワークデバイスのモデル定義に登録予定のネットワーク機器のモデルを追加し、モデル定義ファイルを更新してからネットワーク機器をネットワークデバイスとして登録してください。
モデル定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.15 ネットワークデバイスのモデル定義」を参照してください。
注意
ネットワーク機器をネットワークデバイスとして登録するとき、異なるネットワーク機器を同じリソース名でリソース登録した場合、以下のような弊害が発生します。システム内で一意の名前で登録してください。
リソース一覧でリソース名からネットワーク機器を特定できません。
ネットワークデバイスの変更を行う場合、rcxadm netdevice modifyコマンドでは対象のネットワークデバイスを特定できないため、変更できません。
「7.4 LANスイッチブレードとLANスイッチ(L2スイッチ)の変更」を参照して変更対象のネットワークデバイスの名前を変更したあと、rcxadm netdevice modifyコマンドで変更を行ってください。
ネットワークデバイスを削除する場合、rcxadm netdevice deleteコマンドでは対象のネットワークデバイスを特定できないため、削除できません。
「9.4.2 ネットワークデバイスの削除」を参照して対象のネットワークデバイスを削除してください。
意図したネットワークデバイスに自動設定できないことがあります。
Disaster Recoveryが失敗することがあります。
冗長構成では、同一ベンダーと同一機種でだけ有効です。このため、冗長構成を組むためにすでに登録済のネットワークデバイスと同じグループIDを指定して登録します。登録時の確認処理で、登録済のベンダー名と装置名とは異なるネットワーク機器だった場合、ネットワークデバイスとしての登録は失敗します。