申請プロセスの操作ログについて説明します。
ログ名 | 説明 |
---|---|
ibpm_audit.log | 申請プロセスの操作ログが出力されます。 |
申請プロセスのプロセスインスタンスの操作ログを取得するには、以下のプロセスインスタンス監査情報取得コマンドを実行します。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCTMG\MyPortal\bin\ibpm_audit
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVctmyp/bin/ibpm_audit
取得できるプロセスインスタンスの監査情報は、前回コマンドを実行した時より、あとに完了したプロセスインスタンスの情報です。
【Windowsマネージャー】
Administrator権限が必要です。Windows Server 2008以降の場合、管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。
【Linuxマネージャー】
スーパーユーザーの権限が必要です。
管理サーバで実行可能です。
ログの出力先は以下のとおりです。
ログ名 | 出力先フォルダー | 出力先ファイル |
---|---|---|
ibpm_audit.log | 【Windowsマネージャー】 インストールフォルダー\RCXCTMG\MyPortal\log 【Linuxマネージャー】 /var/opt/FJSVctmyp/log | ibpm_audit[n].log (注) |
注) nは世代数です。
ログのファイルサイズと世代数は以下のとおりです。
ログ名 | ファイルサイズ | 保存世代数(注1)(注2) |
---|---|---|
ibpm_audit.log | 10MB | 10 |
注1) 保存世代数を超えた場合は、古い順から削除されます。
注2) ibpm_auditコマンドを複数回実行しても、ファイルが10MBに満たない場合は同一ファイルに出力されます。
L-Platformの利用申請、構成変更、または解約の申請1件につき、約300B使用されます。必要であれば、利用頻度に応じて、適切な間隔でバックアップしてください。
例
3世代分のファイルをバックアップする場合は、バックアップ対象ファイル名は以下のとおりです。
ibpm_audit1.log
ibpm_audit2.log
ibpm_audit3.log
ログはCSV形式ファイルで、以下の項目が以下の順番で出力されます。
1プロセスインスタンスの情報は、1レコードとして表示されます。
"プロセスインスタンス起動時間","プロセスインスタンス起動者","プロセスインスタンス名","プロセスインスタンス状態","プロセスインスタンス終了時間","アクティビティ名","タスク実行日時","担当者","状態","タスク処理",...,"申請結果"
項目 | 説明 |
---|---|
プロセスインスタンス起動時間 | 申請を実行した時刻 |
プロセスインスタンス起動者 | 申請者のユーザーID |
プロセスインスタンス名 | プロセスインスタンス名 L-Platform利用申請_xxx、L-Platform構成変更申請_xxx、L-Platform解約申請_xxx |
プロセスインスタンス状態 | プロセスインスタンスの状態 closed:終了 |
プロセスインスタンス終了時間 | プロセスインスタンスが終了した時刻 yyyy-mm-dd hh:mm:ss.sss |
アクティビティ名 | アクティビティ名 |
タスク実行日時 | タスクが実行された日時 |
担当者 | タスクを実行したユーザーのユーザーID |
状態 | タスクの状態を示します。 COMPLETED:完了 |
タスク処理 | アクティビティで実行されたボタン名
|
申請結果 | 申請結果
|
プロセスインスタンス名が"L-Platform利用申請_100"の監査情報の出力例を、以下に示します。
"2012-04-11 17:03:53.580","tenant_user001","L-Platform利用申請_100","closed","2012-04-11 17:04:25.471","申請","2012-04-11 17:03:56.111","tenant_user001","COMPLETED","Apply","承認","2012-04-11 17:04:15.908","tenant_admin001","COMPLETED","0:可決","審査","2012-04-11 17:04:21.346","infra_admin001","COMPLETED","0:受理","受理済み"
ポイント
タスクスケジューラ【Windowsマネージャー】、cron【Linuxマネージャー】などのOSの機能を利用して、プロセスインスタンス監査情報取得コマンドを定期間隔で実行するように設定することで、前回コマンドを実行したあとから、今回コマンドを実行する間のプロセスインスタンスの操作ログが取得されます。