ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 運用ガイド
FUJITSU Software

16.1.4 操作ログ(申請プロセス)

申請プロセスの操作ログについて説明します。

ログ名

説明

ibpm_audit.log

申請プロセスの操作ログが出力されます。

16.1.4.1 使用方法

申請プロセスのプロセスインスタンスの操作ログを取得するには、以下のプロセスインスタンス監査情報取得コマンドを実行します。

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\RCXCTMG\MyPortal\bin\ibpm_audit

【Linuxマネージャー】

/opt/FJSVctmyp/bin/ibpm_audit

取得できるプロセスインスタンスの監査情報は、前回コマンドを実行した時より、あとに完了したプロセスインスタンスの情報です。

16.1.4.2 実行に必要な権限/実行環境

【Windowsマネージャー】

【Linuxマネージャー】

16.1.4.3 出力先

ログの出力先は以下のとおりです。

ログ名

出力先フォルダー

出力先ファイル

ibpm_audit.log

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダー\RCXCTMG\MyPortal\log

【Linuxマネージャー】

/var/opt/FJSVctmyp/log

ibpm_audit[n].log (注)

注) nは世代数です。

16.1.4.4 ファイルサイズと世代数

ログのファイルサイズと世代数は以下のとおりです。

ログ名

ファイルサイズ

保存世代数(注1)(注2)

ibpm_audit.log

10MB

10

注1) 保存世代数を超えた場合は、古い順から削除されます。

注2) ibpm_auditコマンドを複数回実行しても、ファイルが10MBに満たない場合は同一ファイルに出力されます。

L-Platformの利用申請、構成変更、または解約の申請1件につき、約300B使用されます。必要であれば、利用頻度に応じて、適切な間隔でバックアップしてください。

3世代分のファイルをバックアップする場合は、バックアップ対象ファイル名は以下のとおりです。

  • ibpm_audit1.log

  • ibpm_audit2.log

  • ibpm_audit3.log

16.1.4.5 出力形式

ログはCSV形式ファイルで、以下の項目が以下の順番で出力されます。
1プロセスインスタンスの情報は、1レコードとして表示されます。

"プロセスインスタンス起動時間","プロセスインスタンス起動者","プロセスインスタンス名","プロセスインスタンス状態","プロセスインスタンス終了時間","アクティビティ名","タスク実行日時","担当者","状態","タスク処理",...,"申請結果"

項目

説明

プロセスインスタンス起動時間

申請を実行した時刻

プロセスインスタンス起動者

申請者のユーザーID

プロセスインスタンス名

プロセスインスタンス名

L-Platform利用申請_xxx、L-Platform構成変更申請_xxx、L-Platform解約申請_xxx

プロセスインスタンス状態

プロセスインスタンスの状態

closed:終了

プロセスインスタンス終了時間

プロセスインスタンスが終了した時刻

yyyy-mm-dd hh:mm:ss.sss

アクティビティ名

アクティビティ名
申請、承認、審査、保留、取消

タスク実行日時

タスクが実行された日時

担当者

タスクを実行したユーザーのユーザーID

状態

タスクの状態を示します。

COMPLETED:完了

タスク処理

アクティビティで実行されたボタン名

  • 申請 : Apply

  • 承認 : 0:可決 または 1:否決

  • 審査 : 0:受理 または 1:却下

  • 保留 : 0:取消

  • 取消 : 0:取消

申請結果

申請結果

  • 受理済み : 審査タスクの[受理]を実行した場合

  • 可決済み : 承認タスクの[可決]を実行した場合(ApproverOnlyの場合)

  • 否決済み : 承認タスクの[否決]を実行した場合

  • 却下済み : 審査タスクの[却下]を実行した場合

  • 取消済み : 取消タスクの[取消]を実行した場合

  • 申請取消 : 保留タスクの[取消]を実行した場合

16.1.4.6 出力例

プロセスインスタンス名が"L-Platform利用申請_100"の監査情報の出力例を、以下に示します。

"2012-04-11 17:03:53.580","tenant_user001","L-Platform利用申請_100","closed","2012-04-11 17:04:25.471","申請","2012-04-11 17:03:56.111","tenant_user001","COMPLETED","Apply","承認","2012-04-11 17:04:15.908","tenant_admin001","COMPLETED","0:可決","審査","2012-04-11 17:04:21.346","infra_admin001","COMPLETED","0:受理","受理済み"

ポイント

タスクスケジューラ【Windowsマネージャー】、cron【Linuxマネージャー】などのOSの機能を利用して、プロセスインスタンス監査情報取得コマンドを定期間隔で実行するように設定することで、前回コマンドを実行したあとから、今回コマンドを実行する間のプロセスインスタンスの操作ログが取得されます。