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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 運用ガイド
FUJITSU Software

9.5.4 ネットワーク機器(仮想アプライアンス)の保守手順

ここでは、ネットワーク機器(仮想アプライアンス)の保守手順について説明します。

9.5.4.1 テナント追加に伴うIPCOM VAの追加

テナント追加のために、仮想アプライアンスであるIPCOM VAを追加するケースを想定した追加手順について説明します。

なお、ここではIPCOM VAに関連する作業を中心に説明しています。

特に記述がない場合、以下の作業はインフラ管理者が行います。

  1. 追加するネットワーク構成を設計します。

    テナントの使用する仮想ファブリック(VFAB)を決定し、イーサネット・ファブリックスイッチ(Converged Fabric)にVFABの設定を行います。(ネットワーク機器の管理者)

  2. IPCOM VAのインストールとセットアップを行います。

    その際、IPCOM VXの仮想マシンインターフェースに手順1で決定した仮想ファブリックのVFAB VLAN IDを設定します。(ネットワーク機器の管理者)

  3. ネットワーク機器の管理者から、追加したIPCOM VAとVFABの情報を入手します。

  4. 入手した情報から、ネットワーク構成情報(XML定義)を作成します。

  5. テナントで使用するサーバを追加する場合、サーバのリソースを登録します。

  6. テナントの作成、およびテナント管理者の登録を行います。

  7. 作成したネットワーク構成情報を登録します。

    ネットワーク構成情報の登録は、rcxadm netconfig importコマンドで行います。

  8. テナントのリソースプールに追加したサーバおよびIPCOM VAを登録します。