ここでは、ServerView Operations Managerのシングルサインオン機能で利用するActive Directoryを、1台から2台に変更して運用する場合の移行手順について説明します。なお、本手順ではActive Directoryが冗長構成になっていることを前提とします。
Active Directoryを冗長構成にして運用することで、一方のドメインコントローラーが故障した場合でも、自動で他方のドメインコントローラーに切り替えて運用を継続することができます。
事前準備
Active Directoryの設定
バックアップホストとして利用するドメインコントローラーの設定をしてください。
ServerView Operations Managerの設定
ディレクトリサービス設定にバックアップホストを登録してください。
詳細は「FUJITSU Software ServerView Suite ServerView でのユーザ管理」の「LDAP ディレクトリサービスを使用する ServerViewユーザ管理」を参照してください。
移行手順
マネージャーを停止します。
マネージャーの停止方法については、「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照してください。
シングルサインオンで利用するディレクトリサービス接続情報を登録します。
rcxadm authctl syncコマンドを使用して、ServerView Operations Managerに登録されている2台分の接続情報をマネージャーに登録します。
rcxadm authctl syncコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.4 rcxadm authctl」を参照してください。
バックアップホストの証明書を確認します。
rcxadm authctl diffcertコマンドを使用して、バックアップホストの認証局証明書(キーストア)の別名を確認します。
rcxadm authctl diffcertコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.4 rcxadm authctl」を参照してください。
バックアップホストの証明書を登録します。
手順3.で確認したバックアップホストの認証局証明書(キーストア)の別名を登録します。
登録方法については、「運用ガイド CE」の「8.10.1.2 証明書の登録」を参照してください。
マネージャーを起動します。
マネージャーの起動方法については、「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照してください。