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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 導入ガイド
FUJITSU Software

9.5.2 設定方式

フォルダーの名前

RORコンソールで配備するL-Platformは、フォルダーと1対1に対応しています。

フォルダーの名前の設定方式を変更することにより、RORコンソールで配備したL-Platformまたはテナントと、フォルダーの対応を取りやすくすることができます。

L-Platform ID

配備するL-Platformに対応する、フォルダーの名前に、L-Platform IDを設定します。

L-Platform IDは、テナント名の先頭8文字に9桁のランダムな英数字を付加した文字列となります。

以下のような文字列となります。

sosiki1-WCJFRUH6L

本設定が本製品のデフォルト設定となっています。運用上、RORコンソールで配備したL-Platformと、フォルダーの対応を取る必要がない場合には、本設定で利用することを推奨します。

テナント名と連番

配備するL-Platformに対応する、フォルダーの名前に、テナント名の先頭8文字に4桁の連番を付加した文字列を設定します。

以下のような文字列となります。

sosiki1-0001

上記の文字列は、RORコンソールの[L-Platform]タブでは表示されないため、RORコンソールで配備したL-Platformと、フォルダーの対応を取るには、フォルダーのコメント欄に設定されるL-Platform名などを参照する必要があります。

本設定は、運用上、テナント単位にフォルダーの対応が取れればよい場合に利用することを推奨します。

注意

1つのテナント内で、累計で10,000以上のL-Platformの配備が想定される環境では、利用しないでください。累計10,000以上のL-Platformの配備を実施した場合、配備は正常に実行されますが、フォルダーの名前には5桁以上の連番が付加されます。

テナント名とL-Platform名

配備するL-Platformに対応するフォルダーの名前に、テナント名の先頭8文字と、RORコンソールの[L-Platform]タブで指定したL-Platform名を連結した文字列を設定します。

以下のような文字列となります。

sosiki1-system1

上記のように、フォルダー名に利用者が指定したL-Platform名が含まれるため、"L-Platform ID"よりも、RORコンソールで該当のL-Platformを見つけることが容易になります。

ただし、本設定の場合、L-Platform名には、半角英数字、アンダースコア、およびハイフンだけから構成される文字列を、23文字以内となるように指定する必要があります。

L-Platform名

配備するL-Platformのフォルダーの名前に、[L-Platform]タブの[利用申請]ページで指定したL-Platform名を設定します。
フォルダー名は、利用者が指定したL-Platform名となるため、"L-Platform ID"よりも、RORコンソールの[リソース]タブで該当のL-Platformを見つけることが容易になります。

ただし、本設定の場合、L-Platform名には、先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア、およびハイフンのみから構成される文字列を、32文字以内で指定する必要があります。

運用上、L-Platform名に日本語を指定する必要がない場合は、本設定で利用することを推奨します。

L-Serverの名前

本製品で配備するサーバは、L-Serverと対応しています。

L-Serverの名前の設定方式を変更することにより、RORコンソールで配備したサーバと、L-Serverの対応を取りやすくすることができます。

サーバID

配備するサーバに対応する、L-Serverの名前に、サーバIDを設定します。

サーバIDは、L-Platform IDに4桁の連番を付加した文字列となります。

以下のような文字列となります。

sosiki1-WCJFRUH6L-S-0001

サーバIDは、RORコンソールの[L-Platform]タブでは表示されないため、RORコンソールで配備したサーバとL-Serverの対応を取るには、IPアドレスなどを参照する必要があります。

本設定が、本製品のデフォルト設定となっています。運用上、RORコンソールで配備したサーバと、L-Serverの対応を取る必要がない場合などは、本設定で利用することを推奨します。

ホスト名

配備するサーバに対応するL-Serverの名前に、ホスト名(コンピュータ名)を設定します。

ホスト名は、VMwareなどのサーバ仮想化ソフトウェアの操作画面やゲストOS上でも参照可能なため、本製品とサーバ仮想化ソフトウェアの間でサーバの対応を取る必要がある場合などに、本設定で利用することを推奨します。

注意

サーバ仮想化ソフトウェアがVMware、または物理サーバ以外の場合で本設定を行った場合、L-Platformの構成変更で、サーバが稼働中の状態でのホスト名の変更操作が行えなくなります。
また、「9.4 仮想サーバのホスト名設定」で"サーバ名"(設定方式番号:2)を設定している場合、L-Platformの構成変更で、サーバが稼働中の状態でのサーバ名の変更操作が行えなくなります。

サーバ名

配備するサーバに対応するL-Serverの名前に、RORコンソールの[L-Platform]タブで指定したサーバ名を設定します。

本製品で配備したサーバとL-Serverの対応を取る必要がある場合などに、本設定で利用することを推奨します。

ただし、本設定の場合、サーバ名には、先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア、およびハイフンだけから構成される64文字以内の文字列を指定する必要があります。

注意

  • Solarisゾーンのサーバには"SUNW"から始まる名前を指定しないでください。

  • サーバ仮想化ソフトウェアがVMware、または物理サーバ以外の場合で本設定を行った場合、L-Platformの構成変更で、サーバが稼働中の状態でのサーバ名の変更操作が行えなくなります。