電源切断時のサーバ解放について
電源切断時のサーバ解放機能は、VMホストで利用できるCPUやメモリリソースの物理資源以上のL-Serverを用意し、起動するL-Serverを切り替えて使用する機能です。
本機能により、時間帯や状況に応じて停止/起動するL-Serverを切り替えることで、1台のL-Serverに割り当てるCPUとメモリリソースを、他のL-Serverで利用できます。
また、L-Serverが電源OFFの場合は、L-Serverに割り当てたCPUとメモリをVMプールの使用量として計上しないため、電源ONのL-Serverに割り当て済みの資源量を把握することができます。
L-Serverが配備されているVMホストの資源不足に備え、[運用位置]に[起動毎に変更]を設定しておくことで、L-Server起動時に、CPUおよびメモリリソースが存在するVMホストを検索し、そのVMホストへ移動したあと、L-Serverを起動します。
他のVMホストにもCPUおよびメモリリソースが存在しない場合は、現在配備されているVMホストでL-Serverの起動を試みます。
[運用位置]が[固定]で、起動しているL-Serverに割り当てる資源量が、VMホスト上でオーバーコミット状態となる場合、VMホスト上のCPUおよびメモリリソースを複数のL-Server間で共有するため、他のL-Serverへの影響を確認し、L-Serverを起動するようにしてください。
なお、VMホスト上の物理資源以上のL-Serverを起動した場合、複数のL-Serverで資源を共有して動作するため、以下の環境では、[電源切断時のサーバ自動解放]を"false"にすることを推奨します。
オーバーコミットを利用しない
オーバーコミットを推奨していない仮想化製品を利用する