ここでは、ServerView Infrastructure Managerを利用するための設定手順について説明します。
管理サーバとは異なるサーバに、仮想アプライアンスのServerView Infrastructure Managerをインストールします。
インストール方法については、ServerView Infrastructure Managerのマニュアルを参照してください。
以降の手順は、ISM側でPXEブートを利用する場合だけ必要です。
管理サーバ、管理対象サーバとは異なるサーバ(Windows)を用意します。
以下の手順で、DHCPサーバとして構築します。
サーバの役割にDHCP Serverを追加します。
管理サーバの管理LANと同一ネットワークのIPアドレスが設定されたNICのネットワーク接続にバインディングしてください。
追加方法とバインディング方法については、Windowsのマニュアルを参照してください。
DHCPサーバがドメインに参加している場合、以下の手順を実施してください。
DHCPサーバを承認します。
[コントロールパネル]-[管理ツール]-[DHCP]をクリックします。
[DHCP]画面が表示されます。
[操作(A)]-[承認されたサーバーの管理(M)]を選択します。
[承認されたサーバーの管理]画面が表示されます。
[承認(A)]ボタンをクリックします。
[DHCP サーバーの承認]画面が表示されます。
[名前または IP アドレス(N)]に管理サーバの管理IPアドレスを入力します。
[OK]ボタンをクリックします。
[承認の確認]画面が表示されます。
[名前(N)]と[IP アドレス(P)]を確認します。
[OK]ボタンをクリックします。
[承認されたサーバーの管理]画面の[承認された DHCP サーバー(D)]にDHCPサーバが追加されます。
DHCPサーバに本製品のエージェントをインストールします。
詳細は、「2.2.2 インストール【Windows】【Hyper-V】」を参照してください。
注意
エディションは[Express/Virtual Edition]を選択してください。
[ライセンス認証情報の入力]画面では、[クローニング機能を使用する]を選択せずに、[次へ (N)>]ボタンをクリックしてください。
注意
DHCPサーバに導入できる基本ソフトウェアは、本製品のエージェント【Windows】と同じです。
DHCPサーバは、仮想化ソフトウェアによって作成されたVMゲスト上でも機能します。
DHCPサーバには、本製品のエージェント【Windows】の必須ソフトウェアであるServerView Agents for Windowsのインストールは必要ありません。
ISM側でPXEブートを利用する場合、rcxadm pxectlコマンドで管理サーバのPXEサービスを一時的に停止する必要があります。
詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.19 rcxadm pxectl」を参照してください。
管理サーバのPXEサービスが停止している間は、以下の機能が利用できません。
HBA address rename設定
サーバ切替え・切戻し(HBA address rename方式、バックアップ・リストア方式)
バックアップ・リストア
システムイメージの削除
クローニングイメージの採取
クローニングイメージの配付
クローニングイメージの削除
rcxadm imagemgr setコマンドの実行
サーバの登録
サーバの削除
管理対象サーバの管理LANのIPアドレス変更
管理サブネットの登録
物理L-Serverの作成
物理L-Serverのバックアップ・リストア
物理L-Serverのクローニングイメージの採取・配付
参考
管理対象サーバをVIOMの管理下からISMの管理下へ移行する場合は、以下の手順を実施してください。
移行対象サーバに予備サーバが設定されている場合、予備サーバの設定を解除します。
ServerView Virtual-IO Manager Web UIを起動します。
詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「5.1.1 プロファイルの登録」を参照してください。
移行対象サーバのプロファイルを削除します。
VIOM管理下から移行対象サーバを削除します。
ServerView Infrastructure Manager Web UIを起動します。
移行対象サーバのプロファイルを設定します。
詳細は、ServerView Infrastructure Managerのマニュアルを参照してください。
本製品の定期更新処理が実施されます。
移行対象サーバがISMの管理下にあることが本製品に反映されます。
必要に応じて移行対象サーバに予備サーバを設定します。
移行対象の物理L-Serverを本製品から削除します。
ServerView Virtual-IO Manager Web UIを起動します。
詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「5.1.1 プロファイルの登録」を参照してください。
移行対象サーバのプロファイルを削除します。
VIOM管理下から移行対象サーバを削除します。
ServerView Infrastructure Manager Web UIを起動します。
移行対象サーバのプロファイルを設定します。
詳細は、ServerView Infrastructure Managerのマニュアルを参照してください。
本製品の定期更新処理が実施されます。
移行対象サーバがISMの管理下にあることが本製品に反映されます。
移行対象サーバを元に物理L-Serverを作成します。