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ServerView Resource Orchestrator Express/Virtual Edition V3.3.0 設計ガイド
FUJITSU Software

7.7.1 管理対象のネットワーク機器への設定情報

ネットワーク機器をリソースとして管理する場合、管理対象のネットワーク機器へ設定する情報を決定します。
ネットワーク機器をリソースとして管理する機能を有効にする手順については、「操作ガイド VE」の「7.5.1 ネットワークデバイス管理機能の有効化」を参照してください。

7.7.1.1 管理用の設定情報

管理用として必要な設定情報を決定します。

7.7.1.2 事前設定用の設定情報

事前設定用として必要な設定情報を決定します。

図7.12 管理対象の機器への事前設定用の範囲

注) L2スイッチまたはイーサネット・ファブリックスイッチです。

参考

  • 設定できる文字の種類と文字数は、ネットワーク機器によって異なります。

    個々の設定情報については、上記の文字の種類や文字数の範囲で、ネットワーク機器の仕様に従って決定してください。

    また、業務LANと管理LANの接続構成によって設定すべき情報もネットワーク機器の仕様に依存します。

    ネットワーク機器の仕様については、使用するネットワーク機器のマニュアルを参照してください。

  • 管理対象がイーサネット・ファブリックスイッチ(Converged Fabric)の場合、以下の設計が必要です。

    • 当該装置の各ポートについてポート種別を設計してください。

    • 仮想ファブリック(VFAB)を使用する場合、あらかじめ使用するすべての仮想ファブリックを設計してください。

    • 仮想ファブリックを使用する場合、管理LANとして利用するLANポートは、デフォルトVFABに所属するLANポートとすることを推奨します。

    イーサネット・ファブリックスイッチ(Converged Fabric)の概要については、「付録D イーサネット・ファブリック装置」を参照してください。

  • 管理対象がIPCOM VX/IPCOM VAの場合、以下の設計が必要です。

    • 仮想ファブリックのVFAB VLAN IDとIPCOM VXの仮想マシンインターフェース定義のVLAN IDのTPIDを一致させてください。
      TPIDの設定方法については、各機器のマニュアルを参照してください。

    • イーサネット・ファブリックスイッチ(Converged Fabric)の仮想ファブリックの使用が必須となります。
      IPCOM VA単位に、使用する仮想ファブリックを設計してください。
      設計の際、以下に注意してください。

      • 仮想ファブリックの動作モードは、ネットワークモードとします。

      • IPCOM VXとの接続ポートは、IEEE802.1adフレーム送受信ポートとします。

      設計した仮想ファブリックのS-TAG値を、IPCOM VXの仮想マシンインターフェース定義のVLAN IDに定義します。
      仮想ファブリックのS-TAG値は、以下の計算式で求めることができます。

      • defaultVFABの場合

        2固定

      • defaultVFAB以外の場合

        VFAB ID + 100

    IPCOM VXの仮想マシンインターフェース定義については、IPCOM VXのマニュアルを参照してください。
    IPCOM VX/IPCOM VAと仮想ファブリックの関係については、「付録E IPCOM VXシリーズ装置」を参照してください。