詳細
このとき、帳票管理サーバのシステムログ、および帳票出力サーバのイベントログにメッセージは出力されません。
発生するVL
Solaris版V10.1.0
原因
以下のいずれかの設定により、スプールデータのデータ種別がEMFとなっている可能性があります。
Windowsのプリンタ画面の各プリンタのプロパティで、詳細設定の[詳細な印刷機能を有効にする]がチェックされている。
プリンタドライバ個別の設定で、スプールデータのデータ種別がEMFに設定されている。
Windows環境では、EMFデータのスプールサイズには上限値が存在します。
このため、大量ページの帳票を印刷すると、正常に印刷が完了せずエラーが発生する場合があります。
対処
以下の対処を行い、EMFデータで印刷した際に帳票出力サーバに残った一時ファイルを削除してください。
帳票管理サーバ側
帳票の出力状態が「出力待ち」または「出力中」となっている場合、帳票の出力の強制中止を行う。
帳票出力サーバ側
以下の手順で操作を行い、帳票出力時に残ったメモリ資源、ディスク資源を削除してください。
帳票出力サーバを再起動する。
Administrators権限を持つユーザでログインする。
%SystemRoot%\Temp 配下に残った作業用フォルダを削除する。
作業用フォルダのフォルダ名は Lstm_XXXXXXXXXXXX(XXXX...の部分はランダムな英数字)
ログアウトする。
運用時の一般ユーザ権限でログインし直す。
また、同じ帳票を再出力する場合、原因に応じて以下の対処を行い、スプールデータの種別をRAWに変更してください。
Windowsのプリンタ画面の各プリンタのプロパティで、詳細設定の[詳細な印刷機能を有効にする]のチェックをはずす。
プリンタドライバ個別の設定でスプールデータのデータ種別をRAW に設定する。
ポイント
EMFデータのスプールサイズの上限は、Windowsのバージョンレベルによって異なります。詳細については、Windowsのサポート情報を確認してください。
スプールデータの種別を変更する場合、必ず[標準の設定]ボタンを選択して変更してください。ただし、[標準の設定]ボタンを選択し、スプールデータの種別を変更する方法は、プリンタドライバによって異なります。
操作の詳細は、各プリンタドライバのドキュメントなどを参照してください。