ユーザが作成した出口アプリケーションを、実際に電文処理と連動して動作するようにするために、アダプタ出口機能へ、設定した出口アプリケーションを適用する必要があります。
新規に作成された出口アプリケーション、修正された出口アプリケーションの適用は、ユーザの適用操作によって行われます。
活性変更機能を使用する場合と使用しない場合で、適用手順が異なります。活性変更機能を使用するかどうかは“com.fujitsu.esi.hotdeploy”設定項目で指定します。設定項目の詳細は、“ISI Java EE導入ガイド”の“環境のカスタマイズ”を参照してください。
出口アプリケーションの活性変更機能を使用する場合の適用方法について説明します。
出口アプリケーションの活性変更機能を有効にする場合は、以下の手順を実施してください。
注意
メディエータファンクションのユーザプログラムの活性変更機能も有効になります。
ISIの環境設定ファイル(ESISystemConfig.properties)またはISI実行環境設定ファイル(config.properties)に、“com.fujitsu.esi.hotdeploy=true”を記載します。
ISIサーバを起動(再起動)します。
出口アプリケーションとして作成したクラスをコンパイルし、jarファイルを作成してください。
以下の手順を実施してください。
作成したjarファイルをサーバに格納します。
ISI実行環境設定ファイルに、以下のいずれかの設定項目を記載し、格納したjarファイルの絶対パスを指定します。
com.fujitsu.esi.endpoint.hotdeploy.<サービスエンドポイント名>
com.fujitsu.esi.soap.inbound.hotdeploy
com.fujitsu.esi.soap.outbound.hotdeploy
指定例 (サービスエンドポイント名がep_001、ep_002の場合)
com.fujitsu.esi.endpoint.postprocess.ep_001=com.sample.post.YYYY com.fujitsu.esi.endpoint.hotdeploy.ep_001=/application/hotdeploy/a.jar com.fujitsu.esi.endpoint.preprocess.ep_002=deguchi.A com.fujitsu.esi.endpoint.hotdeploy.ep_002=/application/hotdeploy/b.jar
設定項目の詳細は、“7.3.3.2 設定項目と設定値”を参照してください。
isidefdeployコマンドを実行して、1で指定した出口アプリケーションを運用環境に反映します。
ISI Studioからの定義登録([運用環境へ定義を反映する]チェックボックスをオン)でも反映できます。
ポイント
新規に反映した出口アプリケーションが実際に呼び出されるのは、適用後のリクエストからとなります。適用時にすでに処理中のリクエストは反映前の出口アプリケーションが動作します。
出口アプリケーションの活性変更機能を無効にする場合は、以下の手順を実施してください。
注意
メディエータファンクションのユーザプログラムの活性変更機能も無効になります。
ISIの環境設定ファイル(ESISystemConfig.properties)またはISI実行環境設定ファイル(config.properties)に“com.fujitsu.esi.hotdeploy=false”を記載します。
または、“com.fujitsu.esi.hotdeploy=true”をコメントアウトするか削除します。
ISI実行環境設定ファイル(config.properties)の“com.fujitsu.esi.process.application”設定項目に出口アプリケーションのjarファイルを絶対パスで指定します。
出口アプリケーションのjarファイルを複数作成していた場合は、すべての出口アプリケーションのjarファイルからクラスを抽出し、1つのjarファイルにまとめて作成してください。
指定例
com.fujitsu.esi.process.application=/application/hotdeploy/deguchi.jar
注意
サービスエンドポイントまたはSOAPアダプタの出口アプリケーションのクラス名で指定しているクラスについて、活性変更が無効となります。
ISIサーバを起動(再起動)します。
出口アプリケーションの活性変更機能を使用しない場合の適用方法について説明します。
出口アプリケーションとして作成したすべてのクラスをコンパイルし、1つのjarファイルにまとめてください。
以下の手順を実施してください。
作成したjarファイルをサーバに格納します。
ISI実行環境設定ファイルに“com.fujitsu.esi.process.application”設定項目を記載し、格納したjarファイルの絶対パスを指定します。
指定例 (サービスエンドポイント名がep_001、ep_002の場合)
com.fujitsu.esi.endpoint.postprocess.ep_001=com.sample.post.YYYY com.fujitsu.esi.endpoint.preprocess.ep_002=deguchi.A com.fujitsu.esi.process.application=/application/deguchi.jar
ISIサーバを起動(再起動)します。
設定した出口アプリケーションを解除する場合は、以下の手順を実施してください。
ISI実行環境設定ファイルから、“7.3.3.2 設定項目と設定値”に記載されている設定項目を削除します。
ISIサーバを起動(再起動)します。