変換定義を書くCSVファイルの記述形式について説明します。
複数のCSVファイルを使用します。CSVファイルは以下の構成で作成してください。
図6.30 ファイル・ディレクトリのリンク構成

図6.31 IDのリンク構成

各行が、下記の表の項目順に書かれている必要があります。
各CSVファイルの詳細は以下のとおりです。
CSVエントリ情報テーブル
CSVエントリ情報テーブルは、すべての定義の入り口となるテーブルです。
CSV定義読込み処理の実行時には、このファイルを指定します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
(注) ディレクトリ、またはファイル名は、フルパス、またはCSVエントリ情報テーブルファイルからの相対パスで指定します。
変換パラメタ情報テーブル
変換パラメタ情報テーブルは、変換パラメタIDを登録するテーブルです。
変換パラメタ情報テーブルは、1ファイルで複数の変換パラメタIDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.19 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“ID” (複数指定可) | 変換パラメタID情報 | |
“DELID” (複数指定可) (取込み時だけ有効) | 変換パラメタID削除 | |
運用登録情報テーブル
運用登録情報テーブルは、処理IDを登録するテーブルです。
運用登録情報テーブルは、1ファイルで複数の処理IDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.20 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“FMTCONV” (複数指定可) | フォーマット変換情報 | 2列目:処理ID 3列目:処理名称 4列目:変換ID 5列目:入力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価) 6列目:出力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価) 7列目:0値の+符号有無(最適化転記時) (省略=“FALSE”と等価) “FALSE”:+符号を出力しない “TRUE”:+符号を出力する
|
“CODECONV” (複数指定可) | 文字コード変換情報 | 2列目:処理ID 3列目:処理名称 4列目:ファイル種別 “FLAT”固定です。 5列目:フラットID 6列目:変換元文字コード系 “SJIS”:JIS8/シフトJIS “EUC”:JIS7/EUC “JEFKANA”:EBCDICカナ/JEF “JEFASCII”:EBCDIC ASCII/JEF “DBCSKANA”:EBCDICカナ/dbcs90 “DBCSASCII”:EBCDIC ASCII/dbcs90 “JIS7”:JIS7/JIS “JIS8”:JIS8/JIS “JISE”:JIS(ESC)/JIS “KEIS”:EBCDICカナ/KEIS “JIPSECORE”:EBCDICカナ/JIPSE領域 “JIPSEAUG”:EBCDICカナ/JIPSE字形 “UNICODE(UCS-2BE)”:UNICODE(UCS-2BE) “UNICODE(UCS-2LE)”:UNICODE(UCS-2LE) “UNICODE(UTF-16BE)”:UNICODE(UTF-16BE) “UNICODE(UTF-16LE)”:UNICODE(UTF-16LE) “UNICODE(UTF-32BE)”:UNICODE(UTF-32BE) “UNICODE(UTF-32LE)”:UNICODE(UTF-32LE) “UTF-8_4”: UTF-8(4バイト) “UTF-16BE”: UTF-16BE “UTF-16LE”: UTF-16LE “UTF-32BE”: UTF-32BE “UTF-32LE”: UTF-32LE
7列目:変換先文字コード系 (指定形式は変換元と同様) 8列目:変換元データ長 “STANDARD”:標準 “EXPANSION”:拡張
9列目:変換先データ長 (指定形式は変換元と同様) 10列目:B属性項目のエンディアン変換 “FALSE”:エンディアン変換なし “TRUE”:エンディアン変換あり
11列目: エンディアン変換種別 “LITTLE_BIG”:LITTLE→BIG “BIG_LITTLE”:BIG→LITTLE
12列目:文字コード変換規則名 13列目:入力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価) 14列目:出力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)
|
“CSVCONV” (複数指定可) | CSV変換情報 | 2列目:処理ID 3列目:処理名称 4列目:ファイル種別 “FLAT”固定です。 5列目:フラットID 6列目:CSV変換 “FLAT_COMMA”:FLAT→CSV(カンマ区切り) “FLAT_TAB”:FLAT→CSV(タブ区切り) “COMMA_FLAT”:CSV(カンマ区切り)→FLAT “TAB_FLAT”:CSV(タブ区切り)→FLAT
7列目:CSV括り文字 8列目:カンマ置換文字 9列目:入力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価) 10列目:出力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価) 11列目:末尾空白の保持(省略(固定)=末尾空白を保持しない) 12列目:CSV括り文字付加
|
“ADJUST” (複数指定可) | レイアウト調整情報 | 2列目:処理ID 最大項目長は半角(英数字)32桁です。 “_”、“-”、“.”は入力可能です。 3列目:処理名称 最大項目長は半角250桁(全角混在可)です。 “,”は入力不可です。 4列目:レイアウト調整ID 最大項目長は半角(英数字)32桁です。 “_”、“-”は入力可能です。 5列目:レイアウト調整 文字コード変換(フォーマット指定なし)の場合は指定する必要はありません。何も指定しないでください。 6列目:文字コード 文字コード変換(フォーマット指定なし)の場合は指定する必要はありません。何も指定しないでください。 7列目:入力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価) 最大項目長は半角128桁(全角混在可)です。 以下の記号を除いた半角記号が使用可能です。 " * < > ? | 8列目:出力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価) 最大項目長は半角128桁(全角混在可)です。 以下の記号を除いた半角記号が使用可能です。 " * < > ? |
|
“XMLCONV” (複数指定可) | XML変換 | 2列目:処理ID 3列目:処理名称 4列目:ファイル種別 “FLAT”固定です。 5列目:フラットID 6列目:XML変換 “FLAT_XML”:FLAT→XML “XML_FLAT”:XML→FLAT
7列目:入力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価) 8列目:出力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価) 9列目:妥当性検証の有無 (FLAT→XMLの場合、出力ファイルの検証有無。XML→FLATの場合、入力ファイルの検証有無) “FALSE”:妥当性検証なし “TRUE”:妥当性検証あり
10列目: XML種別 “DTD”:DTD使用、出力時はDTD部を出力する(DTDの直接指定はできません) “SCHEMA”:XML Schema使用、出力時はルートタグの名前空間部を出力する “NOSCHEMA”:XML Schema/DTDを使用しない(省略時は本指定)
11列目: XML宣言部出力
|
“DELID” (複数指定可) (取込み時だけ有効) | 処理ID削除 | |
一般フォーマット情報テーブル
一般フォーマット情報テーブルは、フラットIDを登録するテーブルです。
一般フォーマット情報テーブルは、1ファイルで1つのフラットIDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.21 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C” (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“ID” | フラットID/名称 | 2列目:フラットID フラットIDを指定します。 3列目:フラット名称 フラット名称を指定します。
|
“DELID” (取込み時だけ有効) | フラットID削除 | |
“XML” | XML用設定 | |
“XML_SCHEMA” (区分“XML”の2列目に“XML_SCHEMA”が指定されている場合だけ指定可、複数指定可) | XML Schema情報 | 2列目: 名前空間未指定時のXML Schemaファイル名 名前空間未指定時のXML Schemaファイル名を指定します。 ファイルで初めに出てくる名前空間未指定時が採用されます。これ以外の名前空間未指定時は無視されます。 3列目: 名前空間URI 名前空間URIを指定します。 4列目: 接頭辞 接頭辞を指定します。 5列目: XML Schemaファイル名 XML Schemaファイル名を指定します。
|
省略 (複数指定可) | フィールド情報 | 2列目:フィールド名称 フィールド名称を指定します。 3列目:フィールド属性 フィールドの属性を指定します。 “HD”:集団項目ヘッダ “TR”:集団項目トレーラ “X”:X属性 “K”:K属性 “B”:B属性 “H”:H属性 “N”:N属性 “9”:9属性 “C”:C属性 “P”:P属性
4列目:符号・詰め文字・+符号の有無 フィールドの符号・詰め文字・+符号を指定します。フィールド属性の指定内容により、指定できない場合があります。 属性と符号指定の関係については、“表6.15 フィールド属性・符号・桁数・小数部桁数の記号”を参照してください。 “U”または省略:符号なし・空白詰め “UZ”:符号なし・0詰め “S”:符号付き・空白詰め・+符号なし “SZ”:符号付き・0詰め・+符号なし “SP”:符号付き・空白詰め・+符号あり “SZP”:符号付き・0詰め・+符号あり
5列目:桁数 桁数を指定します。フィールド属性、符号、および小数部桁数の指定により、指定可能な桁数が異なります。 属性、符号、および小数部桁数と桁数の関係については、“表6.15 フィールド属性・符号・桁数・小数部桁数の記号”を参照してください。 6列目:小数部桁数 小数部の桁数を指定します。フィールド属性の指定内容により、指定できない場合があります。 属性と小数部桁数の関係については、“表6.15 フィールド属性・符号・桁数・小数部桁数の記号”を参照してください。 7列目:グループ区分 フィールド属性が集団項目ヘッダまたは集団項目トレーラの場合に集団項目グループの区分を指定します。その他の属性の場合、指定できません。 グループ区分に指定可能な文字は、英大文字、英小文字、数字で1~2バイトの範囲です。 8列目:グループ繰返し数 フィールド属性が集団項目ヘッダの場合に集団項目グループの繰返し数を指定します。その他の属性の場合は指定できません。 9列目:初期値 初期値を指定します。 10列目: 繰返し数変動 繰返し数変動を指定します。 “F”または省略:繰返し数固定 “V”:繰返し数可変
11列目: XML属性 XML属性(固定値)を指定します。 12列目:タグ省略可否 タグ省略を指定します。 13列目: 単一タグ繰返し数 単一タグ繰返し数を指定します。 14列目: 整形なし 整形なしを指定します。 15列目: XML属性フィールド XML属性フィールドを指定します。 16列目: 名前空間接頭辞 名前空間接頭辞を指定します。 区分“XML_SCHEMA”で定義した接頭辞を指定する必要があります。 17列目: XML→FLAT利用者プログラム XML→FLAT利用者プログラムのIDを指定します。 XML利用者プログラム情報テーブルで定義したXML利用者プログラムIDを指定する必要があります。 18列目: FLAT →XML利用者プログラム FLAT →XML利用者プログラムのIDを指定します。 XML利用者プログラム情報テーブルで定義したXML利用者プログラムIDを指定する必要があります。 19列目: XML Schema データ型 XML Schemaデータ型を指定します。 サポートするXML Schemaのビルトインデータ型を指定する必要があります。 20列目: XML Schema 制約内容 XML Schema制約内容を指定します。 サポートする制約内容で指定する必要があります。 21列目: 文字種ポリシーID 文字種ポリシーIDを指定します。 文字種ポリシー情報テーブルで定義した文字種ポリシーIDを指定する必要があります。 22列目: 備考 備考を指定します。
|
複数一般フォーマット情報テーブル
複数一般フォーマット情報テーブルは、複数一般IDを登録するテーブルです。
複数一般フォーマット情報テーブルは、1ファイルで複数の複数一般IDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.22 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“ID” (複数指定可) | 複数一般ID/名称 | 2列目:複数一般ID 3列目:複数一般名称 4列目以降:フラットID(最大数は100)
|
“DELID” (複数指定可) (取込み時だけ有効) | 複数一般ID削除 | |
伝票形式フォーマット情報テーブル
伝票形式フォーマット情報テーブルは、伝票形式IDを登録するテーブルです。
伝票形式フォーマット情報テーブルは、1ファイルで1つの伝票形式IDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.23 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“ID” | 伝票形式ID/名称 | 2列目:伝票形式ID 3列目:複伝票形式名称 4列目:基本レコード長 5列目:ブロック長 6列目:判断位置開始位置 7列目:判断位置桁数
|
RECORD (複数指定可) | レコード情報 | |
“DELID” (取込み時だけ有効) | 伝票形式ID削除 | |
行終端可変長フォーマット情報テーブル
行終端可変長フォーマット情報テーブルは、行終端可変長フォーマットの可変長IDを登録するテーブルです。
行終端可変長フォーマット情報テーブルは、1ファイルで複数の可変長IDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.24 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“ID” (複数指定可) | 可変長ID/名称 | 2列目:可変長ID 3列目:可変長名称 4列目:ヘッダ部フラットID 5列目:明細部フラットID 6列目:行終端文字(1バイトまたは2バイト)
|
“DELID” (複数指定可) (取込み時だけ有効) | 可変長ID削除 | |
繰返し数指定可変長フォーマット情報テーブル
繰返し数指定可変長フォーマット情報テーブルは、繰返し数指定可変長フォーマットの可変長IDを登録するテーブルです。
繰返し数指定可変長フォーマット情報テーブルは、1ファイルで複数の可変長IDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.25 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“ID” (複数指定可) | 可変長ID/名称 | 2列目:可変長ID 3列目:可変長名称 4列目:ヘッダ部フラットID 5列目:明細部フラットID 6列目:明細部の繰り返し回数フィールド名
|
“DELID” (複数指定可) (取込み時だけ有効) | 可変長ID削除 | |
フォーマット変換情報テーブル
フォーマット変換情報テーブルは、変換IDを登録するテーブルです。
フォーマット変換情報テーブルは、1ファイルで1つの変換IDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.26 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“ID” | 変換ID/名称 | |
“DELID” (取込み時だけ有効) | 変換ID削除 | |
IN | 入力側フォーマット情報 | 2列目:フォーマット種別 3列目:フォーマットID 4列目:フォーマット名称
|
“I” (複数指定可) | 入力側フィールド情報 (※入力側フィールド情報は省略可能) | 2列目:フィールド情報 (形式は後述) 3列目:属性 “HD”:集団項目ヘッダ “TR”:集団項目トレーラ “X”:X属性 “K”:K属性 “B”:B属性 “H”:H属性 “N”:N属性 “9”:9属性 “C”:C属性 “P”:P属性
4列目:符号・詰め文字・+符号の有無 “U”または省略:符号なし・空白詰め “UZ”:符号なし・0詰め “S”:符号付き・空白詰め・+符号なし “SZ”:符号付き・0詰め・+符号なし “SP”:符号付き・空白詰め・+符号あり “SZP”:符号付き・0詰め・+符号あり
5列目:桁数 6列目:小数部桁数(省略時は0とみなします) 7列目:グループ区分 8列目:グループ繰り返し数
|
“OUT” | 出力側フォーマット情報 | 入力側フォーマット情報と同様 |
“O” (複数指定可) | 出力側フィールド情報、および変換情報 | 複数の条件式を定義する場合“&”または“|”で区切って複数定義します。(“&”は「かつ」、“|”は「または」を示します) 例) [IN.INF.手当]>=’10000’&[IN.INF.手当]<’100000’ |
HEDC (複数指定可) | ヘッダ出力条件 | |
レイアウト調整情報テーブル
レイアウト調整情報テーブルは、レイアウト調整IDを登録するテーブルです。
レイアウト調整情報テーブルは、1ファイルで複数のレイアウト調整IDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.27 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“CODECONV” (複数指定可) | 文字コード変換(フォーマット指定なし)情報 | 2列目:レイアウト調整ID 最大項目長は半角(英数字)32桁です。 “_”、“-”は入力可能です。 3列目:レイアウト調整名称 最大項目長は半角250桁(全角混在可)です。 “,”は入力不可です。 4列目:変換元文字コード系 “SJIS”:JIS8/シフトJIS “EUC”:JIS7/EUC “JEFKANA”:EBCDICカナ/JEF “JEFASCII”:EBCDIC ASCII/JEF “DBCSKANA”:EBCDICカナ/dbcs90 “DBCSASCII”:EBCDIC ASCII/dbcs90 “JIS7”:JIS7/JIS “JIS8”:JIS8/JIS “JISE”:JIS(ESC)/JIS “KEIS”:EBCDICカナ/KEIS “JIPSECORE”:EBCDICカナ/JIPSE領域 “JIPSEAUG”:EBCDICカナ/JIPSE字形 “UTF-8”:UTF-8(3バイト) “UCS-2”:UCS-2 “UCS-2LE”:UCS-2LE “UTF-8_4”:UTF-8(4バイト) “UTF-16BE”:UTF-16BE “UTF-16LE”:UTF-16LE “UTF-32BE”:UTF-32BE “UTF-32LE”:UTF-32LE
5列目:変換先文字コード系 “NONE”:文字コード変換なし “SJIS”:JIS8/シフトJIS “EUC”:JIS7/EUC “JEFKANA”:EBCDICカナ/JEF “JEFASCII”:EBCDIC ASCII/JEF “DBCSKANA”:EBCDICカナ/dbcs90 “DBCSASCII”:EBCDIC ASCII/dbcs90 “JIS7”:JIS7/JIS “JIS8”:JIS8/JIS “JISE”:JIS(ESC)/JIS “KEIS”:EBCDICカナ/KEIS “JIPSECORE”:EBCDICカナ/JIPSE領域 “JIPSEAUG”:EBCDICカナ/JIPSE字形 “UTF-8”:UTF-8(3バイト) “UCS-2”:UCS-2 “UCS-2LE”:UCS-2LE “UTF-8_4”:UTF-8(4バイト) “UTF-16BE”:UTF-16BE “UTF-16LE”:UTF-16LE “UTF-32BE”:UTF-32BE “UTF-32LE”:UTF-32LE
6列目:検索文字列 最大項目長は半角 (英数字、記号) 32桁です。 “@HEX()”形式を使用できます。()の中は16進数で指定してください。 変換元文字コード系がEBCDICカナ系の場合、英小文字は指定できません。 7列目:置換文字列 最大項目長は半角 (英数字、記号) 32桁です。 “@HEX()”形式を使用できます。()の中は16進数で指定してください。 変換元文字コード系がEBCDICカナ系の場合、英小文字は指定できません。 8列目:文字列置換時の動作 “TRUE”: シフトアウトコードを挿入する “FALSE”: シフトアウトコードを挿入しない
9列目:文字コード変換規則名(未使用) 値は何も指定しないでください。(項目は必要です)
|
“DELID” (取込み時だけ有効) | レイアウト調整ID削除 | |
フィールド情報の書き方
フィールド情報は以下の形式で記述します。
[入出力区分.フォーマット情報.集団項目名.項目名] |
フィールド情報の部分指定(桁指定)の書き方
フィールド情報の部分指定をする場合は、部分指定可能なフィールド情報の項目名の後ろに、“..(桁指定開始位置.桁指定桁数)”を記述します。項目の部分指定を省略した場合または“..(0.0)”と指定した場合は、全桁指定とみなします。
例)
計算設定時:[IN.INF.基本給..(1.3)]+[IN.INF.手当..(2.5)]
条件設定 :[IN.INF.所属コード..(2.4)]==’100’
項目コード変換用CSV情報テーブル
項目コード変換用CSV情報テーブルは、CSV IDを登録するテーブルです。
項目コード変換用CSV情報テーブルは、1ファイルで複数のCSV IDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.28 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“ID” (複数指定可) | CSV ID情報 | 2列目:CSV ID 3列目:CSV名称 4列目:保管先フォルダ名 5列目:CSVファイル名
|
“DELID” (複数指定可) (取込み時だけ有効) | CSV ID削除 | |
利用者プログラム情報テーブル
利用者プログラム情報テーブルは、利用者プログラムIDを登録するテーブルです。
利用者プログラム情報テーブルは、1ファイルで複数の利用者プログラムIDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.29 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“ID” (複数指定可) | 利用者プログラムID情報 | 2列目:利用者プログラムID 3列目:利用者プログラム名称 4列目:ライブラリ名 5列目:関数名 6列目:引数の数
|
“DELID” (複数指定可) (取込み時だけ有効) | 利用者プログラムID削除 | |
XML用利用者プログラム情報テーブル
XML用利用者プログラム情報テーブルは、XML用利用者プログラムIDを登録するテーブルです。
XML用利用者プログラム情報テーブルは、1ファイルで複数のXML用利用者プログラムIDを登録します。
1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。
表6.30 区分ごとの列の記述形式区分(1列目) | 意味 | 内容 |
---|
“C”または省略 (複数指定可) | コメント行 | コメント行か否かを指定します。 ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。 |
“ID” (複数指定可) | XML利用者プログラム ID情報 | 2列目:XML用利用者プログラムID 3列目:XML利用者プログラム名 4列目:ライブラリ名 5列目:関数名
|
“DELID” (複数指定可) (取込み時だけ有効) | XML利用者プログラムID削除 | |