チケット自動アーカイブ機能を利用するための設定を行います。
対応チケット数が100000件を超えるようなサービスを想定する場合には、チケットの表示性能を確保するため、本設定を実施してください。
チケット自動アーカイブ機能を利用すると、以下が自動的に行われるようになります。
なお、Webコンソール(運用者/管理者用)画面では、アーカイブ先を指定して検索することで、アーカイブされたチケットを参照できます。
http://管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス:Webコンソールのポート番号/otrs/index.pl
設定項目 | 設定値 |
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Ticket::XITSMArchiveSystem | チケット自動アーカイブ機能を有効にします。 [はい]を選択します。 |
Ticket::XITSMArchiveSystem::ArchiveStartDate | 退避先のデータベース領域の開始年月を設定します。 運用を開始する年月を設定してください。 データ移行により運用開始以前のチケットがある場合は、最も古いチケットが作成された年月を設定してください。 [本文]の[Label01]は変更しないでください。 |
Ticket::XITSMArchiveSystem::Interval | 設定した期間ごとに退避先のデータベース領域が分割されます。 各データベース領域に退避されるチケット数は100000件以内となるように設定してください。 |
開始年月を"2013年4月"、期間を"1year"と設定した場合、2015年4月の段階で以下のようにチケットがアーカイブされます。
~2014年3月 2014年4月~2015年3月
なお、1度に退避するチケットの件数が300件の場合、チケットのデータ量によっては、処理の完了までに1時間程度かかることがあります。自動実行する時間は、バックアップやシステムメンテナンスの時間と重ならないように設定してください。
ウィジェット | 設定項目 | 設定値 |
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ジョブ設定 | 有効/無効 | [はい]を選択します。 ジョブを停止する場合は、[いいえ]を選択します。 |
自動実行(複数チケット) | スケジュール分 | ジョブが実行される分を設定します。 [Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながら選択するか、ドラッグすることで複数選択できます。 |
スケジュール時 | ジョブが実行される時間を設定します。 [Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながら選択するか、ドラッグすることで複数選択できます。 |
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スケジュール日 | ジョブが実行される曜日を設定します。 [Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながら選択するか、ドラッグすることで複数選択できます。 |
例)
自動実行(複数チケット)の[スケジュール分]に"00"、[スケジュール時]に"02"、[スケジュール日]に"日、月、火、水、木、金、土"を設定した場合は、作成日時が1年以上経過している、かつ状態がクローズのチケットを、毎日02時に退避する処理が実行されます。