データベースクライアント機能を利用したさまざまな情報活用アプリケーションからDWHサーバへ接続するためのクライアント機能のインストールについて説明します。
ポイント
本マニュアルでは、推奨するインストール方法を記載しています。
インストールの詳細は、“Fujitsu Enterprise Postgres 導入ガイド(クライアント編)”を参照してください。
以下の手順でインストールしてください。
なお、画面例に記載している“x.y SPz”は、インストールする製品のバージョンレベルを示します。
注意
インストールプログラム実行時に以下の画面が表示されることがあります。
画面が表示された場合は、以下の手順で操作を行ってください。
[インストールの完了]画面が表示されるまでインストール作業を実行します。
上記の画面で[次へ]をクリックします。
以下の画面が表示されるので、[完了]をクリックします。
マシンを再起動します。
1. アプリケーションおよびプログラムの停止
インストール方法が以下の場合、アプリケーションおよびプログラムの停止が必要です。
再インストール
インストールを開始する前に以下を停止してください。
製品を利用するアプリケーション
pgAdmin
2. DVDのセット
以下のDVDをDVDドライブにセットします。
Symfoware Analytics Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.3.0 クライアントプログラム4
以下を実行します。
[ディスクマウント先]:\client\autorun.exe
3. インストールの実行
インストールメニューが表示されていますので、[インストール]ボタンをクリックします。
4. インストール製品の選択
[インストール製品選択]画面が表示されます。
インストール製品を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
選択した製品が再インストールのみ可能な場合は、“7. 設定内容の確認”を参照してください。
参考
マルチバージョンインストールが可能な場合は、[インストール方法選択]画面が製品ごとに表示されるので、“マルチバージョンインストール”を選択します。
選択が完了したら[次へ]ボタンをクリックします。
5. インストール内容の確認
[インストールの確認]画面が表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[次へ]ボタンをクリックします。
[次へ]ボタンをクリックするとインストール処理を開始するので、“8. インストール完了”へ進んでください。
設定内容を変更する場合は、[変更する]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
6. インストール先の入力
インストール方法が以下の場合、[インストール先の選択]画面が製品ごとに表示されます。
新規インストール
マルチバージョンインストール
インストール先を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。
7. 設定内容の確認
[インストールの確認]画面が表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[インストール]ボタンをクリックします。
再度、設定内容を変更したい場合は、[戻る]ボタンをクリックします。
8. インストール完了
完了画面が表示されます。
[完了]ボタンをクリックします。
注意
.NET Framework 3.5 SP1以降または.NET Framework 4.0以降をあとからインストールする場合
.NET Framework 3.5または.NET Framework 4.0以降をあとからインストールする場合は、.NET Frameworkのインストール終了後、pgx_NpgsqlRegister.exeコマンドを実行し、Fujitsu Npgsql .NET Data Providerのセットアップを行ってください。
pgx_NpgsqlRegister.exeコマンドは、FUJITSU Enterprise Postgres クライアント機能インストール先フォルダ\DOTNET\Bin配下にインストールされます。
.NET Data Providerの詳細は、“FUJITSU Enterprise Postgres アプリケーション開発ガイド”の“.NET Data Providerの登録”を参照してください。
以下の手順でインストールしてください。
各手順の画面例に記載されている“x.y SPz”は、FUJITSU Enterprise Postgresクライアント機能のバージョンレベルを示します。同様に、パスに記載されている“<xy>”は、製品のバージョンレベルを示します。
注意
入力値には以下の文字が使用できます。
[a-zA-Z0-9]、-、,および/
1. アプリケーションおよびプログラムの停止
インストール方法が以下の場合、アプリケーションおよびプログラムの停止が必要です。
再インストール
インストールを開始する前に以下を停止してください。
製品を利用するアプリケーション
2. スーパーユーザーへの変更
以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。
$ su - Password:******
3. DVDドライブのマウント
以下のDVDをDVDドライブにセットします。
Symfoware Analytics Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.3.0 クライアントプログラム4
以下を実行します。
# mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd
/dev/dvdは、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。
/media/dvdは、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。
注意
自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションにnoexecが設定されるため、インストーラの起動に失敗する場合があります。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。
4. インストールの実行
以下のコマンドを実行します。
# cd /media/dvd # ./install.sh
/media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。
5. インストール製品の選択
インストール対象製品の一覧が、以下のように表示されます。
インストールする製品の番号、または、“all”を入力してリターンキーを押します。
インストール対象の製品は以下のとおりです。 1: FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz 2: FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz インストールする製品を選択してください。 複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2) [number,all,q](省略値はall): all 選択した製品 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz 上記の製品をインストールしますか? y: 次へ進みます n: 再び製品を選択します q: インストールせずに終了します [y,n,q](省略値はy): y
参考
64ビット環境で32ビットのアプリケーションを実行するには、FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit)が必要となります。
選択した製品がインストールされている場合は、以下の画面が製品ごとに表示されます。
再インストールを行う場合は、[番号]を入力してリターンキーを押します。
次の製品のインストール方法を選択してください: FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz 再インストールする場合、再インストールする製品の番号を選択してください。 1: FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz (注) q: インストールせずに終了します [number,q]:
注) 再インストールが可能な製品がインストールされている場合に出力されます。
マルチバージョンインストールを行う場合は、[m]を入力してリターンキーを押します。
次の製品のインストール方法を選択してください: FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz マルチバージョンインストールする場合は m を選択してください。 m: マルチバージョンインストール (注) q: インストールせずに終了します [m,q]: m
注) マルチバージョンインストールが可能な製品がインストールされている場合に出力されます。
6. インストール情報の確認
インストール情報の確認画面が、以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。インストールを開始しますので“9. インストール状態の表示”を参照してください。
設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。
インストールする製品 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz 新規インストール FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz 新規インストール インストールディレクトリ情報 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPzのインストール先 /opt/fsepv<xy>client32 FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPzのインストール先 /opt/fsepv<xy>client64 上記の情報でインストールを開始しますか? y: インストールを開始します c: 情報を変更します (注) q: インストールせずに終了します [y,c,q](省略値はy): c (注)
注) 変更可能な情報がない場合は、選択肢[c]は表示されません。
「c:情報を変更します」を選択した場合は、本手順以降の画面が表示されます。
7.インストールディレクトリの入力
インストール方法が以下の場合、以下の画面が製品ごとに表示されます。
新規インストール
マルチバージョンインストール
[ディレクトリ名]を入力してリターンキーを押します。
FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPzのインストールディレクトリを指定してください。 [ディレクトリ名,q](省略値は/opt/fsepv<xy>client32): /opt/fsepcl32
8.変更後のインストール情報の確認
変更後のインストール情報が、以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。
再度、設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。
インストールする製品 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz 新規インストール FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz 新規インストール インストールディレクトリ情報 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPzのインストール先 /opt/fsepcl32 FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPzのインストール先 /opt/fsepcl64 上記の情報でインストールを開始しますか? y: インストールを開始します c: 情報を変更します q: インストールせずに終了します [y,c,q](省略値はy): y
9. インストール状態の表示
インストール情報が、以下のように表示されます。
インストールを開始します。 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz をインストールします。 インストールが終了しました。 FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz をインストールします。 インストールが終了しました。
10.インストール完了
インストールが終了したときに、インストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。
インストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。
インストールが正常終了しました。
注意
インストール中にエラーが発生していた場合は、エラーメッセージを読んで原因を取り除いてから、再度、install.shコマンドを実行してください。