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Linkexpress Replication optionV5.0L20 コマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.7 lxreplogコマンド(トランザクションログファイルの作成、削除、状態表示)

[名称]

トランザクションログファイルの作成、削除、状態表示コマンド

[抽出対象データベース]

Symfoware Server(Nativeインタフェース)

[形式1 (トランザクションログファイルの管理部の作成)]

lxreplog  -I

[形式2-1 (トランザクションログファイルのデータ部、インデックス部の作成)]

lxreplog  -G
          -s トランザクションログファイルのデータ部の格納パス名[,サイズ{K|M}]
         [-w 警告率]
         [-x トランザクションログファイルのインデックス部の格納パス名]

[形式2-2 (トランザクションログファイルのデータ部、インデックス部の削除)]

lxreplog  -D
         { -s トランザクションログファイルのデータ部の格納パス名 | data }

[形式3-1 (トランザクションログファイルのインダウト部の作成)]

lxreplog  -G
          -i  { インダウト部の格納パス名 | data | index }[,サイズ{K|M}]

[形式3-2(トランザクションログファイルのインダウト部の削除)]

lxreplog  -D
          indoubt

[形式4 (トランザクションログファイルの状態表示)]

lxreplog  -V

[機能説明]

[形式1のオプションの意味]

-I

動作環境ファイルで指定されたパス名に対して、トランザクションログファイルの管理部を作成します。
トランザクションログファイルの管理部がすでに存在する場合、管理部を初期状態に戻します。


[形式2のオプションの意味]

-G

トランザクションログファイルのデータ部およびインデックス部を作成します。


-s トランザクションログファイルのデータ部の格納パス名[,サイズ{K|M}]

トランザクションログファイルのデータ部を作成するディレクトリパス名、またはローデバイス名(Solaris、Linuxの場合)を245バイト以内の絶対パス名で指定します。
トランザクションログファイルのデータ部のサイズをKバイトまたはMバイト単位で指定します。サイズは、128K~2097151Kまたは1M~2047Mの範囲で指定します。“トランザクションログファイルのデータ部の格納パス名”と“サイズ”はカンマ“,”で区切り、空白を入れないように指定します。
格納先がディレクトリの場合、サイズを省略することはできません。
格納先がローデバイスの場合、サイズを省略すると、指定したローデバイス全体の領域が割付け対象となります。
本オプションを使用するにあたっては、後述の[注意事項]も参照してください。


-w 警告率

トランザクションログファイルのデータ部の警告率を1~99(単位パーセント)の範囲で指定します。
差分ログの書き出し中に、トランザクションログファイルのデータ部の使用率が本オプションの警告率を超えた場合、コンソールに対して警告メッセージを出力します。なお、コンソールについては、“読み方”を参照してください。


-x トランザクションログファイルのインデックス部の格納パス名

トランザクションログファイルのインデックス部を作成するディレクトリパス名、またはローデバイス名(Solaris、Linuxの場合)を245バイト以内の絶対パス名で指定します。
本オプションを省略した場合は、-sオプションに指定したパス名が採用され、トランザクションログファイルのデータ部と同一のディレクトリまたはローデバイスに割り当てられます。
インデックス部のサイズは4Kバイト固定です。
本オプションを使用するにあたっては、後述の[注意事項]も参照してください。


-D

トランザクションログファイルのデータ部、インデックス部を削除します。


{ -s トランザクションログファイルのデータ部の格納パス名 | data }
-s トランザクションログファイルのデータ部の格納パス名:

トランザクションログファイルのデータ部およびインデックス部を削除する場合に指定します。
トランザクションログファイルのデータ部のディレクトリパス名、またはローデバイス名(Solaris、Linuxの場合)を245バイト以内の絶対パス名で指定します。
本オプションを使用するにあたっては、後述の[注意事項]も参照してください。

data:

トランザクションログファイルのデータ部およびインデックス部を削除する場合に指定します。
本オプションは、ロードシェア対応機能を利用している場合に指定します。


[形式3のオプションの意味]

-G

トランザクションログファイルのインダウト部を作成します。
本オプションは、ロードシェア対応機能を利用している場合に指定できます。


-i { インダウト部の格納パス名 | data | index }[,サイズ{K|M}]

本オプションは、ロードシェア対応機能を利用している場合に指定できます。

インダウト部の格納パス名:

トランザクションログファイルのインダウト部を作成するディレクトリパス名またはローデバイス名を絶対パス名で指定します。
本オプションを使用するにあたっては、後述の[注意事項]も参照してください。

data:

トランザクションログファイルのデータ部と同じパスに作成する場合に指定します。

index:

トランザクションログファイルのインデックス部と同じパスに作成する場合に指定します。

,サイズ{K|M}:

インダウト部のサイズをKバイトまたはMバイト単位で指定します。サイズは、256K~2097151Kまたは1M~2047Mの範囲で指定します。“インダウト部の格納パス名”、“data”または“index”と“サイズ”はカンマ“,”で区切り、空白を入れないように指定します。
格納先がディレクトリの場合、サイズを省略することはできません。
格納先がローデバイスの場合、インダウト部のサイズを指定すると、当該ローデバイスに対してインダウト部を割り付けたあとに、空き領域が作成されます。だだし、この空き領域は使用することができません。
格納先がローデバイスの場合、サイズを省略すると指定したローデバイス全体の領域が割付け対象となります。ただし、指定したローデバイスにデータ部およびインデックス部がすでに作成されている場合、そのローデバイスの空き領域全体をインダウト部として割り付けます。


-D

トランザクションログファイルのインダウト部を削除します。
本オプションは、ロードシェア対応機能を利用している場合に指定できます。


indoubt

トランザクションログファイルのインダウト部を削除する場合に指定します。


[形式4のオプションの意味]

-V

トランザクションログファイルの状態を表示します。

[形式4の表示形式]

# Transaction Log File Information
  Manage Created date ...  2003/09/06  13:25:30                → 1
  Data Created date   ...  2003/09/07  15:53:58                → 2
  Index Created date  ...  2003/09/07  15:53:58                → 3
  Indoubt Created date...  2003/09/07  15:54:30                → 4
  Manage Path name    ...  /work/logmng                          → 5
  Data Path name      ...  /work/logdata                         → 6
  Index Path name     ...  /work/logdata                         → 7
  Indoubt Path name   ...  /home/work/logdata                    → 8
  Data Size           ...  1024K                                 → 9
  Data Used rate      ...  70%                                   →10
  Data Warning        ...  90%                                   →11
  Indoubt Size        ...  1024K                                 →12
  Indoubt Used rate   ...  30%                                   →13
  Status              ...  USE                                   →14
  CollectLog Status   ...  COFF(AUTO)                            →15
  Indoubt Status      ...  USE                                   →16
  1. トランザクションログファイルの管理部の作成日時

  2. トランザクションログファイルのデータ部の作成日時

  3. トランザクションログファイルのインデックス部の作成日時

  4. トランザクションログファイルのインダウト部の作成日時
    トランザクションログファイルのインダウト部を作成した場合にだけ、本表示項目(Indoubt Created date)が表示されます。

  5. トランザクションログファイルの管理部の格納パス名

  6. トランザクションログファイルのデータ部の格納パス名

  7. トランザクションログファイルのインデックス部の格納パス名

  8. トランザクションログファイルのインダウト部の格納パス名
    トランザクションログファイルのインダウト部を作成した場合にだけ、本表示項目(Indoubt Path name)が表示されます。

  9. トランザクションログファイルのデータ部のサイズ

  10. トランザクションログファイルのデータ部の使用率

  11. トランザクションログファイルのデータ部の警告率

  12. トランザクションログファイルのインダウト部のサイズ
    トランザクションログファイルのインダウト部を作成した場合にだけ、本表示項目(Indoubt Size)が表示されます。

  13. トランザクションログファイルのインダウト部の使用率
    トランザクションログファイルのインダウト部を作成した場合にだけ、本表示項目(Indoubt Used rate)が表示されます。

  14. トランザクションログファイルの状態

    以下の状態があります。

    • EMPTY(空き)

    • USE(使用中)

    • FULL(満杯)

    • DATA_INHIBITED(データ部閉塞)

    • INDEX_INHIBITED(インデックス部閉塞)

    • ALL_INHIBITED(データ部およびインデックス部閉塞)

  15. 差分ログ停止操作の状態

    Linkexpress Replication optionの動作環境ファイルのREP_TRF_COFFオペランドの指定値に達した場合、差分ログの取得を停止している場合だけ、本表示項目(CollectLog Status)が表示されます。

    • COFF(AUTO)
      (REP_TRF_COFFオペランドの指定値に達したため、差分ログの取得を停止)

  16. トランザクションログファイルのインダウト部の状態
    トランザクションログファイルのインダウト部を作成した場合にだけ、本表示項目(Indoubt Status)が表示されます。

    以下の状態があります。

    • EMPTY(空き)

    • USE(使用中)

    • FULL(満杯)

    • INHIBITED(インダウト部閉塞)

[注意事項]

[復帰値]

0:正常終了

1:異常終了