Linkexpress Replication optionでは、Symfoware Serverのリレーショナルデータベース(Symfoware/RDB)とのレプリケーションを実現しています。
オープンサーバ間でSymfoware/RDB同士のレプリケーションについて説明します。グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーションは“第4章 グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーション”を参照してください。また、オープンサーバ間で複写先データベースが他社データベースの場合は“第5章 他社データベースへのレプリケーション”を参照してください。
Symfoware抽出レプリケーション (Nativeインタフェース)を利用する場合のセットアップは以下の手順で行います。
レプリケーション運用のためのセットアップ
レプリケーション対象のデータベースの作成
抽出定義
DBサービス定義
レプリケーション業務の作成
レプリケーションの運用
Symfoware抽出レプリケーションでは、複写元データベースがSymfoware Server (Postgres)またはEnterprise PostgresとSymfoware Server (Nativeインタフェース)の場合に、一部同じ名前のLinkexpress Replication optionのコマンドを使用します。そのため、Linkexpress Replication optionのコマンドを実行する場合には、レプリケーションの動作環境を示す環境変数の指定が必要です。
環境変数
Symfoware抽出レプリケーションのコマンド(lxrepから始まるコマンド)は、環境変数により複写元データベースを特定します。
Symfoware Server (Nativeインタフェース)を複写元データベースとする場合
RDBシステム名を付ける運用を行う場合
環境変数RDBNAMEを指定してください。
RDBシステム名を付けない運用を行う場合
環境変数RDBNAMEを指定しないでください。
Symfoware Server (Postgres)およびEnterprise Postgresを複写元データベースとする場合
環境変数LXREPCONFIGを指定してください。
注意
環境変数RDBNAMEと環境変数LXREPCONFIGを同時に指定した場合には、コマンドは動作できません。また、いずれも省略した場合には、RDBシステム名が付いていないSymfoware Server (Nativeインタフェース)が複写元データベースであると判断します。
参照
Linkexpress Replication optionのコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。