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Linkexpress Replication optionV5.0L20 導入運用ガイド
FUJITSU Software

1.1.4 レプリケーション対象のデータベースの作成

ここでは、レプリケーションの対象となるデータベースの作成方法について説明します。

手順を以下に示します。

  1. 複写元システムのデータベースの定義・創成

  2. 複写先システムのデータベースの定義

なお、データベースを作成するには、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのインスタンスを起動する必要があります。

1.1.4.1 複写元データベースの定義・創成

複写元データベースの定義は、psqlコマンドなどでSQL文を実行することでSymfoware ServerまたはEnterprise Postgresにデータベースを定義します。また、複写元データベースのデータ創成は、COPYコマンド、psqlコマンドまたは利用者プログラムにより行います。

注意

表の定義時には、一意性制約を指定してください。

参照

複写元データベースの定義・創成の詳細はSymfoware ServerまたはEnterprise Postgresのマニュアルを参照してください。

1.1.4.2 複写先データベースの定義

複写先データベースの定義は、pg_dumpコマンドやpsqlコマンドなどを実行して、複写先データベースであるSymfoware ServerまたはEnterprise Postgresを定義します。すでに複写先システムで複写先データベースが定義済の場合は、システムカタログから、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgres上に複写先データベースを作成していることを確認します。

注意

  • 表定義を行うとき、PRIMARY KEYが必要です。Linkexpress Replication optionでは、抽出データの複写対象の行を特定するためにPRIMARY KEYが必要です。

  • Linkexpress Replication optionでは、複写先データベースを更新した場合の動作保証はしていません。複写先データベースを更新するような利用者プログラムを実行しないようにしてください。

参照

  • COPY文、psqlコマンド、pg_dumpコマンドの詳細については、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのマニュアルを参照してください。

  • システムカタログの詳細については、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのマニュアルを参照してください。