ディテクタとはリソースの状態を監視してベースモニタにリソースの状態を通知するものです。
各ディテクタは1つ以上のリソースに関する情報を内部テーブルで管理します。ディテクタは内部テーブルに記録されている各RMSリソースを検索し、各RMSリソースの最新の状態を取得して、最新の状態と前回の状態を比較します。最新の状態と現在の状態が異なる場合、ディテクタは該当するRMSリソースタイプのディテクタ通知用待ち行列 (Detector Report Queue) により、BMに最新の状態を通知します。BMは、構成定義ファイルからの情報に基づいてリソースの状態に応じた処理を実行します。
以下の図は、BMとRMSディテクタ間の通信フローを示しています。
図4.3 BM (ベースモニタ) の通信フロー