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PRIMECLUSTER  コンセプトガイド 4.4
FUJITSU Software

3.2.1 冗長化

クラスタインタコネクトを冗長化するには、複数の独立した接続と、独立した経路を用意する必要があります。独立した接続とは、イーサネットが共通コンポーネントを共有しないということです。独立した経路とは、個々のインタコネクトがノード間の経路を一部でも共有しないということです。冗長クラスタインタコネクトの例を以下に示します。

以下の図は、一般的な4 ノードのクラスタシステムを示しています。この図には2つのスイッチがあり、各スイッチの複数回線はそれぞれ固有の電源に接続されています(2つのスイッチの間を接続する場合は、VLANを使用し、スイッチ単位で論理的に切り離す必要があります)。スイッチがラック内で同じ電源装置に接続されていると、電源装置の一点故障時に、クラスタインタコネクトの全系停止が発生する可能性があります。

図3.2 一般的な4ノードクラスタシステム