PRIMECLUSTERでは、クラスタのノード間でデータを引き継ぐ方法として、以下の方式が選択できます。
共用ディスク方式
共用ディスク装置にデータを格納する方式です。
以下の共用ディスク装置が使用可能です。
SAN (Storage Area Network)を経由して複数のサーバに共用接続されたディスク装置
データアクセス性能やデータの可用性が重視される場合、またはデータ容量の拡張性が必要な場合に適しています。
NAS (Network Attached Storage)装置
比較的に低コストで構築できます。
サーバ間ミラーリング方式(Linux)
各ノードのローカルディスクにデータを格納し、PRIMECLUSTER GDSのサーバ間ミラーリング機能によって、それらのローカルディスクどうしをネットワーク経由でミラーリングする方式です。
高価な外部ストレージを必要としないため、低コストで構築できます。
データ量とデータ更新量が少ない小規模システムに適しています。
図1.3 ノード間のデータ引継ぎ