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PRIMECLUSTER  コンセプトガイド 4.4
FUJITSU Software

1.3 拡張性 (スケーラビリティ)

高い拡張性もPRIMECLUSTERの特長の1つです。PRIMECLUSTERの拡張性は、クラスタの処理能力の拡張によって実現されます。拡張性が重要なユーザ業務の形態は、基本的に以下の2種類のタイプがあります。

クラスタソフトウェアと連携するケース

クラスタソフトウェアと連携する拡張性のあるアプリケーションの一例として、Oracle 9iRACがあります。Oracle 9iRACはクラスタシステム上の一部または全てのノード上で、データベースサーバのOracleインスタンスを起動します。また、Oracle 9iRACは、PAS (Parallel Application Services) との連携により、異なるノード上のOracleインスタンス間のメッセージ送信機能を提供します。

クラスタを意識しないもの

クラスタ環境を意識せずに動作することができるようなユーザ業務は、複数ノードで同時に動作させることができます。とりわけ、1台のコンピュータ上で複数ユーザがアプリケーションを実行するような場合は、Global File Services (GFS) の機能によりクラスタノード間負荷分散効果が増大します。

参照

GFSの詳細については本マニュアルの “2.3 PRIMECLUSTERのモジュール” および “PRIMECLUSTER Global File Services 説明書” を参照してください。