機能
利用者の属性を変更します。
記述形式
参照項番
日本語文字列 → “2.1.3 トークン”
一般規則
利用者登録の使用宣言をしている場合に実行できます。利用者登録の使用宣言を使用するか否かはSET SYSTEM PARAMETER文で指定します。
少なくとも1つのオペランドを指定しなければなりません。
DBMSを指定した場合は、利用者の認可識別子とパスワードをSymfoware/RDBで管理するように変更します。この場合、PASSWORD句を指定しなければなりません。
OSを指定した場合は、利用者の認可識別子をOSのログイン名に対応させて管理するように変更します。
パスワードは、文字列定数で指定します。
認可識別子がSymfoware/RDBで管理されている場合のみパスワードを指定することができます。
PASSWORD句にパスワードを指定した場合、パスワードを指定された文字列に変更します。また、変更前のパスワードがロックされている場合は、これを解除します。PASSWORD句にLOCKを指定した場合、指定された認可識別子をロックした状態とします。
パスワードの指定形式の詳細については、“3.24 CREATE USER文(利用者定義文)”を参照してください。
WITH句にOSを指定した場合は、PASSWORD句の指定は無視されます。
利用者の認証情報のユーザパラメタのパラメタ名を指定します。指定可能なユーザパラメタは以下のとおりです。
MAX_TRAN_MEM(注)
DEFAULT_ROLE
注) Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合のみ指定可能です。
DEFAULT_ROLE以外のユーザパラメタ名の指定は、WITH句にDBMSを指定して、利用者の認可識別子とパスワードをSymfoware/RDBで管理する場合のみ有効となります。
利用者の認証情報のユーザパラメタは、SET SYSTEM PARAMETER文さらにCREATE USER文で設定した利用者ごとのユーザパラメタを変更する場合に指定します。
利用者の認証情報のユーザパラメタの詳細については、“3.61 SET SYSTEM PARAMETER文”を参照してください。
DEFAULT_ROLEは、ALTER USER文でのみ指定します。
ユーザパラメタの設定値は、次のコネクション接続時に有効になります。
使用例
認可識別子“SUZUKI”をSymfoware/RDBで管理するように変更します。
ALTER USER SUZUKI WITH DBMS PASSWORD '777###FF'
認可識別子“SUZUKI”のパスワードを変更します。
ALTER USER SUZUKI PASSWORD 'A@B#D5D1'
認可識別子“SUZUKI”にデフォルトロール“STOCKS_A2”を設定します。
ALTER USER SUZUKI DEFAULT_ROLE=STOCKS_A2
認可識別子“SUZUKI”に対して、1つのコネクションで使用可能なメモリ量“MAX_MEMORY_USE”を8メガバイト、1つのコネクションで使用可能な作業用ファイルの量“MAX_WORKFILE_USE”を100メガバイトに変更します。
ALTER USER SUZUKI MAX_MEMORY_USE=8, MAX_WORKFILE_USE=100