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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

F.2.1 環境作成

運用管理サーバ

運用側装置とバックアップ側装置を管理する運用管理サーバを配置します。運用管理サーバには、運用側装置およびバックアップ側装置を登録します。

ボリュームの作成

運用側装置とバックアップ側装置には、以下のボリュームを作成します。

装置

ボリューム

運用側装置

  • NASボリューム

  • NASバックアップボリューム

バックアップ側装置

  • REC先ボリューム(バックアップ時に使用する一時ボリューム)

  • バックアップボリューム

  • 運用側装置

    1. NAS運用を行うための導入手順に従い、NASボリュームを作成します。

    2. NASバックアップ設定を実施し、NASバックアップボリュームを作成します。

  • バックアップ側装置

    1. REC先ボリュームとなる論理ボリュームを作成します。

    2. バックアップボリュームとなる論理ボリュームを作成します。

参照

  • NAS運用を行うための導入手順は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』または『ETERNUS SF Express 運用ガイド』の「NAS管理」を参照してください。

  • NASバックアップボリュームの作成手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「NASバックアップの設定」を参照してください。

注意

  • REC先ボリュームは、REC元のNASバックアップボリュームと同じ容量の論理ボリュームを割り当てる必要があります。シン・プロビジョニングボリュームとすることを推奨します。

  • バックアップ側装置で最低1世代のバックアップデータを確保しておくため、バックアップボリュームとは別にREC先ボリュームの配置が必要です。

コピーグループ/コピーペアの登録

以下に示す3つのコピーグループを作成します。

コピーグループ/コピーペア

作成方法

コピー種別

NASボリュームとNASバックアップボリュームのコピーグループ

NASバックアップ設定

QuickOPC

NASバックアップボリュームとREC先ボリュームのコピーグループ

acgroup createコマンド実行

REC

REC先ボリュームとバックアップボリュームのコピーグループ

acgroup createコマンド実行

QuickOPC

ポイント

  • 異なるサイト間でデータ保護運用を行う場合、各サイトで運用管理サーバを配置します。各運用管理サーバでは、すべてのバックアップ/リストア手順を実行可能にするため、すべてのコピーグループ/コピーペアを登録してください。

  • RECのデータ転送方式は、Stackモードを使用してください。

  • RECの初期コピースキップ機能を使用するためにテープへバックアップする場合、NASボリュームおよびNASバックアップボリュームから直接テープへバックアップすることはできません。2次バックアップした別ボリュームからテープへバックアップしてください。NASボリュームの2次バックアップは、「3.10.5 NASボリュームの2次バックアップ、および別のストレージ装置でのデータ利用について」を参照してください。