コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値を設定・変更する方法を説明します。
コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値は、以下のファイルに定義する必要があります。
クラスタ運用でない場合
OS | 設定ファイル |
---|---|
Windows | $INS_DIR\etc\prop\user.properties |
Solaris | /etc/opt/FJSVccm/prop/user.properties |
$INS_DIRは、AdvancedCopy Manager CCMをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。
クラスタ運用の場合
OS | 設定ファイル |
---|---|
Windows | $SHARE_DL:$SHARE_TOP\etc\prop\user.properties |
Solaris | $SHARE_MNT/etc/opt/FJSVccm/user.properties |
$SHARE_DLは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクのドライブレターです。
$SHARE_TOPは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクの「環境設定ディレクトリ」および「作業用ディレクトリ」が格納されているディレクトリです。
$SHARE_MNTは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクのマウントポイントです。
一度もタイムアウト値を設定していない場合は、上記ファイルが存在しないため、ファイルの作成が必要です。
上記ファイルにタイムアウト値を記述します。
項目名 | 説明 |
---|---|
concur.timeout | コンカレントサスペンドのタイムアウト待ち時間(秒)を、1~86400の数値で指定します。デフォルトは60(秒)です。 |
例
タイムアウト値を300秒に設定するには、user.propertiesファイルの内容を以下のように記述します。
concur.timeout=300 |