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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

3.6.7 コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値の変更

コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値を設定・変更する方法を説明します。

設定ファイルの格納場所

コンカレントサスペンド機能のタイムアウト値は、以下のファイルに定義する必要があります。

  • クラスタ運用でない場合

    OS

    設定ファイル

    Windows

    $INS_DIR\etc\prop\user.properties

    Solaris
    Linux

    /etc/opt/FJSVccm/prop/user.properties

    $INS_DIRは、AdvancedCopy Manager CCMをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。

  • クラスタ運用の場合

    OS

    設定ファイル

    Windows

    $SHARE_DL:$SHARE_TOP\etc\prop\user.properties

    Solaris
    Linux

    $SHARE_MNT/etc/opt/FJSVccm/user.properties

    $SHARE_DLは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクのドライブレターです。
    $SHARE_TOPは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクの「環境設定ディレクトリ」および「作業用ディレクトリ」が格納されているディレクトリです。
    $SHARE_MNTは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクのマウントポイントです。

一度もタイムアウト値を設定していない場合は、上記ファイルが存在しないため、ファイルの作成が必要です。

タイムアウト値の設定方法

上記ファイルにタイムアウト値を記述します。

項目名

説明

concur.timeout

コンカレントサスペンドのタイムアウト待ち時間(秒)を、1~86400の数値で指定します。デフォルトは60(秒)です。

タイムアウト値を300秒に設定するには、user.propertiesファイルの内容を以下のように記述します。

concur.timeout=300