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ETERNUS SF Express 16.6 / Storage Cruiser 16.6 / AdvancedCopy Manager 16.6 用語集
FUJITSU Storage

用語集

Active-Active接続

接続形態の一種です。2つのポートを用いて、それぞれのポートにIPアドレスを設定します。ポートダウン時も運用の継続が可能です。

Active-Standby接続

接続形態の一種です。2つのポートを用いて、片方のポートにIPアドレスを設定します。ポートダウン時も運用の継続が可能です。

Active側コンティニュアスコピーセッション

Storage Cluster環境において、TFOステータスが"Active"のストレージ装置に存在するStorage Clusterコンティニュアスコピーセッションです。

AD (Active Directory)

Windowsに搭載されているディレクトリサービスです。ネットワーク上に存在するサーバ、クライアント、プリンターなどのハードウェア資源や、それらを使用するユーザーの属性、アクセス権などの情報を一元管理できます。

AdvancedCopy Managerエージェント

バックアップまたはレプリケーションを行うためのデーモンおよびアプリケーションの総称です。

AdvancedCopy Managerデータベース

レジストリ、リポジトリ、管理簿など、AdvancedCopy Manager全体の管理情報の総称です。

AdvancedCopy Managerマネージャー

運用管理サーバに存在するAdvancedCopy Manager関連の管理デーモンおよびアプリケーションの総称です。

CA (Channel Adapter)

HBA/スイッチとのインターフェースとなる、ETERNUS ディスクアレイに搭載されるアダプターカードです。

CAポートペア

Storage Cluster機能において、ペア化されたCAポートの組です。

CCM (Copy Control Module)

ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を利用してバックアップを可能にするツールです。
業務サーバにAdvancedCopy Managerエージェントをインストールしなくても使用できる、という利点があります。

CCMサーバ

AdvancedCopy Manager CCM(Copy Control Module)をインストールしたサーバです。

CIFS (Common Internet File System)

共有フォルダに設定するプロトコルの一種です。Windowsファイル共有で使用されるSMBを発展させたプロトコルで、Windowsからのファイル共有が可能です。

CM (Controller Module)

RAID制御プロセッサやキャッシュメモリなどを搭載する、ETERNUS ディスクアレイ内のモジュールです。

CNA (Converged Network Adapter)

CA/スイッチとのインターフェースとなる、サーバに搭載されるFCoE通信用アダプターカードです。
サーバとのネットワークがFCoE通信の場合、HBAの記載をCNAに置き換えてお読みください。

Dashboard

ETERNUS SFシステムが管理している情報のサマリを表示する画面を指します。バージョン16.3以降で、本画面を利用できます。
本画面には、以下の特長があります。

  • システム管理者が運用中に必要とする複数の情報を、1画面で参照可能

  • HTML5を用いた、新しいルック&フィール

  • 運用に合わせて、ユーザーごとにカスタマイズ可能

Destination Access Permission

EC(Equivalent Copy)およびREC(Remote Equivalent Copy)のコピー先へのアクセス制限を切り替える機能です。

Detail View

Webコンソールの、3つのペイン(カテゴリーペイン、メインペイン、およびアクションペイン)を持つ参照系の画面群、およびウィザード形式による設定系の画面群を指します。

DSI

DSOとともに表の行や列として論理的に表現されたデータを、データベーススペース上に物理的に配置する構造のことです。詳細は、『Symfoware Server RDB運用ガイド』を参照してください。

EC (Equivalent Copy)

ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるアドバンスト・コピー機能の1つで、ハードウェア内でディスク間のミラー状態を保持する機能です。ミラー状態の切離し制御をソフトウェアから実施することで、ディスクの複製が作成されます。

ETERNUS

当社における、以下のストレージシステムのブランド名です。

  • ETERNUS ディスクアレイ

  • ETERNUS NR1000 series ネットワークディスクアレイ

  • ETERNUS VX700 series 仮想化環境向けストレージ

  • ETERNUS LT series テープライブラリ

ETERNUS Multipath Driver

FUJITSU Storage ETERNUS Multipath Driverの略称で、ETERNUS ディスクアレイ用のマルチディスク制御ドライバです。
複数の物理アクセスボリュームを論理的に1つのパス設定にして、1本の物理アクセスボリュームの故障によるETERNUS ディスクアレイへのアクセス停止を回避する機能を持ちます。
GRMPDドライバの後継版です。

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager SRA

VMware社が提供するVMware Site Recovery ManagerでETERNUS ディスクアレイをサポートするためのSRA(Storage Replication Adapter)プログラムです。

ETERNUS SF Webコンソール

Express、Storage Cruiser、AdvancedCopy Managerの運用管理者が操作するWeb ブラウザ画面、または、操作画面を表示するクライアント端末を指します。運用管理サーバに接続し、ストレージシステム環境を監視・管理できます。

ETERNUS SFリソース

ETERNUS SFシステムで管理される、以下の資源の総称です。

  • ディスクアレイ装置

  • テープライブラリ装置

  • ファイバーチャネルスイッチ

  • サーバ

  • VMware vCenterサーバ

  • 階層化ポリシー

ETERNUS SFロール

ETERNUS SF製品で定義されているロールです。
Administrator(業務管理者用)とMonitor(業務監視者用)の2つがあります。

ETERNUS SFロールグループ

OSのユーザーアカウントとロールを結びつけるためのグループアカウントのことです。
ESFAdmin(業務管理者用)とESFMon(業務監視者用)の2つがあります。

ETERNUS SFログ

ETERNUS SFシステムで採取している、以下のログの総称です。

  • イベントログ

  • 操作履歴

  • ログイン/ログアウト履歴

  • 閾値監視アラームログ

ETERNUS VSS Hardware Provider

Microsoft社のVSS(Volume Shadow Copy Service)で定められたインターフェースに準拠し、ETERNUS ディスクアレイのサービスを提供するソフトウェアです。詳細は、『ETERNUS VSS Hardware Provider ユーザーズガイド』を参照してください。

AdvancedCopy Managerは、Exchange Serverデータベースのバックアップで、ETERNUS VSS Hardware Providerの機能を使用してバックアップを行う場合があります。

ETERNUS Web GUI

ETERNUS DX series、ETERNUS AF オールフラッシュアレイ、ETERNUS DX200F オールフラッシュアレイのWeb GUIを指します。
GUI画面から、それらの装置を設定・管理できます。

ETERNUS マルチパスドライバ

ETERNUS Multipath Driver」を参照してください。

Fabric

ファイバーチャネルインターフェースを用いたトポロジのことです。ファイバーチャネルスイッチを使用し、複数のノード間通信を同時に実行できます。

FC-AL (Fibre Channel Arbitrated Loop)

ファイバーチャネルインターフェースを用いたトポロジのことです。ファイバーチャネルハブを使用することによって、複数ノード間接続を実現できます。

FCoE (Fibre Channel over Ethernet)

ファイバーチャネルのプロトコルをEthernet上で通信するためのプロトコルです。SANとLANをEthernetで統合するために利用されます。

Flexible Tier

アクセス頻度に応じてストレージ装置内のデータを自動的に再配置して性能・コストなどを最適化する、ストレージ自動階層制御を実現する機能です。

FLポート

NLポートに接続されるファブリック(ファイバーチャネルスイッチ)のポートのことです。

FQDN (Fully Qualified Domain Name)

ドメイン名」を参照してください。

FTRP (Flexible Tier Pool)

FTVのための階層化領域(プール)のことです。
1つのFTRPに2階層または3階層のFTSPを設定して、ストレージ自動階層制御を運用できます。また、1つのFTRPに1つのFTSPを設定して1階層運用を行うことも可能です。

FTRPE (Flexible Tier Pool Element)

FTSPの構成要素で、FTV内のデータに対する領域の割当て単位です。
ストレージ自動階層制御を行うためのアクセス状況の評価および再配置は、FTRPEごとに行われます。

FTSP (Flexible Tier Sub Pool)

FTRPを構成するサブプールです。

FTV (Flexible Tier Volume)

ストレージ自動階層制御によって作成された仮想ボリュームのことです。

Fポート

Nポートに接続されるファブリック(ファイバーチャネルスイッチ)のポートのことです。

GBIC (GigaBit Interface Converter)

ファイバーチャネルスイッチやHBAなどのファイバーチャネルポートのモジュールとして利用されます。

GFS

PRIMECLUSTER GFS」の略称です。

HBA (Host Bus Adapter)

CA/スイッチとのインターフェースとなる、サーバに搭載されるFC通信用アダプターカードです。
サーバとのネットワークがFCoE通信の場合、HBAの記載をCNAに置き換えてお読みください。

HDDV

ハードディスクドライバ」を参照してください。

HLU番号

ホストが認識する論理ユニット番号(LUN)です。

iSCSI (Internet Small Computer System Interface)

SCSIプロトコルをTCP/IPネットワーク上で使用する規格です。

iSCSIネーム

iSCSIネットワーク内のノードを一意に識別するための名前です。IQN(iSCSI Qualified Name)と呼ばれる文字列を使用します。

iSNS (Internet Storage Name Service)

iSCSIネットワークにおけるターゲットノードのネームサービス、および、そのプロトコルのことです。

JNI

ファイバーチャネルHBAベンダーの会社名です。

Kerberos

暗号による認証方式の1つです。通信経路上の安全が保障されないインターネットなどのネットワークにおいて、サーバとクライアントの間で身元を確認する用途に使用します。

LAN経由コピー制御機能

ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー制御を、LAN経由(TCP/IPプロトコル)で実施する機能です。

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)

ディレクトリサービスにアクセスするためのプロトコルです。

License Manager

ETERNUS ディスクアレイに対するライセンスを管理・認証するプログラムです。

Logical Volume

RAIDグループ内に構成される論理的なボリュームのことです。

LU (Logical Unit)

ストレージ装置内のチャネルアダプター配下に定義される論理ユニットのことです。

LUN (Logical Unit Number)

“LU”と同義です。「LU (Logical Unit)」を参照してください。

LUNマッピング

ホストの認識する論理ユニット番号(LUN)と装置内のLogical Volume番号を対応付けることです。

MPHD

マルチパスディスク制御」を参照してください。

MPIO (Multi Path I/O)

Windows operating systemのマルチパスディスク制御機構です。実際に制御を行うのはDSM(Device Specific Module)と呼ばれるドライバであり、ストレージベンダーなどから提供されています。

MPLB

MPxIO

Solaris標準のファイバーチャネルドライバ(Leadvilleドライバ)を使用した、Solaris I/Oマルチパス化機能です。

msdsm

Windows operating system標準のDSM(Device Specific Module)です。

NAS (Network Attached Storage)

ネットワーク接続のストレージ装置です。TCP/IPネットワークに直接接続し、ストレージ装置上に構築したNASファイルシステムにアクセスします。

NAS Engine

ETERNUS ディスクアレイのCM内部のNAS制御用サービスです。

NASインターフェース

共有フォルダにアクセスするためのIPアドレスを持ち、そのIPアドレスを割り当てるポート情報を管理するインターフェースの定義情報です。

NASサーバ名

NAS管理の対象のETERNUS ディスクアレイに設定される一意の名前です。DNSサーバにNASサーバ名を登録することで、名前による共有フォルダへのアクセスが可能になります。

NASスナップショット

NASボリュームに対するスナップショット機能です。指定したスケジュールに従ったスナップショットの自動採取、およびクライアントからスナップショットへの参照ができるようになります。

NASスナップショットボリューム

NASボリュームのスナップショット先となるボリュームです。NASスナップショット設定を行うことで作成されます。

NASシステムボリューム

NAS制御用のシステムボリュームです。以下のボリュームから構成されます。

  • CM用システムボリューム

  • ファイルシステム(FS)管理用システムボリューム

NASバックアップ設定

以下の設定の総称です。本設定が行われている場合は、NASボリュームをバックアップできます。

  • NASバックアップボリューム

  • コピー元をNASボリューム、コピー先をNASバックアップボリュームとするコピーペア

  • 上記コピーペアをグループ化した、コピー種別がQuickOPCのコピーグループ

NASバックアップボリューム

NASボリュームのバックアップ先となるボリュームです。NASバックアップ設定を行うことで作成されます。

NASファイルシステム

NAS上に構築するファイルシステムです。NASファイルシステムを構築することで、NAS上のデータへのアクセスが可能となります。

NASポート

Unified Storageに搭載されるNAS接続用のポートです。
NASポートに対してNASインターフェースを割り当てることで、NASボリューム内の共有フォルダにアクセスできます。

NASボリューム

NAS上に存在する、ファイルアクセスが可能なNAS用の業務ボリュームです。

NAS用ボリューム

NetBIOSドメイン名

NetBIOSで利用するドメイン名です。ドメイン名の最初のピリオドまでの英小文字を英大文字に変換した名前がNetBIOSドメイン名になります。NetBIOSドメイン名には、別名を設定できます。

例えば、ドメイン名が"fujitsu.com"で別名を設定しない場合、"FUJITSU"がNetBIOSドメイン名となります。

NFS (Network File System)

共有フォルダに設定するプロトコルの一種です。UNIX系のOS間で利用されるプロトコルであるため、UNIX系のプラットフォームからのファイル共有が可能です。

NL-Privateポート

ファイバーチャネルスイッチ接続をしていないFC-ALトポロジのポートのことです。

NL-Publicポート

ファイバーチャネルスイッチ接続をしているFC-ALトポロジのポートのことです。

NPIV (N_Port ID Virtualization)

NポートIDの仮想化のことです。1つの物理ファイバーチャネルアダプター(HBA)を複数の仮想ポートで共有することで、仮想マシン単位でLUNに直接アクセスして制御する仕組みです。

Nポート

ファイバーチャネルにおいてFabricトポロジ(スイッチ環境)またはPoint-to-pointで使用されるポートのことです。

ODX (Offloaded Data Transfer)

ファイルのコピー・移動に伴う負荷を、ストレージ装置にオフロードさせる機能です。

OPC (One Point Copy)

ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるアドバンスト・コピー機能の1つで、ハードウェア内でディスクを高速にコピーできる機能のことです。ソフトウェアからコピー指示が発行されるとハードウェア内で物理的な複写が動作し、ソフトウェアレベルで複写が完了している状態をエミュレーションします。

Oplocks設定

ファイルの競合を回避するための設定です。クライアントがファイルをロックし、ファイルデータをローカルにキャッシュすることで、ほかのクライアントがファイルを変更する際の衝突を回避できます。

PIDバインディング

サーバノードHBAのストレージアフィニティ(バインディング)の1つです。接続先であるストレージファイバーチャネルポートのPID(Port ID)とサーバノード特殊ファイルとの関連付けを定義できます。

Point-to-point

ファイバーチャネルインターフェースを用いた、Nポートの1対1接続のトポロジです。

Primaryストレージ

Storage Cluster機能のTFOグループに対して、Primaryが設定されたストレージ装置です。

PRIMECLUSTER

クラスタシステムを構築するためのソフトウェアです。

PRIMECLUSTER GD

ディスク装置間のミラー化によってデータの保全性を向上させるためのソフトウェアです。
本製品のマニュアルでは、PRIMECLUSTER GDSも"PRIMECLUSTER GD"と表記しています。

PRIMECLUSTER GD Snapshot

PRIMECLUSTER GDのオプション製品です。PRIMECLUSTER GDの論理ボリュームのスナップショット(ある時点における複製)を作成できます。AdvancedCopy Managerでは、PRIMECLUSTER GD Snapshotと連携した論理ボリュームのバックアップ/レプリケーション運用も可能です。
本製品のマニュアルでは、PRIMECLUSTER GDS Snapshotも"PRIMECLUSTER GD Snapshot"と表記しています。

PRIMECLUSTER GFS

堅牢性を備えデータの可用性を高めるマルチボリュームファイルシステムなどを実現するソフトウェアです。UNIXの標準APIであるUFSと完全互換のあるファイルシステムです。

PV-LINK

HP-UX operating systemのLogical Volume Manager (LVM)が提供するマルチパスディスク制御機構です。HP-UX 10.0からサポートされています。

QoS (Quality of Service)

ストレージ装置のQoSのことです。
複数のサーバで共有されるディスクストレージシステムの性能を維持するための技術です。

QuickOPC

OPCによる全データの物理コピーの後、その後の更新分データ(差分データ)だけをコピーするコピー方式です。
Disk to Diskのバックアップに適したコピー方式です。

RA (Remote Adapter)

ETERNUS ディスクアレイのリモート・アドバンスト・コピー用のインターフェースとなるアダプターカードです。

RAID (Redundant Arrays of Inexpensive(Independent) Disks)

データを複数のハードディスク(磁気ディスク装置)に分散して、性能と耐障害性を同時に確保するための技術です。

RAIDグループ

RAIDを構成するディスクドライブのグループです。

RAIDマイグレーション

RAIDグループまたはシン・プロビジョニングプール内に存在するボリュームを、ほかのRAIDグループまたはシン・プロビジョニングプールの空き領域に移動させる機能です。

RAIDレベル

ハードディスクを管理する技術を、ディスクへのデータ配置やデータの冗長化(多重化)方法によって分類したレベルのことです。
RAID0、RAID1、RAID1+0、RAID5、RAID6、RAID5+0などがあります。

RDM (Raw Device Mapping)

VMゲストから直接LUNへアクセスするための仕組みです。

REC (Remote Equivalent Copy)

ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるアドバンスト・コピー機能を使用して、ECの機能を、異なる筐体間で実現したものです。

RIP(Routing Information Protocol)設定

通信経路の情報を伝送するルータ間プロトコルです。RIP設定を有効にした場合、アクセス経路を自動で選択するためのルーティングテーブルを動的に作成します。

ROE (RAID Offload Engine)

暗号処理、RAID5およびRAID6のパリティ生成処理を担当します。

SafeCLUSTER

クラスタシステムを構築するためのソフトウェアです。

SafeDISK

ディスク装置間のミラー化によってデータの保全性を向上させるためのソフトウェアです。

SafeFILE

堅牢性を備えデータの可用性を高めるマルチボリュームファイルシステムなどを実現するソフトウェアです。UNIXの代表的なファイルシステムであるUFSを拡張し、可用性や性能を向上させています。

SAN (Storage Area Network)

サーバとストレージ装置間を接続するネットワークのことです。広義には、ストレージ集中、異種サーバ間データ共有、ストレージ統合管理の実現にまで言及する広い概念を持ちます。

SAN経由コピー制御機能

ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー制御を、SAN経由(SCSIプロトコル)で実施する機能です。

SAS (Serial Attached SCSI)

SCSIプロトコルをシリアル転送することで高速転送を可能とした規格です。

SASアドレス

すべてのSASデバイスに割り当てられているWWN(World Wide Name)のことです。

SDP (Snap Data Pool)

複数のSDPVから構成される、SDVのための物理ディスクのプールのことです。SDVの物理容量拡張を可能にします。

SDPV (Snap Data Pool Volume)

SDPを構成する専用の論理ボリュームのことです。

SDV (Snap Data Volume)

SnapOPCおよびSnapOPC+のコピー先として利用できるボリュームです。

SDXオブジェクト

PRIMECLUSTER GDまたはSafeDISKが管理する仮想的な資源のことです。クラス、グループ、ディスク、ボリューム、スライスの総称です。SDXオブジェクトのことを“オブジェクト”と呼ぶこともあります。

Secondaryストレージ

Storage Cluster機能のTFOグループに対して、Secondaryが設定されたストレージ装置です。

SED (Self Encrypting Drives)

自己暗号化ドライブのことです。
ディスクの中に暗号化チップと暗号化キーを内蔵することで、ディスク自身で暗号化/複合化の処理を行います。

SFP (Small Form factor Pluggable)

光ファイバーで通信するために必要な光通信モジュールの1つで、ファイバーチャネルポートのモジュールとして利用されます。

Single接続

接続形態の一種です。1つのポートを用いて、IPアドレスを設定します。ポートダウン時は運用の継続が不可能です。

SMI-S (Storage Management Initiative Specification)

SNIA(Storage Networking Industry Association)が提案する、SANの管理インターフェース標準です。

SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)

電子メールを送信するプロトコルです。

SMTPサーバ

電子メールを送信するためのサーバです。

SnapOPC

データの更新時に、更新するデータ部の更新前の状態をコピーし、オリジナルの未更新部分とあわせて更新前の状態を保持するコピー方式です。コピー・オン・ライト方式によるコピー方式です。
コピー先容量を軽減できるため、効率的なデータのコピーを採取できます。
ファイルサーバのバックアップに適したコピー方式です。

SnapOPC+

データの更新時に、更新するデータ部の更新前の状態だけをコピーし、スナップ世代単位で保存するコピー方式です。コピー・オン・ライト方式によるコピー方式です。
コピー先容量の軽減、スナップ世代単位のデータ保存ができるため、効率的なデータコピーが可能です。ファイルサーバのバックアップに適したコピー方式です。

SNMP (Simple Network Management Protocol)

IPネットワーク上のネットワーク機器を監視(モニタリング)、制御するための情報の通信方法を定めるプロトコルです。

SNMPコミュニティー名

SNMP(Simple Network Management Protocol)で装置と通信する際に、装置に関する情報のアクセス権を規定するための文字列です。

SNMPトラップ

SNMP(Simple Network Management Protocol)で装置監視している場合に、監視対象の装置から送信されるイベント通知情報です。

SSD (Solid State Drive)

フラッシュメモリを利用した記憶装置です。HDD(Hard Disk Drive)よりも高速、省電力、小型・軽量、耐衝撃性などの特徴があります。

SSH (Secure Shell)

暗号化された通信経路上でリモートシェル(遠隔操作)を実行するプロトコルのことです。

Standby側コンティニュアスコピーセッション

Storage Cluster環境において、TFOステータスが"Standby"のストレージ装置に存在するStorage Clusterコンティニュアスコピーセッションです。

Storage Cluster

稼働系システムの構成部品から待機系システムの構成部品への切替えを、外部の運用環境から透過的に行うこと、および、その機能を指します。例えば、サーバに接続された2台のストレージ装置間で、Primaryストレージが停止した場合、業務を継続運用できるように透過的に切り替えることを指します。

Storage Clusterコンティニュアスコピー機能

Storage Cluster環境において、アドバンスト・コピーの動作中にストレージ装置がフェイルオーバまたはフェイルバックしても、アドバンスト・コピーを継続する、ETERNUS ディスクアレイの機能です。

Storage Clusterコンティニュアスコピーセッション

Storage Clusterコンティニュアスコピー機能で動作するコピーセッションです。

Storage Clusterコントローラー

Storage Cluster機能において、自動Failoverを利用するために設置するサーバです。運用管理サーバと兼用できます。

Storage Cruiserエージェント

ストレージリソースを管理するソフトウェアであるStorage Cruiserのエージェントです。

Storage Cruiserマネージャー

ストレージリソースを管理するソフトウェアであるStorage Cruiserのマネージャーです。

Storage管理サーバ

運用管理サーバ”の旧名称です。

Storageサーバ

管理対象サーバ”の旧名称です。

Suspend/Resume

ECの等価性維持状態を一時中断(Suspend)/再開(Resume)する機能です。一時中断状態からの差分コピーが可能となるため、より高速な同期型バックアップ運用が可能となります。

TFOV

Storage Cluster機能において、透過的な切替えの対象となるボリュームです。

TFOグループ

Storage Cluster機能において、1つの装置上で透過的に切り替える単位であり、切替えのための接続構成、ポリシー、状態、および保守を一元管理するグループです。

TFOペア

Storage Cluster機能において、2台のストレージ装置間でペア化されたTFOグループまたはTFOVの組です。1つ以上のCAポートペアを含みます。

TID、ターゲットID、TargetID

SCSIバスの各ポートに設定されるIDです。

SCSI/FC-ALでは一般的にデバイスに設定するIDですが、Solarisのファブリック接続環境ではSolaris側からソフト的にこの値を定義できます。(WWPNバインディング)

Tierプール平準化

Tierプールを構成する各サブプール内のRAIDグループに対して、それぞれのRAIDグループの使用容量が均等になるように物理割当て領域を再配置する機能です。

TPP (Thin Provisioning Pool)

シン・プロビジョニングプール」を参照してください。

TPV (Thin Provisioning Volume)

シン・プロビジョニングボリューム」を参照してください。

Unified Storage

ブロックアクセスインターフェース(SAN)とファイルアクセスインターフェース(NAS)が搭載されたマルチプロトコルストレージです。

UnknownFCポート

Storage Cruiserで管理しているストレージHBAとサーバノードなどのCAのWWPN以外でファイバーチャネルスイッチポートに接続されているWWPN情報を基に、Storage Cruiserで作成される情報です。
Storage Cruiserで管理していない装置がSAN環境に存在することを判別できます。手動組込みでHBAまたはCAとして登録されます。

VASA

VMware vSphere Storage APIs for Storage Awarenessの略で、vSphere/vCenterがストレージ装置と連携して装置情報を取得・制御するためのAPIです。

VASA Provider

VASA機能を実現するための、vSphere/vCenterと連携するプログラムです。
ETERNUS VMwareサポートパッケージに含まれています。

Virtual Volume

VMware vSphere Virtual Volumes機能によって作成されるボリュームです。

VMFS (Virtual Machine File System)

複数のVMホストから同時アクセス可能なクラスタファイルシステムです。

VMゲスト

仮想マシンまたはゲストOSのことです。

VMホスト

仮想マシンを実行する仮想化ソフトウェア、または仮想化ソフトウェアが動作しているコンピュータのことです。

VSS (Volume Shadow Copy Service)

Windows operating systemに標準搭載されている機能で、バックアップソフトウェア、サーバアプリケーション、ストレージハードウェアについて、通信基盤を提供するサービスです。

VSSHP

ETERNUS VSS Hardware Provider」を参照してください。

VVOLアクセスパス

VMware vSphere Virtual Volumes機能において必要となる、Virtual Volume専用の、VMホストとETERNUS ディスクアレイ間を結ぶアクセスパスです。

VVOLデータストア

Virtual Volumeを格納するための仮想的な領域です。

VVOLメタデータ

Virtual Volumeの構成情報です。Virtual Volumeの名前や識別子の情報を含みます。

Webコンソール

ETERNUS SF Webコンソール」の略称です。

WSV (Wide Striping Volume)

複数のRAIDグループをストライピングで連結したボリュームです。

WWNN (World Wide Node Name)

ノード内のファイバーチャネルポートで共通な値で設定される名前です。ただし、ノードの定義は各社で異なり、装置であったりアダプターであったりと統一されていません。
“ノードWWN”とも呼ばれます。

WWNNゾーニング

ファイバーチャネルスイッチによる、アクセス可能区域分け(ZONING)の1つです。サーバノードのHBAとストレージ装置などのCAのWWNNを指定してアクセスパスを設定します。この設定をすると、定義されていないWWNNを持つファイバーチャネルポートは、ファイバーチャネルスイッチ内でアクセス不可能となります。

WWNNバインディング

サーバノードHBAのストレージアフィニティ(バインディング)の1つです。接続先であるストレージファイバーチャネルポートのWWNNとサーバノード特殊ファイルとの関連付けを定義できます。

WWPN (World Wide Port Name)

それぞれのファイバーチャネルポート(HBA、CA、ファイバーチャネルスイッチポートなど)にユニークな値で設定されている名前で、IEEEのMACグローバルアドレスです。同じWWPNのファイバーチャネルポートは世界に2つ存在しないので、ファイバーチャネルポートLOGIN時の識別子として利用されています。
“ポートWWN”とも呼ばれます。

WWPNゾーニング

ファイバーチャネルスイッチによる、アクセス可能区域分け(ZONING)の1つです。サーバノードのHBAとストレージ装置などのCAのWWPNを指定してアクセスパスを設定します。この設定をすると、定義されていないWWPNを持つファイバーチャネルポートは、ファイバーチャネルスイッチ内でアクセス不可能となります。Storage Cruiserのアクセスパス設定では、WWPNゾーニングを用いてファイバーチャネルスイッチのアクセスパスを制御しています。

WWPNバインディング

サーバノードHBAのストレージアフィニティ(バインディング)の1つです。接続先であるストレージファイバーチャネルポートのWWPNとサーバノード特殊ファイルとの関連付けを定義できます。

XCOPY (Extended Copy)

VMware VAAI(vStorage APIs for Array Integration)のFull Copy機能で動作するコピーです。

アクセスパス

サーバノードからストレージ装置をアクセスするための論理パスのことです。サーバノード、ファイバーチャネルスイッチ、ストレージ装置、それぞれのバインディング設定やゾーニング設定によって構築されます。

アクセスボリューム

ExpressまたはAdvancedCopy ManagerがETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を制御するために、ETERNUS ディスクアレイに必要な論理ボリュームのことです。

アグリゲート

フレックスボリュームを実現するためにボリュームとRAIDグループの間に追加された中間層で、RAIDグループを統合する物理的なストレージプールです

アドバンスト・コピー機能

ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるコピー機能の総称です。

アフィニティグループ

ストレージ装置内のLogical Volumeをひとまとめにした単位。サーバがアクセスするボリュームを定義する際に使用します。

一貫性のあるDSF

HP-UX operating systemのデバイス特殊ファイルの形式です。HP-UX 11i v3からサポートされています。“Persistent DSF”とも呼ばれます。
一貫性のあるDSF形式 : /dev/[r]disk/diskX[_pY]

運用管理サーバ

Express、Storage Cruiser、AdvancedCopy Managerのマネージャー機能を持つモジュールが動作するサーバです。ストレージシステム全体を管理します。

運用サイト

AdvancedCopy Managerのバックアップ対象となる、平常時に運用しているシステム環境のことです。

エコモード

ディスクドライブの稼働時間をスケジュール管理し、対象のディスクドライブのスピンドル回転を停止したり、ディスクドライブ本体の電源を切断したりすることで、ストレージ装置の省電力化を図る機能です。

カスケードコピー

コピー先を別のコピーのコピー元とすることによって、コピー処理を連結させることです。
カスケードコピーの詳細は、ETERNUS ディスクアレイのマニュアルを参照してください。

カスケード接続

物理的にファイバーケーブルを用いて、ファイバーチャネルスイッチとファイバーチャネルスイッチを接続する機能です。自動的にファイバーチャネルスイッチ同士で通信し、ネームサーバ機能を利用してファイバーチャネルスイッチを越えたアクセスを可能としています。

仮想マシン

仮想化ソフトウェアによって作られる仮想的なコンピュータです。

仮想マシンストレージポリシー

VMware vSphere Virtual Volumes機能における、ストレージに関するポリシーのことです。ポリシーを定義することで、ポリシーを満たすVVOLデータストアの選択や、生成されたVirtual Volumeや仮想マシンに対する一括制御を実現できます。

仮想マシンバックアップ

VMwareのVirtual Volumeを使用している環境において、ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を利用して、高速に、仮想マシン単位のスナップショット、バックアップ、およびリストアを実行する機能です。

管理対象サーバ

運用管理サーバに管理されるサーバです。
このサーバにStorage Cruiser、AdvancedCopy Managerのエージェント機能を持つモジュールを導入すると、運用管理サーバと連携したストレージ管理が可能となります。

強制Failover

Storage Cluster機能において、PrimaryストレージSecondaryストレージ間の通信切断などによって手動Failoverを実施できないときに、強制的にSecondaryストレージをActive化する操作です。

強制ログアウト

ログインしているユーザーのセッションを強制的に切断することです。

強制ログイン

ログインしている同一ユーザーをログアウトさせ、強制的にログインすることです。

共有フォルダ

NASボリューム配下に作成されたフォルダです。ネットワーク上に公開されており、NASインターフェースが割り当てられたポートを介してアクセスできます。

クォータ管理

ユーザーまたはグループが使用可能な容量の上限を管理する機能です。一部のユーザーまたはグループがディスク資源を大量に使用することによる全体資源の枯渇を未然に防ぎます。

グループ

Storage Cruiserで、複数の装置をまとめて1つの単位として取り扱う機能です。

クローンバックアップ

ETERNUS SF製品の仮想マシンバックアップ機能で作成する、QuickOPCによるバックアップのことです。バックアップ方式および作成したバックアップデータそのものを示します。

クローンバックアップ用VVOLデータストア

クローンバックアップのバックアップ先ボリュームを作成するVVOLデータストアのことです。

クローンバックアップ履歴

仮想マシンバックアップ機能が管理する、クローンバックアップデータとその関連情報のことです。

ゲストOS

仮想マシン上で動作するOSです。

結合ポート

ポート結合によって、物理的に複数のNASポートが1つにまとめられた、仮想的なポートです。

ETERNUS ディスクアレイでは、代表となるポートを“マスターポート”、ポート結合を構成するポートを“メンバーポート”と呼びます。マスターポートに対してメンバーポートを指定することで、ポート結合を設定します。

結合ポートの動作モード

結合されたポートの、通信用のNICを決定する方法です。

コピータイムスタンプ情報表示機能

最後に実施したアドバンスト・コピー操作の日時を表示する機能です。

コンカレントOPC

複数の論理ボリュームのスナップショットを同時に作成する、ETERNUS ディスクアレイの機能です。
複数のボリュームで構成されているデータベースなどのコピーを、整合性のとれた状態で容易に採取できます。

コンバージドファブリック

当社製コンバージドファブリックスイッチおよびコンバージドファブリックスイッチブレードによって構成された、当社独自のイーサネットファブリックです。

サーバ内レプリケーション

同じサーバに接続されているボリュームを複製元・複製先とするレプリケーションのことです。

サーバ間レプリケーション

異なるサーバに接続されているボリュームを複製元・複製先とするレプリケーションのことです。

災対サイト

災害発生後、別の場所に用意したデータ復旧用のシステム環境のことです。

最大操作数

運用管理サーバが同時に受け付け可能な操作数です。

サスペンド指定

Suspend/Resumeによるバックアップを実施するために、swstbackupコマンドに-suspendオプションを指定することです。

自動Failback

Storage Cluster機能において、Primaryストレージの復旧を契機に、業務サーバからアクセスされるストレージ装置が、SecondaryストレージからPrimaryストレージへ自動的に切り戻されることを指します。

自動Failover

Storage Cluster機能において、Primaryストレージの故障などを契機に、業務サーバからアクセスされるストレージ装置が、PrimaryストレージからSecondaryストレージへ自動的に切り替わることを指します。

従来のDSF

HP-UX operating systemのデバイス特殊ファイルの形式です。HP-UX 11iv3からサポートされた一貫性のあるDSFに対して、従来のデバイス特殊ファイルの形式を表します。“Legacy DSF”とも呼ばれます。
従来のDSF形式: /dev/[r]dsk/cXtYdZ[sN]

手動Failback

Storage Cluster機能において、業務サーバからアクセスされるストレージ装置を、SecondaryストレージからPrimaryストレージへ切り替える操作です。

手動Failover

Storage Cluster機能において、業務サーバからアクセスされるストレージ装置を、PrimaryストレージからSecondaryストレージへ切り替える操作です。

冗長化ポート

割当て先ポートの冗長先となるポートです。割当て先ポートがダウンした場合は、冗長化ポートからNAS上の共有フォルダへアクセスします。

冗長性(冗長化)

障害対策や信頼性向上のため、通常の構成以外に予備の装置などを加えることです。

シングルアイテムリストア

スナップショットバックアップからファイル単位でリストアする方式のことです。

スナップショットバックアップをバックアップ元ボリュームと異なる一時ボリュームにコピーして、一時ボリュームを仮想マシンに割り当て、一時ボリュームからファイルを手動で復旧するリストア方式です。

シン・プロビジョニング

ストレージリソースを仮想化して割り当てることで、ストレージ装置の物理容量を削減できる機能です。

シン・プロビジョニングプール

シン・プロビジョニング機能によって作成された物理ディスクのプールのことです。

シン・プロビジョニングボリューム

シン・プロビジョニング機能によって作成された仮想ボリュームのことです。

シン・プロビジョニングボリューム平準化

シン・プロビジョニングプールを構成するRAIDグループ間でシン・プロビジョニングボリュームの使用容量が均等になるように、物理割当て領域を再配置する機能です。

スケジューラー

ETERNUS SF Managerのスケジューリング機能です。日時指定でスケジューラータスクを実行できます。

スケジューラータスク

スケジューラーで実行する単位です。

ストレージ

外部記憶装置です。ディスクアレイ装置やテープ装置などの総称です。

ストレージアフィニティ

LUNマッピングと同義です。「LUNマッピング」を参照してください。

ストレージシステム

日常の業務を行うサーバと、データを保管するストレージ装置を含めたシステム全体の構成のことです。

スナップショット型高速バックアップ

ETERNUS ディスクアレイのOPC(One Point Copy)を用いたバックアップのことです。

スナップショットバックアップ

ETERNUS SF製品の仮想マシンバックアップ機能で作成するVMwareのスナップショットのことです。バックアップ方式および作成したバックアップデータそのものを示します。

作成されるものは、VMware vCenter Serverから作成するスナップショットと同じです。ETERNUS SF製品の仮想マシンバックアップ機能から作成したスナップショットバックアップも、VMware vCenter Serverから通常のスナップショットとして操作できます。

スナップショッットバックアップ履歴

仮想マシンバックアップ機能が管理する、スナップショットバックアップデータとその関連情報のことです。

セッション

アドバンスト・コピー機能によるコピーの実行単位のことです。

世代溢れ

保存世代として設定されている数のバックアップが、すでに採取されている状態で、次にバックアップを実施すると、最古のバックアップ履歴を持つバックアップボリュームが世代管理から削除されます。このことを“世代溢れ”と呼びます。保存世代数は、swstbkpolsetコマンドで設定します。

世代管理バックアップ

保存世代数を設定して管理するバックアップ運用のことです。

接続形態

共有フォルダへアクセスするためのポートへの、NASインターフェースの割当て方式による接続形態です。以下の形態があります。

前後処理

バックアップやレプリケーションの実行時に、アドバンスト・コピーの直前/直後に動作する処理のことです。バックアップ管理やレプリケーション管理のコマンド処理の一部として動作し、コマンド内部での処理のほかに、前後処理スクリプトとして動作します。

ゾーニング

ファイバーチャネルスイッチ内に接続されているファイバーチャネルポート群をゾーンという単位でグループ化し、ゾーン内のアクセスだけを許可することで、ファイバーチャネル上でのセキュリティを実現します。WWPNゾーニング、WWNNゾーニング、ポートゾーニング設定などの種類が存在します。

多重ログイン

ETERNUS SF Webコンソールを利用して、同一ユーザーで複数ログインすることです。

通常業務ボリューム

バックアップ対象となっているボリュームで、データベーススペースが構築されていないボリュームのことです。

データベースバックアップ(SQL Server)

データベース内のすべてのデータベースファイルをバックアップすることです。

データベースファイル(SQL Server)

データベースが格納されるファイル(群)です。プライマリデータファイル、セカンダリデータファイル、ログファイルの3種類があります。

データベースリカバリー(SQL Server)

データベースリストア後のデータベースに、ログを適用することによって、最新の状態または特定の時点(データベースバックアップから最新状態までの間のある時点)までデータベースを復旧することです。

データベースリストア(SQL Server)

データベースバックアップされたファイルからデータベースを復旧することです。

テープライブラリ装置

大量の磁気テープを格納し、装置内のコントローラーによって自動的に磁気テープを交換しアクセスできる装置です。ETERNUS LT250/LT270などがあります。

デバイスマップファイル

バックアップ管理における業務ボリュームとバックアップボリュームの対応関係、レプリケーション管理における複製元ボリュームと複製先ボリュームの対応関係を記述したファイルのことです。

等価性維持状態

バックアップ同期処理において、EC(Equivalent Copy)によって業務ボリュームとバックアップボリュームの内容が等価とするように維持されている状態のことです。

同期型高速バックアップ

ETERNUS ディスクアレイのEC(Equivalent Copy)を用いたバックアップのことです。

ドメイン名

一般的に、FQDN(Fully Qualified Domain Name)を指します。
例えば、"fujitsu.com"です。

トラディショナルボリューム

フレックスボリュームと区別するための、従来型のボリュームです。

ネイティブマルチパス機能

HP-UX operating systemのマルチパスディスク制御機構です。HP-UX 11iv3からサポートされています。

バインディング

サーバノードHBAの機能です。接続先であるストレージファイバーチャネルポートの情報とサーバノード特殊ファイルとの関連付けを定義できます。サーバノード側からのきめの細かいアクセスが可能なストレージ領域の定義を実現します。

ハードディスクドライバ

ホストサーバのハードディスクドライバソフトウェアです。
ディスクアレイ装置の制御を、sdドライバに代わり行います。マルチパスディスク制御を行うには、インストールが必須です。

バッキングストレージコンテナ

VMware vSphere Virtual Volumes機能において、ストレージ装置側に構成されるデータストアのことです。“VVOLデータストア”とも呼ばれます。

バックアップ管理画面

バックアップ管理を行うためのGUI画面のことです。

バックアップ管理簿

バックアップ管理が運用における情報を保存する管理簿の総称です。複数の種類があり、リポジトリと管理対象サーバに保管されます。

バックアップサーバ運用

コピー先のボリュームだけが接続され、コピー先をテープ装置に退避するなどの目的で利用する専用のサーバ(バックアップサーバ)を用意した、バックアップ運用のことです。

バックアップ同期処理

同期型高速バックアップのための準備として、業務ボリュームとバックアップボリュームを等価にするための処理のことです。

バックアップ履歴

バックアップ管理または仮想マシンバックアップ機能が管理する、バックアップデータとその関連情報のことです。

パネル

Dashboardに表示される、情報の種類ごとに分割されたウィンドウです。
パネルごとに、追加/削除、表示位置の変更、および表示内容のカスタマイズが可能です。

ファイバーチャネル

シリアル転送を行うためのインターフェースの1つで、サーバとの高速転送/長距離伝送が特長です。

ファイバーチャネルスイッチ

ファイバーチャネル専用のスイッチのことです。複数のファイバーチャネルノード間通信を同時に実行できることが特徴です。性能面・信頼性でファイバーチャネルハブより優れています。ファブリックトポロジで動作します。

ファイバーチャネルハブ

ファイバーチャネル専用のハブのことです。複数のファイバーチャネルノード装置をループ状に接続する形態。FC-ALトポロジで動作します。

物理コピー

論理コピー完了後にETERNUS ディスクアレイ内で実施される実際のコピー処理のことです。
物理コピーはバックグラウンドで実施されるため、サーバでは物理コピーを意識する必要がありません。

プリフェッチ

ディスクアレイのディスク先読み機能であり、性能向上に有効です。

フレームワーク

通信デーモン、構成管理といったAdvancedCopy Managerの基盤となるアプリケーション群の総称です。

フレックスボリューム

サイズをフレキシブルに増減できるボリュームです。アグリゲート層上だけで自由にボリュームサイズを増減できます。

平準化レベル

Tierプールを構成する各サブプール内のRAIDグループに対する、物理割当て容量の均等度です。

ポート結合

耐障害性向上と通信帯域向上を目的として、複数のNASポートを仮想的に1つのポートとして扱う技術です。別名を“リンクアグリゲーション”または“ボンディング”と言います。

ポートゾーニング

ファイバーチャネルスイッチによる、アクセス可能区域分け(ZONING)の1つです。ファイバーチャネルスイッチのポート番号を指定して、そのポートに接続されているサーバノードHBAとストレージCAのアクセスパスを設定します。

ホーム画面

Webコンソールにログインした直後に表示される画面を指します。以下のどちらかを設定できます。

ホストOS

仮想マシンを実行する仮想化ソフトウェアが動作しているOSです。

ホストアフィニティ

ストレージ装置側のCAポートに設定するサーバノードのHBAとストレージ装置内のアクセスできる領域を対応付ける定義のことです。ホスト(HBA)に見せるストレージ装置内のLogical Volumeを関連付けさせる機能であり、ストレージ装置内部のセキュリティとして機能します。“ゾーン機能”とも呼ばれます。

ホストアフィニティグループ

ホストのワールドワイドネーム(World Wide Name)とアフィニティグループの関連付けを示した、ETERNUS ディスクアレイ上の管理情報です。

ホストレスポンス

ETERNUS ディスクアレイに設定する接続先サーバとのSCSIセンス情報の扱いを指定するパラメーターです。

ホットスペアディスク

ディスクドライブ故障時に、自動的に故障ディスクドライブの代わりとなる予備ディスクのことです。

マスターポート

ETERNUS ディスクアレイにおいて、ポート結合の代表ポートです。結合ポートのポート名には、マスターポートのポート名が設定されます。

マルチパスディスク制御

ホストサーバのマルチパスディスク制御を行うドライバソフトウェアです。

2本の物理アクセスパスを論理的に1つのパス設定にして、1本の物理アクセスパスの故障によるディスクアレイ装置へのアクセス停止を回避した機能を持つフェイルオーバドライバソフトウェアです。

マルチパスディスク制御 ロードバランスオプション

ホストサーバのマルチパスディスク制御を行うドライバソフトウェアです。マルチパスディスク制御のフェイルオーバ機能に加え、ロードバランス(パスの負荷分散)機能、2から8パスまでのマルチパス機能を持つため、信頼性・運用性・性能向上に優れています。

メンバーポート

ETERNUS ディスクアレイにおいて、ポート結合を構成するマスターポート以外のポートです。

モニターセッション

コピー元領域に書き込まれる更新量を測定するためのコピーセッションです。コピー処理を行わず、コピー先領域も存在しません。

ユニット

筐体全体を表す総称です。サーバユニット、ストレージユニット、FCスイッチユニットがあります。

リカバリ制御ファイル

Symfowareのバックアップを運用している場合に利用されるファイルのことです。

ファイルには、Symfowareデータベースをバックアップしたときに作成されるリカバリー用データが格納されます。サーバの環境設定時(またはswstsvrsetコマンドの実行時)に、このファイルの出力先を指定できます。

リポジトリ

AdvancedCopy Managerが運用のために管理する情報またはその領域のことです。
運用管理サーバ内にあるデータベースのデータです。
リポジトリには、運用するデバイスの情報、バックアップ管理・レプリケーション管理の情報などが格納されます。
リポジトリは、ETERNUS SF Managerのインストール時に作成されます。

レジストリ

AdvancedCopy Managerの環境定義ファイルのことです。

レプリケーション管理簿

レプリケーション管理が運用における情報を保存するファイルの総称です。複数の種類があり、リポジトリと管理対象サーバに保管されます。

連結アフィニティグループ

作成済みの複数のアフィニティグループを連結し、1つのアフィニティグループとして取り扱う機能です。

ロードシェア

クラスタシステムの運用形態の1つで、複数の運用ノードで構成されたシステムを論理的に1つのデータベースとして扱えるようにするものです。

ログバックアップ(SQL Server)

SQL Serverのトランザクションログをバックアップすることです。

ロジカル・デバイス・エクスパンション

RAIDグループにディスクを増設したり、RAIDレベルを変更したりすることで、動的にRAIDグループの容量を増やす機能です。

論理WWPN

Storage Cluster機能において、CAポートのペア化によって、CAポートに割り当てられる論理的なWWPNです。ペア化されたCAポートが同じ論理WWPNを共有することによって、透過的なフェイルオーバが可能となります。

論理コピー

サーバからのバックアップおよびリストア要求に対して、実際のコピー処理が完了する前に論理的にコピーを完了させることです。
サーバ側では、論理コピー完了後からコピー先のデータ域を参照・更新できます。

論理ノード

クラスタシステムにおいて、AdvancedCopy Managerが利用する論理サーバ名のことです。

割当て先ポート

NAS上の共有フォルダにアクセスするためのNASインターフェースの割当て先となるポートです。Webコンソールでは、「ポート」と表示しています。