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ETERNUS SF Express 16.6 / Storage Cruiser 16.6 / AdvancedCopy Manager 16.6 Webコンソール説明書
FUJITSU Storage

7.20.4 VVOLアクセスパスに関する設定

VVOLアクセスパスは、VMwareホスト、FCスイッチ、およびETERNUS ディスクアレイの接続設定であり、作成したVVOLデータストアをVMwareホストに認識させるために必要な設定です。

7.20.4.1 VVOLアクセスパスの設定

VVOLアクセスパスを設定する手順は、以下のとおりです。

  1. グローバルナビゲーションタブで、[ストレージ]をクリックします。

  2. カテゴリーペインで、[VVOL管理]をクリックします。
    カテゴリーペインの項目が、VVOL管理に関する項目に切り替わります。

  3. カテゴリーペインで、[VVOLアクセスパス]をクリックします。
    VVOLアクセスパスの一覧が、メインペインに表示されます。

  4. アクションペインで、[VVOLアクセスパス]の下にある[設定]をクリックします。

  5. VVOLアクセスパス設定のWelcome画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。
    ディスクアレイとサーバの選択画面が表示されます。

  6. VVOLアクセスパスを設定するETERNUS ディスクアレイとサーバを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
    HBAとポートの選択画面が表示されます。

  7. FCスイッチのゾーニング設定を行う場合は"Yes"を、行わない場合は"No"を選択してください。

    以降は、HBAごとに設定を行います。

    1. アクセスパス設定を行うHBAの「アクセスパス設定」チェックボックスをチェックします。

    2. VMwareホストに搭載されたHBAに対して、[接続]ボタンをクリックします。
      表示されるダイアログで、接続するETERNUS ディスクアレイのポートのチェックボックスをチェックし、[OK]をクリックします。

    3. ETERNUS ディスクアレイのマニュアルを参照し、サーバに応じたホストレスポンスを指定します。

    入力が完了したら、[次へ]をクリックします。

  8. すべての定義情報を確認する画面が表示されるので、設定内容を確認したあと、画面右下の[設定]ボタンをクリックします。

ポイント

VMwareホストとETERNUS ディスクアレイ間のFCスイッチが装置登録されていて、手順7でゾーニング設定を行うように選択した場合、そのFCスイッチのゾーニングは自動的に設定されます。

7.20.4.2 VVOLアクセスパスの変更

管理対象のVMwareホストのFC HBAを交換する場合

サーバの同一スロットに対してHBAのハードウェアを交換したあと、アクセスパスの継承を行ってください。アクセスパスの継承を行うと、同じサーバHBAとディスクアレイポートに対して設定されているアクセスパスも、継承が行われます。アクセスパスの継承手順は、「9.4.7 アクセスパスの継承」を参照してください。

なお、サーバの別スロットのFC HBAに接続を変更する場合は、VVOLアクセスパスの削除、アクセスパスの変更を行ったあと、再度、VVOLアクセスパスの設定を行ってください。それぞれの操作手順は、「7.20.4.3 VVOLアクセスパスの削除」、「9.4.5 アクセスパスの変更」、および「7.20.4.1 VVOLアクセスパスの設定」を参照してください。

管理対象のVMwareホストのiSCSI HBAを交換する場合

交換したiSCSI HBAに対して、交換する前に設定されていたものと同じiSCSI NameとIPアドレスを設定してください。アクセスパスの継承操作は不要です。

同一のHBAに対して、接続するポートを変更する場合

VVOLアクセスパスの削除、アクセスパスの削除を行ったあと、再度、アクセスパスの設定、VVOLアクセスパスの設定を行ってください。それぞれの操作手順は、「7.20.4.3 VVOLアクセスパスの削除」、「9.4.4 アクセスパスの削除」、「9.4.2 ETERNUS ディスクアレイのアクセスパスの追加」、および「7.20.4.1 VVOLアクセスパスの設定」を参照してください。

7.20.4.3 VVOLアクセスパスの削除

VVOLアクセスパスを削除する手順は、以下のとおりです。

  1. グローバルナビゲーションタブで、[ストレージ]をクリックします。

  2. カテゴリーペインで、[VVOL管理]をクリックします。
    カテゴリーペインの項目が、VVOL管理に関する項目に切り替わります。

  3. カテゴリーペインで、[VVOLアクセスパス]をクリックします。
    VVOLアクセスパスの一覧が、メインペインに表示されます。

  4. メインペインで、削除対象のVVOLアクセスパスのチェックボックスをチェックします。

  5. アクションペインで、[VVOLアクセスパス]の下にある[削除]をクリックします。
    VVOLアクセスパス削除画面が表示されます。

  6. 削除対象のVVOLアクセスパスが表示されていることを確認したあと、画面右下の[削除]ボタンをクリックします。

ポイント

  • マルチパスを構成していない環境では、使用中(仮想マシンが動作している)のVVOLアクセスパスを削除できません。マルチパスを構成している環境では、VVOLアクセスパスが残り1つになるまで、任意のVVOLアクセスパスを削除できます。

  • アクセスパスとVVOLアクセスパスの両方を設定している環境では、どちらか一方だけを削除しても、FCスイッチのゾーニングは削除されません。アクセスパスとVVOLアクセスパスの両方を削除すると、ゾーニングが削除されます。

7.20.4.4 VVOLアクセスパスのステータス更新

VVOLアクセスパスのステータスは、関連するETERNUS ディスクアレイおよびサーバの双方に対して、設定の再読込みを行ったときに更新されます。ただし、VVOLアクセスパスのステータスを更新する操作を行って、VVOLアクセスパスの最新ステータスを確認することもできます。
VVOLアクセスパスのステータス更新は、以下の場合に実施してください。

VVOLアクセスパスのステータスを更新する手順は、以下のとおりです。

  1. グローバルナビゲーションタブで、[ストレージ]をクリックします。

  2. カテゴリーペインで、[VVOL管理]をクリックします。
    カテゴリーペインの項目が、VVOL管理に関する項目に切り替わります。

  3. カテゴリーペインで、[VVOLアクセスパス]をクリックします。
    VVOLアクセスパスの一覧が、メインペインに表示されます。

  4. アクションペインで、[VVOLアクセスパスの状態]の下にある[更新]をクリックします。

参考

本操作を行うと、VVOLアクセスパスのステータスとアクセスパスのステータスが同時に更新されます。