以下の手順で、旧バージョンレベルの運用環境をバックアップしてください。
以下の情報を、手動で退避します。
iSCSI HBA情報
iSCSI HBAを管理対象としていた場合、iSCSI HBA情報を記録してください。
確認方法は、旧バージョンレベルのStorage Cruiserのリソース管理画面で、iSCSIポートプロパティ情報を参照してください。
性能監視
旧バージョンレベルで性能監視を実施していた場合は、旧バージョンレベルのGUIクライアントにおいて性能監視に関する以下の情報を参照して、旧バージョンレベルの設定内容を記録してください。
性能情報を取得する間隔(秒)
性能監視対象(ETERNUS ディスクアレイの場合だけ。最小 LUN_V、最大 LUN_V)
閾値監視
旧バージョンレベルで閾値監視を実施していた場合は、旧バージョンレベルのGUIクライアントにおいて閾値監視に関する以下の情報を参照して、旧バージョンレベルの設定内容を記録してください。
閾値監視時間設定
閾値監視時間(開始時刻、停止時刻)、アラーム表示時間(開始時刻、停止時刻)、アラーム表示頻度
閾値監視設定
閾値監視対象、閾値、閾値監視単位時間、アラーム許容範囲、アラーム許容時間、下限値
管理者の情報
管理者を設定していた場合は、Storage Cruiserマネージャーに登録されているトラブル発生時の連絡先を記録してください。
旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャー運用環境をバックアップします。
バックアップ方法は、OS環境に合わせて以下を参照してください。
AdvancedCopy Managerがインストールされている場合は、旧バージョンレベルのAdvancedCopy Manager運用環境をバックアップします。
運用環境のバックアップは、以下を参照して実施してください。
サーバ種別 | OS種別 | 参照先 |
---|---|---|
運用管理サーバ | Windows | |
Solaris、 | ||
運用管理サーバ兼管理対象サーバ | Windows | 「A.1 リポジトリデータのバックアップ(Windows環境)」、「A.3 管理情報のバックアップ(Windows環境)」の順に参照してください。 |
Solaris、 | 「A.2 リポジトリデータのバックアップ(Solaris/Linux環境)」、「A.4 管理情報のバックアップ(Solaris/Linux環境)」の順に参照してください。 |
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleがインストールされている場合は、旧バージョンレベルのAdvancedCopy Manager Copy Control Module運用環境をバックアップします。
運用環境のバックアップ方法は、「A.6 環境設定ファイルのバックアップ」を参照してください。
アップグレードインストールを行うサーバのディスクに、アップグレードインストールに必要な容量が空いているかを確認してください。
アップグレードインストールに必要な空き容量は、「本バージョンレベルに必要な空き容量」から「旧バージョンレベルに必要な空き容量」を引いた値です。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。
旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャープログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド』を参照してください。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムに対する排他ソフトウェアの、インストール状況を確認してください。インストールされている場合は、排他ソフトウェアのマニュアルを参照して、排他ソフトウェアをアンインストールしてください。
参照
排他ソフトウェアは、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。
本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用には、データベース領域が必要です。
アップグレードインストールを行う前に、データベース領域を見積ってください。
参照
詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」にある「インストール前の作業」を参照してください。
本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用には、カーネルパラメーターのチューニングが必要です。
アップグレードインストールを行う前に、カーネルパラメーターのチューニングを行ってください。
参照
チューニング方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」にある「インストール前の作業」を参照してください。
本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用では、旧バージョンレベルに比べて、使用するポートが追加されています。
アップグレードインストールを行う前に、使用するポート番号が空いていることを確認してください。
参照
使用するポート番号は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」にある「インストール前の作業」を参照してください。
AdvancedCopy Managerがインストールされている場合は、アップグレードインストールを行うための旧バージョンレベルのアンインストール準備として、以下の作業を実施してください。
デーモンの停止 (Solaris/Linux環境だけ)
以下のコマンドを実行して、運用管理サーバ上のAdvancedCopy Managerのデーモンを停止します。
# /opt/swstorage/bin/stopacm
DBアンセットアップの実行
以下を参照して、旧バージョンレベルのリポジトリ用データベースをアンセットアップします。
Windows環境の場合
Solaris/Linux環境の場合
クラスタ運用の場合
クラスタ運用している場合は、アンインストールの前に、クラスタアンセットアップが必要です。
クラスタアンセットアップの作業手順は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド』の「クラスタ環境の削除」を参照してください。