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ETERNUS SF Express 16.6 / Storage Cruiser 16.6 / AdvancedCopy Manager 16.6 移行ガイド
FUJITSU Storage

5.1.1 アップグレードインストール前の作業

5.1.1.1 旧バージョンレベルのバックアップ

以下の手順で、旧バージョンレベルの運用環境をバックアップしてください。

  1. 以下の情報を、手動で退避します。

    • iSCSI HBA情報

      iSCSI HBAを管理対象としていた場合、iSCSI HBA情報を記録してください。
      確認方法は、旧バージョンレベルのStorage Cruiserのリソース管理画面で、iSCSIポートプロパティ情報を参照してください。

    • 性能監視

      旧バージョンレベルで性能監視を実施していた場合は、旧バージョンレベルのGUIクライアントにおいて性能監視に関する以下の情報を参照して、旧バージョンレベルの設定内容を記録してください。

      • 性能情報を取得する間隔(秒)

      • 性能監視対象(ETERNUS ディスクアレイの場合だけ。最小 LUN_V、最大 LUN_V)

    • 閾値監視

      旧バージョンレベルで閾値監視を実施していた場合は、旧バージョンレベルのGUIクライアントにおいて閾値監視に関する以下の情報を参照して、旧バージョンレベルの設定内容を記録してください。

      • 閾値監視時間設定
        閾値監視時間(開始時刻、停止時刻)、アラーム表示時間(開始時刻、停止時刻)、アラーム表示頻度

      • 閾値監視設定
        閾値監視対象、閾値、閾値監視単位時間、アラーム許容範囲、アラーム許容時間、下限値

    • 管理者の情報

      管理者を設定していた場合は、Storage Cruiserマネージャーに登録されているトラブル発生時の連絡先を記録してください。

  2. 旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャー運用環境をバックアップします。

    バックアップ方法は、OS環境に合わせて以下を参照してください。

  3. AdvancedCopy Managerがインストールされている場合は、旧バージョンレベルのAdvancedCopy Manager運用環境をバックアップします。

    運用環境のバックアップは、以下を参照して実施してください。

    サーバ種別

    OS種別

    参照先

    運用管理サーバ

    Windows

    A.1 リポジトリデータのバックアップ(Windows環境)

    Solaris、
    Linux

    A.2 リポジトリデータのバックアップ(Solaris/Linux環境)

    運用管理サーバ兼管理対象サーバ

    Windows

    A.1 リポジトリデータのバックアップ(Windows環境)」、「A.3 管理情報のバックアップ(Windows環境)」の順に参照してください。

    Solaris、
    Linux

    A.2 リポジトリデータのバックアップ(Solaris/Linux環境)」、「A.4 管理情報のバックアップ(Solaris/Linux環境)」の順に参照してください。

  4. AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleがインストールされている場合は、旧バージョンレベルのAdvancedCopy Manager Copy Control Module運用環境をバックアップします。

    運用環境のバックアップ方法は、「A.6 環境設定ファイルのバックアップ」を参照してください。

5.1.1.2 ディスクの空き容量の確認

アップグレードインストールを行うサーバのディスクに、アップグレードインストールに必要な容量が空いているかを確認してください。
アップグレードインストールに必要な空き容量は、「本バージョンレベルに必要な空き容量」から「旧バージョンレベルに必要な空き容量」を引いた値です。

本バージョンレベルに必要な空き容量

本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。

旧バージョンレベルに必要な空き容量

旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャープログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド』を参照してください。

5.1.1.3 排他ソフトウェアのアンインストール

本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムに対する排他ソフトウェアの、インストール状況を確認してください。インストールされている場合は、排他ソフトウェアのマニュアルを参照して、排他ソフトウェアをアンインストールしてください。

参照

排他ソフトウェアは、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。

5.1.1.4 データベース領域の見積り

本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用には、データベース領域が必要です。
アップグレードインストールを行う前に、データベース領域を見積ってください。

参照

詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」にある「インストール前の作業」を参照してください。

5.1.1.5 カーネルパラメーターのチューニング(Solaris/Linux環境だけ)

本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用には、カーネルパラメーターのチューニングが必要です。
アップグレードインストールを行う前に、カーネルパラメーターのチューニングを行ってください。

参照

チューニング方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」にある「インストール前の作業」を参照してください。

5.1.1.6 通信サービスに用いるポート番号の確認(Solaris/Linux環境だけ)

本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用では、旧バージョンレベルに比べて、使用するポートが追加されています。
アップグレードインストールを行う前に、使用するポート番号が空いていることを確認してください。

参照

使用するポート番号は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」にある「インストール前の作業」を参照してください。

5.1.1.7 旧バージョンレベルのアンインストールの準備

AdvancedCopy Managerがインストールされている場合は、アップグレードインストールを行うための旧バージョンレベルのアンインストール準備として、以下の作業を実施してください。

  1. デーモンの停止 (Solaris/Linux環境だけ)

    以下のコマンドを実行して、運用管理サーバ上のAdvancedCopy Managerのデーモンを停止します。

    # /opt/swstorage/bin/stopacm
  2. DBアンセットアップの実行

    以下を参照して、旧バージョンレベルのリポジトリ用データベースをアンセットアップします。

クラスタ運用の場合

クラスタ運用している場合は、アンインストールの前に、クラスタアンセットアップが必要です。
クラスタアンセットアップの作業手順は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド』の「クラスタ環境の削除」を参照してください。