PowerSORTは、処理内容に応じて適切なメモリサイズを計算して使用します。
このため、通常はメモリサイズを指定する必要はありません。以下のような場合、メモリサイズを指定してください。
空き(free)の物理メモリ量が少ない場合
入力がファイル以外の場合または標準入力の場合
インコアソートを行う場合
空き(free)の物理メモリ量が少ない場合
PowerSORTは、適切なメモリサイズとして入力データサイズの1/50程度が必要です。この値が空き(free)の物理メモリ量より大きい場合は、空き(free)の物理メモリ量より小さい値をメモリサイズに指定してください。なお、同時に起動するPowerSORTや他のプロセスが利用するメモリも考慮してください。
入力がファイル以外の場合または標準入力の場合
入力データサイズの1/50程度の値をメモリサイズに指定してください。
インコアソートを行う場合
メモリ内にすべての入力レコードが読み込めた場合、一時ファイルを使用せずにソート処理を行います。この処理をインコアソートと呼びます。インコアソートは一時ファイルを必要としないため、ディスクに空きスペースが少ない場合に有効です。
インコアソートを行う場合は、入力データサイズに対して少し大きめの値(注)をメモリサイズに指定してください。
注) 通常は入力データサイズの1.3倍程度ですが、キーの種類、使用する機能などによって大きくなる場合があります。
参照