ページの先頭行へ戻る
NetCOBOL V12.0 ユーザーズガイド(Hadoop連携機能編)
FUJITSU Software

2.12.7 環境変数の指定

MapアプリケーションまたはReduceアプリケーションに対して有効とする環境変数を以下の設定名で指定します。

COBOLの実行に必要なパスはあらかじめ設定されているため、指定する必要はありません。

設定内容

設定名
(NAME要素)

設定値
(VALUE要素)

備考

Mapアプリケーションの環境変数

extjoiner.map.environment

環境変数名=環境変数値

複数個指定する場合は空白区切りで指定します

省略可

Reduceアプリケーションの環境変数

extjoiner.reduce.environment

指定例

<name>extjoiner.reduce.environment</name>
<value>CBR_MESSOUTFILE=message.txt</value>

環境変数「LD_LIBRARY_PATH」に任意のパスを追加する場合、設定値の前に「${com.fujitsu.netcobol.ld_library_path}:」を追加してください。

例:

<name>extjoiner.reduce.environment</name>
<value>LD_LIBRARY_PATH=${com.fujitsu.netcobol.ld_library_path}:/mnt/nfs/user/lib</value>

参考

実行用の初期化ファイル“COBOL.CBR”を使用することもできます。DFS上のMapReduceアプリケーションと同じパスに格納されている“COBOL.CBR”が使用されます。
MapアプリケーションまたはReduceアプリケーションに対して指定した環境変数と、実行用の初期化ファイル“COBOL.CBR”の内容が重複している場合、実行用の初期化ファイル“COBOL.CBR”の内容が優先されます。

参考

Hadoop連携機能により、MapアプリケーションおよびReduceアプリケーションに対して以下の環境変数が設定されます。

環境変数名

概要

MAPRED_TASK_ID

個々のタスクに割り当てられたタスクID

MAPRED_COUNTER_FILE

ユーザー義カウンタを書き込むためのファイルの格納パス