変更内容
Interstage Charset Managerがインストールされていない環境において、翻訳時にCOPY文により画面帳票定義体を複写する場合、NetCOBOLのコード変換ライブラリを使用するように変更になりました。
これにより、Interstage Charset Managerがインストールされていない環境でも、以下の記述を含むCOBOLソースプログラムの翻訳が可能になりました。
COPY 原文名 OF XMDLIB または COPY 原文名 IN XMDLIB
Interstage Charset Managerがインストールされた環境ではInterstage Charset Managerを使用し、Interstage Charset Managerがインストールされていない環境では、翻訳時メッセージJMN1671I-Sが出力され、翻訳に失敗していました。
JMN1671I-S 登録集原文の組込み中に入出力エラーが発生しました.登録集原文の組込みを中止します.
Interstage Charset Managerがインストールされた環境ではInterstage Charset Managerを使用し、Interstage Charset Managerがインストールされていない環境では、NetCOBOLのコード変換ライブラリを使用します。
V10.5.0までと同じようにInterstage Charset Managerを使用する場合は、環境変数LD_LIBRARY_PATHにInterstage Charset Managerの標準コード変換の64ビット版ライブラリの格納ディレクトリを指定してください。
例
LD_LIBRARY_PATH=/etc/opt/FSUNiconv/lib64