ISIの資源を他サーバへ移行する場合の、移行先サーバで実施する資源移入手順について説明します。
資源の移入は以下の手順で行います。
ISIの停止
資源の移入
環境設定ファイルの編集
ISIの起動
各手順の詳細を以降で説明します。
ポイント
クラスタ構成の環境に資源の移入を行う場合、“ISI 導入ガイド”の“クラスタシステムのセットアップ”を参照し、クラスタ環境の設定を行い、esisetclusterコマンドを実行したあとに移入を行ってください。クラスタを構成していない環境の場合、本手順は不要です。
各ノードでの移入は、それぞれのノードで移出した資源を使用してください。
資源の移入を行う前に、ISIを停止してください。停止手順については、“ISI 運用ガイド”の“停止”を参照してください。
資源の移入手順について説明します。
移入対象とする資源は、資源の移出時に移出対象とした資源です。
資源の移入は、以下の手順で行います。
APS環境資源の移入
ISI環境資源の移入
Interstage運用グループの設定
各手順の詳細を以降で説明します。
APS環境資源の移入
APS環境資源の移入の詳細は、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”を参照してください。
ISI環境資源の移入
ISI環境資源の移入は、以下のコマンドを実行します。
isirestore X:\Backup\isi
isirestore /backup/isi
ポイント
移入資源格納用ディレクトリのパスに空白を含むパスは指定できません。
Interstage運用グループの設定
セキュリティ強化を実施するため、Interstage運用グループの設定を行ってください。Interstage運用グループの設定方法については、“ISI 運用ガイド”の“Interstage運用グループの変更”を参照してください。
資源の移入を行ったあと、環境設定ファイルの編集を行ってください。環境定義ファイルは以下のファイルを編集します。
<INSDIR>\etc\def\properties\ESISystemConfig.properties
/opt/FJSVesi/etc/def/properties/ESISystemConfig.properties
以下の項目のホスト名を移行先のサーバのホスト名に変更してください。
com.fujitsu.esi.host
com.fujitsu.esi.systemName
com.fujitsu.esi.msgdb.hostname
資源の移入を行ったあと、ISIを起動してください。起動手順については、“ISI 運用ガイド”の“起動”を参照してください。